楽学天真のRead & Think

読書はこころの泉。
目がかすれるほどに読みたくなる。
私の乱読記録として、このサイトを再開する。

わらびの行

2018-07-17 18:47:12 | 自然

 

わらびのこう [DVD]
クリエーター情報なし
紀伊國屋書店

昨夜寝ようとYutubeで遭遇した映画。姥捨、爺捨。

捨てる側捨てられる側、相互納得で未来へ託す。間違いなくあったと思われる雪深く貧しい山村の伝承。

消えゆくことを望まれ、また働けるうちはその老力を頼るという悲しい社会動物の人間のサガ。明日は我が身とわかっていても流れに逆らうことは我が身の滅びを早めるだけ。

現代日本でも何も変わらない。そこここに転がっている世間話。

隠居とは何か。どう振舞うか。身につまされる映画であった。

転じて午後は、この分野の人材育成をどうするか、という2時間の集まり。不平は易し、出口は難し。1つだけでいい、前へすすめそうな一歩。まずはそれ。そして次。それが私の今日のまとめ。

雪深き野から持ち帰った「どぶろく」で自らを癒す。

 

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日本人の起源

2008-05-11 21:55:59 | 自然
日本人の起源―古人骨からルーツを探る (講談社選書メチエ)
中橋 孝博
講談社

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昔、学生の頃、日本人の起源論にはまったことがあった。
外来弥生人に対する原日本人としての縄文人。
そして、それらとアイヌと琉球人、熊襲などの関係。
それから随分と時間が経ち、ヒトゲノムもすべて解かれ、昨今はどうなっているのか気になっていた。
新人は、すべてアフリカの一人の女性「イブ」へたどりつくというニュースが世界を駆け巡ったがしっかりとフォローしてはいなかった。
というので関連本をいま読んでいる。

まず、その1。

この本を読んでの感想。
この人類学の世界も、
「ああ、いえば、こういう」
という世界なのだな。
と深く思う。
日本人起源論の昔の大筋は、かわっていない。
むしろ、DNAはそれを大筋で証明したのだ、と理解した。
あとは、細事だ。
どのていど混じったかとか。どのルートで広がったかとか。
弥生人は分かった。
では縄文人は、それはどこからきた?
もっと前。ねつ造事件もあった大混乱の旧石器時代。
しかし、そこは、イブの子孫たちがアフリカから脱出してから、そんなに時間はたっていない(我々の時間感覚でいえば10万、20万年なんて一瞬だからだ)
そこがどうなるのか、やはり楽しみだね。
復活えよ、旧石器時代研究だな。



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梨ラ、フランス

2007-11-07 13:52:37 | 自然
突然、研究室に梨が届く。
差出人、○○○○子?
漢字で書いてある。
ん?誰だろう?宛先は私と学生名。
秘書さん
「どなたですか?」
「エ?分からん。山形県?」
「知らない人が、食べ物なんか送ってきませんよ、普通。なんか曰くでも?」
あわてて、学生に電話。
「あ!そうか!高知のーー。漢字で書いてあるからわからんかった!まして苗字は知らんかった!(ごめんなさい!)」
またまた、やってしまった。同一人に2度も!
もはや、曰く付きだ。
さてさて、その曰くとはーー。
阿蘇山のーー、そして学会の宴会でーー、書けん!恥ずかしくて!


あしたのセミナーの場で、みんなでいただきま~す。
ありがとう。お元気ですか!○○◯こちゃん。
新聞記者ご活躍ください!

食べたい人集まれ!午後2時です!
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嵐の北海

2007-06-28 01:27:52 | 自然
今日も嵐が続いている。
人は皆、冬用のジャケットを着ている。
そうだよね。14℃程度だ。涼しいを超えている。
ここは北緯51度、昔の樺太のロシアとの国境と同じだ。
北海道よりもっと北。
5回ほど、樺太へは行ったが、その時のどんよりとした空と自然と同じだね。
やはりローマから見ると、ドイツは人の住めない寒いところ、ゲルマンだったのだとつくづく思ってしまう。
やはり欧州はとんでもない北国だね。

すると、街角に
<お!これいいぞ!>
「ねえねえ、教えて教えて!あったかい南の国の日本てどんなとこ?>
<この嵐の海を越えて、ずっと、ずっと遠くまで行くとね--, あったかくて、火の出る山があってねーー、猿が住んでいる>
<え?サルッってなに?>
<人間に良く似ていてね、でも体全部が毛て覆われているんだーー>

なんか、そんな会話が聞こえてきそう。

<お!おにあざみだ!この花大好きなんだ!でも強風でじっとしてくんないかなーー、うお!シャッターチャンス>


<おっと、会議に遅れるぞ、こんなことしていると>
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大嵐

2007-06-27 15:53:09 | 自然
いやはや、2日目はどんよりとしていると思ったら、昼から大嵐!台風と同じだ。
傘も役に立たず。そんな中、夜はレセプション。ワインを飲んで、さ!食事だと思ったら、とあるアメリカ人に捕まった。
まずい!今渦中の人!
と、奥さんが一緒。
なぜか、バーのウエイトレスとドイツ語で話している。
「え!なぜそんなにドイツ語がうまいの?」
「私はドイツ人なのです」
それから、延々と人生を話はじめた。
「6歳のとき、父が突然、胃が痛いといって、医者の手術もわるく死んでしまった。
52歳、糖尿から来る腎臓だった。」「死ぬ時の姿はいまでも忘れられない」
<む!やば、メタボだ!人ごとではないぞ!>
涙ぐんでいる。
「戦後のドイツは本当にひどかった。それでも母の助けで3年後、アメリカへ渡った。ニューヨークで28年。」
「多くの友達ができて楽しかった。結婚して初めて家を買ったとき、その窓枠が好きでーー、家具なんか何もなくても幸せだったーーーー」
延々と続く。
<若い時はきれいだんだろうなーー、この人、ん、残念?>
などと考えながら、うんうんと聞き役。
「でも、いまは友達もいなくてーーー、目が見えなくなってーー」
てな時間で、その渦中のアメリカ人とは深刻な話と、日本側の情報探査の思いに関与せず、安堵!
<さて、食事でもいこうか!>
まだ嵐は続いている。

<うひゃー寒!>
と外へ出ると日本人の組がぞろぞろと帰ってくる。
<なに、やっとたの?もうおわったよ!>
なにやら作戦会議だったらしい。
でも、いいや。
<私のメインパートは終わりました>
と、もう一度、一同とバーへ逆戻り。
今日も結局深夜となりました。

町中で遊ぶアザラシの像
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