楽学天真のWrap Up


一語一句・一期一会
知的遺産のピラミッド作り

翼のキャサリン

2007-08-31 02:34:27 | 科学
今日は忙しい日であった。しかし予定外に飲むこととなった。
私より若干若い教授が、ストレスで暴発しそうになっている。
そのことを私は感じ取っていた。
団塊教授群が迫り来る事態に、かつかつてやり残した青春を最後に燃やそうとしている。
そんな夕刻。
ドアを開けたとたん、「ーーーー!!!」
「飲みにいこうか?」
駅の近くのカラオケスナックへいった。
飲んで歌って、彼は元気になったかな?
もうどうせ、電車では帰れない。
そこへ翼のキャサリンの微細矢車。
そのとっておきの3つをお守りとすることにした。



そして、その匠のとてつもない歌に酔いしれた。
彼女の至福はシャンソン。



なぜなのだ?この深夜。
あすは朝から会議だというのに。
やむなく大枚をはたいてタクシー。
いまは休息が薬。
Good night
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科学は不確かだ

2007-08-25 11:52:30 | 科学
科学は不確かだ!
R.P.ファインマン,大貫 昌子
岩波書店

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先週のワークショップの行き帰りの新幹線の中で読んだ本。
最近、文庫本として出版されたファインマンの講演録。44歳のときのものである。
40歳を過ぎたら、人間まっとうなメッセージを語れなければね、ということでもある。
今時の40代はいかが?それを前にした30代は?そして、大人になろうとする20代は?
などというように読み替えることもできる。
私などは、随分前の40代前半ってどうだったかな?
なんて懐古にも使える。
<自分のこの年頃の頃はやば!?>

さて、前のブログに記した本に引きずられて買った。ファインマン本人の講義録。
書かれた時が、まさにキューバ危機の直後で、アメリカはソ連に遅れをとった。核戦争の危機が迫り、世界が恐怖の中にあった時代である。そのことを背景としているので、米ソ冷戦のような政治あるいは倫理問題と科学との関係はどうあるものなのか、を鋭く語っている。また、宗教との関係も鋭く切り込んでいる。
科学の限界と道徳などの人間問題と宗教。
米ソ冷戦は随分前に終わった。
しかし、世界の矛盾はあたかも宗教問題に様相を呈してはいるが、実は人間が命をつなぐための資源エネルギー食料をめぐる経済問題。そしてそれをどう処理するのかの政治と倫理問題。
それらを狭い意味での科学が答えるためには、あまりにも「科学」は未成熟であり、未知が多い。
そのことを素直に認めよう。というのが現代へつながるファインマンメッセージの一つ。
まさに「無知の知」である。
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野依記念館

2007-08-20 20:25:08 | 科学
昨日より国際ワークショップで名古屋大学野依記念館にいる。
ノーベル賞でここまでつくるんだな。
どこかの大学の立て替えに合わせたなんとかホールとは違うね、
同じ理学部でもこの大学の力の入れ方は。
東山の丘にあるキャンパスは森の中でなかなかいい。
でも最大の難点が1つ。どうやらキャンパスは全面禁煙らしい。どこにも灰皿はなく、どこの店にもタバコはない。
こんなことは想定外。途中で切れて今日はもらいタバコ。夕刻、懇親会が終わって、近くのローソンまで片道20分。
汗びっしょりである。キャンパス内のゲストハウスは喫煙可。
「ふ~~っと一服」
これがやめられないよな!
もう発表も終わったし、後3日、一生懸命討論する側に回れば良い。
明後日は紀伊半島一周観測地点見学旅行!
温泉へ行くのかな?どこへいくのかそういえば聞いていない!
なんでもいいからこの暑さから逃れたい!
そういえばこのお盆はどこへもいかず、寝て盆だったな。
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ファインマンさん最後の授業

2007-08-10 22:29:09 | 科学
ファインマンさん 最後の授業
レナード ムロディナウ,Leonard Mlodinow,安平 文子
メディアファクトリー

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これも随分前に買った本。世にファインマンの名のついた出版は溢れている。専門外の私にもどうしても目に留まる。
この本はカルテクで80年代、同じフロアにいた研究員の随筆風思いで話である。
門外の私が読んでも引きつけられる。
何に?
1つは人間模様。同じノーベル賞を取りながら、全くそりの合わないマレーとファインマン。
その根本に原理還元主義のマレーと森羅万象直感重視のファインマンがあり、あうはずもない人間模様を描いている。
これはおもしろい。
遠いギリシャの時代、還元主義のプラトンに対して弟子のアリストテレスは猛反発した構図と同じである。
20世紀物理帝国主義の構図は、物理の中においてさえ究極の還元ーひも理論とその他の物理を巡る関係にもある、とする。
科学におけるヒエラルキーがそのまま科学者におけるヒエラルキーに置き換えられてしまいそうなところは、ノーベル賞のメッカ、カルテクにおいてさえ、いやそこだからこそ貫かれているのかもしれない。究極の物理学者以外は皆、その意味で劣等感に苛まれているのかもしれない。
「ひも理論」を皆やってしまって、あるいは皆、物理をやってしまったら世界は解かれるの?と問わねばならないのだろうね。
だとしたら、不遜で横柄な人間と劣等感に苛まれる科学者の構図は自然を知る上で全く無駄なことだね。
「おー、あれもおもしろい、これもおもしろい」「おもしろいことが一番」といったファインマンが受ける理由はそこにあるのだね。皆、励まされるのだ。

義務感なんかで研究するなんて、やめちまえ!
てなファインマンの声が聞こえてきそうだ。
今日は暑い!猛暑日!

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また夜更かし

2007-08-08 03:18:39 | 生活
あす朝、講演をしなければならずまた深夜族。
ちょっと隙間時間が出来ると、他に手をだしてしまう悪い癖。
今日は終日、会議でその後にちょっと飲んで、そこで明日のプログラムを見せられた。
「まずい!朝イチじゃないか!おまけに内輪の様で、うちわじゃない!」
ちょっと緊張が走る。
最近はちょっと飲むと、すぐに寝てしまう。
帰宅して、ごろっと寝て、目が覚めると午前3時!
<わ~お!む。ここであわてちゃいかん>
ととりあえず、メイルを片付けてと。
<本当に深夜になるとスパムが舞い込む。圧倒的に外国から。日本のも外を土台にしているぞ。なんなんだこの数は!>
自動拒否機能を強化して効かせていたら、あっというまにゴミ箱が満杯になっている。
<おっとと。ゴミ箱に大事メイルもまぎれているぞ!>
てんで、仕事をかたずけてと。
さて、とりかかるか!
夜は少し涼しくていい。
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