相模川、夏の夜空に大輪 「あつぎ鮎まつり
大花火大会」1万発に歓声
8/3(土) カナロコ
美しく夜空を彩った花火
=相模川の三川合流点
相模川の夏の夜空を彩る第78回あつぎ
鮎(あゆ)まつり大花火大会(厚木市な
ど主催)が3日夜、相模川と中津川など
が合流する三川合流点と周辺で行われた。
が続く中、熱中症などに配慮して、打ち
上げ数約1万発は例年通りのまま、打ち
上げ時間を例年の1時間半から1時間に
短縮しての開催となった。
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白、黄、赤、緑…カラフルな光が
夜空を彩った大輪の花火
相模川両岸3カ所に設けられた有料観覧
席は、昨年の約1万席から約1万2千席
に増やした。河川敷とその周辺は約23
万人(主催者発表)の観客で埋まった。
午後7時から打ち上げが始まり、大輪の
花火が開くたびに歓声が沸き、川面にも
美しく映り込んだ。大ナイアガラとスタ
ーマインでフィナーレを迎えた。
4日は、子ども鮎つかみどり、みこし
ショー、ダンスイベント、たくさんの屋
台が並ぶ市民出店村などが行われる。
「白煙が上がっている」、
秦野の工場で火事 焼け跡から遺体
8/3(土) カナロコ
消防車(資料写真)
3日午前6時35分ごろ、秦野市堀山下の
工場敷地内で、「白煙が上がっている」と
通行人から119番通報があった。プレハ
ブ2階建てが半焼し、2階の焼け跡から性
別不明の1人の遺体が発見された。
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横浜中華街で「黒煙が出ている」
秦野署は遺体の身元や出火原因などを調べ
ている。
海老名の水田に米海軍ヘリ不時着、
けが人なし エンジントラブルか、
米側は「予防着陸」 近隣に小学校
や高齢者施設
8/3(土) カナロコ
不時着した米海軍機とみられるヘリコプター。
胴体に「NAVY」の文字が見える
=海老名市社家(読者提供)
3日午前10時55分ごろ、海老名市社家4丁目
の水田で「NAVY(ネイビー)と記載された
ヘリコプターが着陸している」と目撃者から110
番通報があった。在日米海軍厚木基地広報部によ
ると、不時着したヘリは、米バージニア州ノーフ
ォーク海軍基地の第15ヘリコプター機雷掃海飛
行隊に所属するMH-53E(通称シードラゴン)
、同広報部は「予防着陸」と説明している。搭乗
者12人を含めけが人はなく、午後0時40分ご
ろに離陸し、北東約7キロ先の厚木基地(大和、
綾瀬市)に着陸した。
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不時着したヘリ、飛び立つ様子
海老名市消防本部によると、ヘリは厚木基地
から岩国基地(山口県)へ向かう途中にエン
ジントラブルがあったといい、周囲に油漏れ
などはなかった。
同広報部によると、ヘリは同日午前に厚木基
地を離陸した後、現場の水田に着陸したといい、
「原因は現在調査中で、ご迷惑をおかけしてい
ることをお詫び申し上げる」としている。
現場は海老名駅から南に約4キロ。水田が広
がり、近くには小学校や高齢者施設、物流倉
庫などもある。
同市の内野優市長は「大惨事になりかねず、
市民に強い衝撃を与えるとともに、地元住民
の不安と恐怖は計り知れない。国や米軍に強
く抗議し、改めて安全対策の徹底や、迅速か
つ適切な情報提供を強く求めていきたい」な
どとコメントした。
県の三森基康基地対策担当局長は同日、防衛
省南関東防衛局の末富理栄局長に口頭で「住
宅地近くで米軍ヘリが不時着したことは安全
確保のために必要な措置だったとしても、住
民の安全・安心を脅かしかねないもので遺憾」
と抗議。▽事故に関する適時適切な情報提供
▽早期の原因究明と再発防止策の実施▽安全
が確認できるまでの同型機の飛行停止など安
全対策の実施▽不時着地などに被害が確認さ
れた場合の適切な補償の実施-などを要請し
た。
県によると、末富局長は「要請を受け、防衛
省として適切に対応していく」と答えたとい
う。
県内では米軍機の不時着がたびたび起きてい
る。直近では2013年12月、三浦市の埋
め立て地に厚木基地のヘリが不時着、横転し、
乗組員2人が負傷する事故が発生した。
秦野たばこ祭と伊勢原道灌まつり
費の確保に苦心
8/3(土) カナロコ
クラウドファンディングで打ち上げ花火
の財源を確保する秦野たばこ祭
(昨年の開催から)
ともに市最大のイベントで、9月末から2週
連続で行われる秦野市の秦野たばこ祭(9月28、
29日)と伊勢原市の伊勢原観光道灌(どうかん)
まつり(10月5、6日)について、両市が運営
費の確保に苦心している。物価高騰などに伴う
経費が増加しているためで、あの手この手で協
賛金を募ろうとしている。
【写真で見る】5年ぶり復活、鎌倉花火大会
クラファンで寄付を募る
秦野たばこ祭では、フィナーレを飾る打ち上げ
花火の財源は募金や協賛金が予算ベースで5割
弱を占める。近年の物価高騰などのあおりを受
け、原料や人件費を含んだ花火会社に支払う委
託料として、約100万円の増加を見込んでい
る。
秦野市は少しでも財源を確保しようと、昨年に
続いてクラウドファンディング(CF)を実施。
運営サイトを経由せずに独自運営とすることで
委託費を削減。25品目あった返礼品は、祭り
会場にも実際に飾られる「メモリアル名入れ提
灯(ちょうちん)」といった人気の8品に絞り
込み、返礼品購入や送料など約17%の削減を
図った。
一方で体験型返礼品として「花火桟敷席」を昨
年の45人分から360人分に拡大。混雑なく
観覧席が確保できる点をアピールし、さらなる
出資につなげたい考えだ。
CFには今月23日現在で47組計約45万円
の応募があったという。市観光振興課は「メリ
ットを感じてもらう内容を提供し、祭りを楽し
んでもらいながら支援につなげたい」と話して
いる。
伊勢原観光道灌まつりでは、支出に対する収入
は約5割止まりという。残りは伊勢原市などの
負担となるが、今年は交通整理や警備に昨年比
約1・5倍の費用増が見込まれている。
市はプログラム掲載の広告費やメインパレード
の協賛費、それらに貢献した上でのぼり旗に社
名を記入できる特別協賛費など、さまざまな手
段で協力金を募る。市商工観光課は「昨年は約
1800万円が寄せられた。目標の2千万円を
目指したい」と力を込める。
秦野たばこ祭への問い合わせは秦野市観光振興
課、電話0463(82)9648。伊勢原観
光道灌まつりへの問い合わせは伊勢原市商工観
光課、電話0463(94)4729。
宮崎で栽培方法学ぶ これなら横浜でも…
マンゴーに挑戦する若手農業者
8/3(土) カナロコ
温室内で、収穫したアーウィン種の
マンゴーを手にする小川名さん
=7月29日、横浜市旭区下川井町
横浜市内の若手農業者が、高級フルーツと
して知られるマンゴーの栽培に挑戦してい
る。横浜ワタヤファーム(同市旭区下川井
町)の代表小川名駿さん(26)は、国内
有数の産地である宮崎県で栽培方法を学び、
今年から実家で育てている。温暖化で暖房
費が抑えられるメリットを追い風に、「マ
ンゴーを横浜の特産品にしたい」と意気込
んでいる。
【横浜マンゴー】
甘みと酸味のバランス、認定基準をクリア
小川名さんは3月から、自宅近くに建てた
温室で鉢植えしたマンゴーの木30本を育
てている。水やりや温度管理、樹体づくり
などに細心の注意を払い、赤い「アーウィ
ン種」を中心に5品種を手がける。
400年以上続く農家の14代目。玉川大
学農学部では2年間、研究室で「おいしく
て栄養価が高い」(小川名さん)熱帯果樹
の栽培方法を学んだ。専門だったグアバの
ほか、マンゴー、パッションフルーツなど
多様な果樹の世話をした。
2020年に卒業した後は地元の農協に勤
めながら、休みを利用して宮崎県のマンゴ
ー農家をアポイントなしで次々訪問。この
時出合った最高級の完熟マンゴーを栽培す
る宮崎の農園に22年に再就職した。周囲
の農家にも学びながら、責任者として働い
ていた。
技術を習得するうちに、「これなら横浜で
も育てられるのではないか。横浜の農業に
も貢献したい」との思いが強まった。今年
2月に農園を辞め、自宅で父親の重典さん
(58)と農作業に励んでいる。
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