楽学天真のWrap Up


一語一句・一期一会
知的遺産のピラミッド作り

学会会場横の薔薇

2007-05-23 00:07:05 | 自然
千葉の海浜幕張、国際会議場で先週の土曜から学会が開かれている。
この会場の横には薔薇としゃくなげが咲き誇っている。
昨年は、今年より10日以上遅かったのに、まだ十分に咲いていなかった。
今年はすでに満開である。しゃくなげはほとんど枯れてしまっている。
今年は季節が間違いなく2週間は早い。
ということで、
香り立つ薔薇の美しい姿です。
学会は後、2日続きます。国際会議場の入り口へ向かって右の方へ。
その奥の道路沿いです。










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The Ventures

2007-05-17 23:16:18 | 芸術
最近服を買っていない。
明後日から地球惑星の学会が始まる。
てな、わけで近所のイトーヨカドーに出かけて安スーツを買った。
ズボンが2本ついている!
ルンルン。
少しシックにいくぞ!
ところで、その横に安売りCD。
子供の頃、興奮したVenturesだ!
思わず買ってしまった!
子供ごころに、しびれるエレキギターの「テケテケテケ」に酔いしれたものだ。
ビートルズより前のこと。
いいね。
明後日の発表の準備は明日だ。
その前にこれを聞きながら、明日の論文の打ち合わせの原稿チェック。
今夜は寝られなくともちょっと楽しい気分。
それにしても、今日の雨は凄かったね。
首都高速を走行中であったが、前が全く見えない。それでもビュビュン走る奴がいる。
事故が起きるはずだわいな、雨の日は。
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長安から北京へ

2007-05-16 08:11:13 | 読書
長安から北京へ

中央公論社

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先の九州の古本屋でやはり100円で手に入れた本である。
北海道への機中で読んだ。
手に取ったきっかけは、中国における首都の移転に関わる歴史と思ったがそうではなかった。1976年、文化大革命のまっただ中、4人組の時代に中国を訪れた旅行記と感想であった。中国で接待を受けたせいなのか、必要以上に褒め過ぎではあるが、革命中国が1つとなることは秦漢帝国2000年来の歴史になかったことであり、貧しく文化大革命の嵐の中にあってもこの国の統一は間違いなく世界史的事件であったことは確かだ。
 この本の書かれた時点(1970年代半ば)で中国の人口は8億、それから30年たった今、5割増の12億である。そして今、圧倒的な経済の発展を遂げ、大幅な黒字国家というのが今朝の新聞である。このような大中華は歴史の中で瞬間的には異民族のモンゴル(元)しかなかった。しかし、それは中国人ではなかった。今の中国の君臨はまさに1万年という時間スケールで位置づけられる人類史的事件なのであることを改めて思う一冊であった。
 私は1986年と1987年に、旧満州の北朝鮮の国境近くまで行ったことがある。今の映像を見ると当時とあまり変わらないようにも思うが、北京や西安などは全く違う世界のようである。
 ハンチンソンの「文明の衝突」が激烈に進行しているね。私の人生と寿命を超えて、我が日本、如何に生きん、と思う。
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かるがもの遊ぶ北のキャンパス

2007-05-15 02:44:34 | 自然
札幌は冷たい雨の降る日曜日であった。
午後の講演の前に新緑の芽吹き始める北大のキャンパスを歩いた。
正門を入ると、東京では見られない淡いピンクのつつじが目に飛び込んで来た。
久々のこのキャンパスの自然模様に期待が膨らむ。


理学部と工学部の間には、整備された池が広がる。
遠い昔、この池は整備されないままの水たまりであったが、すばらしい場所へと変貌している。
そして、中谷宇吉郎の「人工雪結晶誕生の地」の碑が横にある。
その横にそっと静かに北大のシンボルの花、エンレイソウが咲いている。


こんなにもまじまじと見るのは久しぶりだ。
なんとも素朴で優しい気持ちになる。
なにやら遠くから寮歌が聞こえてきそうだ。

葉とともに花が出る北海道の桜。
しだれ桜もある。
2ヶ月も季節が逆戻りした感ではあるが、何か風景が違う。
桜は、東京のように一斉に「咲くぞ!」とはなっていないのである。
そこに1本、ここに1本とある。しかも新緑と同居する。
北海道の醍醐味はむしろこの一斉新緑だ。
関西は常緑が多すぎて新緑の感動的春がない。
関東はそこそこ新緑はあるが、春の風情は桜に飲み込まれる。
北海道の春は、この新緑こそ最大の売りである。
灰色であった山が、淡い緑となり、瞬く間にうっそうとした濃緑へと飛躍する。
そして短い夏となるのである。

などと思いながら歩いていると、「ぐぁぐぁ」と声が聞こえて来た。
<わ!かもの親子だ!>
さっき生まれたばかりではないかと思うほど小さい。それが
ちょろちょろと親の後をついて回る。


<なんてすばらしいところだ!>
と思わず立ち止まり眺めてしまった。
研究に疲れた時、このような散策・思索の場を持つキャンパスが
大学というものだろう、とつくづく思う。

そして氷雨の降る中を中央ローンへ回った。
この広大なローンはエルムと白樺の屋根ともいえる大木とともにある。
そして、中央の窪地をせせらぎが流れる。
「この流れにも、いにしえの昔、鮭が上って来たものですよ」
と言った、もう30年も前の教授の声が聞こえてくるようであった。

このような大自然に抱かれた北の学生達の心意気は、
「少年よ、大志を抱け!」という、クラークのアジテーションに奮い立ったのだろう。
クラーク像のうしろにある白樺林は、
今は亡き三浦綾子の小説「氷点」に登場した。
私は学生時代<これがこの小説の舞台か!>とここにたたずみ、
ふと主人公『陽子』の幻影を見る思いにひったことを思い出していた。


30年の時の流れが走馬灯である。

農学部へと続く、芝生には一面のタンポポが咲いている。
雨に濡れ一層あでやかである。
人の少ない日曜日、我が世界を謳歌するように咲き誇っている。


忙しさの中の(飲み過ぎなだけ?)一瞬のリフレッシュ。
溢れるおいしい空気を目一杯吸い込んで、講演会場へむかった。

そして、「この科学の未来」というような講演を1時間半、懇親会、2次会、3次会。
深夜3時まで!
ふー!
でも今日もいい出会いがたくさん!なつかしい顔もたくさん。
ありがとう一期一会。
(月曜日/機内にて)
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歌ある限り

2007-05-13 08:18:25 | 芸術
昨日は、札幌へ着くなり先輩が現れ拉致された。
いざ、薄野へ!
いつものシャンソンカフェバー「銀巴里」へ。
銀座の「銀巴里」は昔、名だたる歌手を輩出したが、世の中からシャンソンブームが去り、なくなった。
http://www.chansonkame.com/p2_f.htm

しかし、札幌「銀巴里」だけはすでに40年、頑張り続けている。
すばらしい歌声とピアノの生演奏を堪能できる。
私も、この先輩につれられて来て以来、何年になるかな?
なつかしい顔ふれが並んでいる。
甲斐熊五郎さん。昔、新宿の「うたごえ」でならしていたという。
もう歳かな?なにやらしんみりした歌ばかりだ。と思ったらーー
やっぱりね。

そして、今回出会ったすばらしい歌声!
カンツオーネの小松原るなさん。
http://www.luna-diva.jp/index.html

時代が時代であればブレークしていたのにと思う。
ちょっとハスキーな声でこころを込めて歌う『カンツォーネ」「愛は限りなく」「歌ある限り」は最高!
今日が最後のステージということで、さほど多くなない客の前で熱唱。そして閉店。
この誠意がすばらしい!
CDを一枚、サイン入りで買った。

いつもなら、「さ!みんなでカラオケだ!」といきたいところではあったが、
今回はさすがに、閉店後のカラオケは自粛!熊五郎さんが行きたそうであるが、やむなし。
そうそう、先日、研究室に現れて、
「実はカラオケ屋でご一緒したことあるのですがーー」
というのはこの熊五郎さんでした。
圧倒的声量で歌う、「サトウキビ畑」「千の風に乗って、なんて最高です。

だって、今日の講演の準備がある。そして医者に言われたばかり?!
やむなし、宿へ帰って、小松原るな、さんのCDを聞きながら準備、と思ったら寝てしまった。

この秋開かれる、私の関連する学会で、ここを貸し切り、歌手付きで密かに変な企画をすることを、この先輩はもくろんでいるらしい。店長はどの歌手がいいですか、と盛んに打ち合わせている。
札幌すずしいね。
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