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楽学天真のWrap Up


一語一句・一期一会
知的遺産のピラミッド作り

風の果て、なお足るを知らず

2007-12-06 21:00:21 | 人間
藤沢周平、同名のNHKドラマ最終回。
すでに読んでいたが、よいドラマであった。

人間とは欲深い。
たどり着いても、命尽きるまで、どこまでも夢を追う。
未だたどり着いたことのない地平へいった、と他から見えても満足はしない。
なぜならたどりついてしまったのであるからである。

人生に「あがり」はないのである。

しかし、である。
血のたぎる度合いが緩やかになる。
そして、穏やかな時が、夢となる。

血のたぎる人生がある。そして穏やかな人生がある。
今日は朝からそんな日であったなと。

そして夜に良いドラマを見せてもらった。

「風の果て、なお足るを知らず」
いい響きだ。




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かくも難しき人間

2007-07-27 20:37:51 | 人間
人間とはかくも難しい生きものであるとつくづく感ずる。
感情も意見も皆、異なる。夢も異なる。それが国際的関係に及ぶとなおさらである。ボランティアによって成り立っているプログラムであるとなおさらである。思いが通じない時に感情が前へ出る。個人で集団で、その感情を抑え、理性が勝るための努力がつづく。そして、抑えることができた集団と個人のみが新しい地平へいくことができる。「いけいけどんどん」の時は皆幸せである。しかし、それを支える根拠が崩れたとき、それぞれの人間の真価が問われる。なぜかそのようなことは一斉にあちこちで発生するという「同時性」があるというのも奇妙だ。一つ崩れると連鎖するのである。このことを人類は繰り返して来た。そしてこれからも繰り返す。しかし、逆説的に、ひとつうまく行くとそれは正のフィードバックがかかり、他もうまく行くはずである。困難な場面こそ、「するが堪忍、なすが堪忍」なのである。今回はそれが国際的な場面でも試されている一つの場面である。
それにしてもサンフランシスコは寒いね。なにやら映画の有名な場面でマークツエインがいったとかいう「世界で最も寒い夏ーそれはサンフランシスコ」って本当だ。冬に来る時と何も変わらない。今日(今時差ぼけで目が覚めた。こちらは朝の4時半、日本は夜の8時半)、会議の後にアメリカ人どもが野球を見に行くぞ!と張り切っているが防寒服が必要だとか。ぶる!
コメント (2)
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悪あがきのすすめ

2007-07-21 23:51:29 | 人間
悪あがきのすすめ
辛 淑玉
岩波書店

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1週間も時間をあけて本屋へ行くと新刊の新書が溢れている。氾濫とはこのことであろう。
出版界の事情を反映して、キャッチーなタイトルが並ぶ。そんな新書事情を見ると、うんざりし、眺めるだけで買わないことも多い。古本屋の方がいいや、などという気になる。
そんななかでもやはり題名に引きつけられ、手にした一冊。
岩波新書と言えば、新書の老舗。
しかし、最近の新興新書群に押されて、また他の出版社の最近のeasy going路線に押されて不振であったと聞く。
そしていつだったか、岩波新書は新戦略を取る!と宣伝された。
 岩波書店と言えば、リベラルと上品な知識普及を売りとし、それを読む人は「岩波文化人」とさえ呼ばれた。
この本は、そのようなかつての本ではない。岩波新書がより大衆化したことを示している。それは良いことではあろう。
どのような本が多く読まれるかは、実に日本人の政治感覚や思想感覚を左右していく。最近の出版はそれを示していると思う。
この本は、著名な在日である著者の思いの丈を語った本である。このような本が出なくなったら日本のリベラリズムは消え去るであろうと思う。著者も岩波書店はそのことを強く自覚していると思わせる一冊であった。
 読むことぐらいしか私には出来ないが、今後も奮闘して欲しいと思う。
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もう駄目か!

2007-06-26 06:42:56 | 人間
成田発9:55、フランクフルト現地時間午後3時(時差7時間so日本時間午後10時)。ん!予定通り。
2時間まってブレーメンへ。
日本時間深夜ブレーメン着予定。何時か分からない機内食。
もぐもぐ。
しかし突然!酸素マスクが落ちてくる!?
<何だこれ?> なにやらドイツ語。分からん。
しかしその後、serious trouble and we have to land---
<なに!>見ると皆皆必死でマスクにしがみついている!
飛行機は急降下開始!耳が痛い!

<もう駄目か!目の前が陸だ!激突か!>
<ごめん、○○○○最後に謝っておきたかった。ありがとう○○。天国でまた会おうね。>
走馬灯のように浮かぶ。
と、思ったら。アナウンス
Emergency's completed.
<うへ!助かった!>
でも十分脅かしてくれたね。
<勘弁してくれこの経験>
でも意外と落ち着いていたな。最後も楽しむぞとなぜか思ってた。
きっと最後まで生きている原始脳(海馬)が働いて楽に行くぞと。
それを最後に見てやろうと思っていた自分。
ん!面白いかも死ぬことも。と本気で経験した変な体験でした。

酸素マスクを離して、安堵する乗客。しかし耳が痛い!子供が泣いている。
そして老人がおかしい!またまたパニック!
目的地までまだ300kmはある!
途上の空港からバスへ乗り換えルはめ。パニックを経験した乗客はなぜか仲間。
皆、やさしく友達になっている。いいな、この世界。
そして目的の駅へ着くと現地時間零時(日本時間午前7時)
うへ!成田を発ったのは昨日の朝9時(起きたのは5時!)すでに、26時間経っている!
まだ?ここから電車で2時間です(同行の文部官僚)
皆寝てしまう。
結果は?駅寝過ごし。
うへ!勘弁してくれ!
そしてタクシー
ホテルへ着いたのは午前2時(現地/日本時間午前9時)もう駄目だ!すでにずっと前に目が覚めてから31時間経っている!
バタンキュー in the hotel
悲しいかな。時差現地時間午前6時に目が覚める。
8時半会議開始。言葉もでない。
そして、夜。なんか元気になって来たぞ!

なんなのこの時差ぼけ親父達!死を突き抜けた同志たち!
ふ。
もう駄目だ。
寝ます!
コメント (2)
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神田祭

2007-05-12 20:54:32 | 人間
今日の昼間はポッカぽか。
そんな東京のど真ん中で学会の会議をしていたら、なにやら祭り囃子。
今日は神田明神のお祭りじゃないか!
「中断!」
思わず、叫んでしまった。
外へ出てハッピを来た神輿の担ぎ手にシャッター!
つづいてかわいい!集団が来た!
ぱちぱち。


でも今は札幌。
寒くはないが涼しいね。
駅の三国堂でラーメンを食べて。
「うへ!もう向かいに来た!これから南へ下ります」
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