パリ五輪や新紙幣、朝ドラゆかりも…
海老名で恒例、ユニークかかしお目見え
9/12(木) カナロコ
ユニークなかかしが並ぶ
「中新田かかしまつり」
の会場=海老名市中新田
海老名市中新田の水田で、毎年恒例の秋
の風物詩「中新田かかしまつり」が開か
れている。パリ五輪・パラリンピックや
新紙幣発行といった世相を反映したもの
などユニークなかかし39作品を楽しむ
ことができる。22日昼まで。
【写真でもっと見る】
田んぼの中で壮観 パリ五輪の
あの競技やこの競技、新紙幣、
朝ドラゆかりのかかしも…
「中新田かかしまつり保存会」の主催。
昨年まで会場だった水田は今年3月末
に市街化調整区域から市街化区域に変
更され、土地区画整理事業が行われて
いるため、今年は近くの水田に場所を
移した。
会場には、五輪競技として今年のパリ
大会で初採用されたブレイキンの選手
や、放送中のNHK連続テレビ小説
「虎に翼」を意識した法服姿、新紙幣
をデザインしたものなど個性豊かなか
かしが並んでいる。
保存会の飯島康利会長(61)は、
「小学生や一般の方が作品をたくさん
出してくれた。毎年のことだが時代に
合った作品が多い。きれいに展示して
あるので多くの方に見てほしい」と来
場を呼びかけている。
竹芸で魅せる「人間国宝」
藤塚 松星さん(75)
タウンニュース
作品制作に没頭する藤塚さん
大磯町在住の藤塚松星さん(75)
=本名・藤塚洋史さん=は国重要無形
文化財「竹工芸」の保持者として昨年
7月、国の文化審議会文化財分科会で
追加認定された。
「人間国宝」とも呼ばれる栄誉に「70
歳も超えて、ひっそりとやっていこう
かなと思っていたけれど、認定された
からにはもっと頑張らなければ」と笑
いながら話す。
23歳から竹工芸作家の馬場松堂氏=
本名・助治さん=のもとで腕を磨き続
けた。竹を加工して花かごや盛かごを
作るなか、大好きな天文をテーマにし
た『天の河』や『彗星』などの独創的
な作品も生み出した。
挑戦が出会いに
自身が生み出した、見る角度によって
色が変わる技法「彩変化」が評価され、
最近では海外のフラワーアーティスト
から依頼された複雑な曲線を合わせた
花器も制作。「渡された設計図を見た
時はびっくりしたけれど、やってみよ
うと決意した」と新たな挑戦にも臆さ
ない。
「長年続けて師匠やいろいろな人と出会
えた」と竹工芸を通じた経験をもとに、
今後は普及のため「多くの人に竹芸を知
ってもらう機会を作りたい」と意気込ん
だ。
旭彩会水彩画展10日から
平塚市美術館
タウンニュース
コンク,フランス側の巡礼宿場
木下一士画
第29回旭彩会水彩画展が9月10日(火)
〜15日(日)に平塚市美術館市民アート
ギャラリーで開催される。午前9時30分
〜午後4時50分(初日は1時〜、最終日
は3時30分)。入場料無料。
同会の講師を務める木下一士さんと会員
17人による水彩画の静物画や風景画など
約70点が展示される。(問)同会宮崎房
子さん【電話】0463・34・7165
平塚在住岸さん
人・祭・唄を展示
9月10日〜 ギャラリー1045
タウンニュース
『平塚八幡宮七五三』
平塚市在住の岸一夫さんの個展「岸一夫
アクリル画作品展」が、9月10日(火)
〜15日(日)、ギャラリー1045(平塚
市明石町1の1東横イン1階)で開催され
る。午前10時30分〜午後5時30分(最終日
は4時30分)。入場無料。
喜寿を記念に「人が好き・祭りが好き・唄
が好き」をテーマにしたアクリル画36枚を
展示する。
(問)同ギャラリー【電話】0463・
22・7625
「幻の芋」出荷始まる
クリマサリの目合わせ会
タウンニュース
クリマサリの出来を確認
する部会員
農地減少などさまざまな要因で「幻の芋」
とも呼ばれるクリマサリの出荷が8月26日
から始まった。JA湘南甘藷(かんしょ)
部会の部会員が平塚営農経済センター集荷
場で、出荷規格を確認する「目合わせ会」
を行った。
ホクホクとした食感と上品な甘さが「栗に
も勝る」おいしさということから名づけら
れ、現在平塚市内17の農家で栽培されてい
る。大野地区で1960年ごろから栽培が
始まり、毎年8月下旬ごろから収穫が始ま
る。
この日集まった部会員12人はクリマサリを
手に取り、「良い出来だ」と品質に自信を
のぞかせた。
吉川市郎部会長によると、天候条件が良か
ったことなどもあり、今年の出荷量は昨年
より3トン多い、約17トンを見込んでいる。
10キロ、5キロ、800グラムが販売され、
JA湘南直売所「あさつゆ広場」で11月
上旬まで購入できる。
吉川部会長は「良いクリマサリができた。
ふかしたり、天ぷらにして食べてほしい」
と話した。
東海大学
ソーラーカーで全国優勝
アクシデント乗り越え
タウンニュース
賞状とトロフィーを手に
ほほえむ東海大生
東海大学ソーラーカーチームが8月10、
11日に秋田県大潟村ソーラースポーツラ
インで開催された「ワールド・グリーン・
チャレンジ」のワールド・ソーラーカー・
ラリーで3度目の総合優勝を果たした。
全国の高校や大学、社会人のチームが参加
した同大会。2日間で1周25Kmのコースを
走り、総走行距離で順位を競った。同チー
ムは2019年に開催された世界大会で準
優勝したマシン「2019年型トウカイ・
チャレンジャー」で挑んだ。
ソーラーカーを走らせる電力をまかなうた
め、車体に貼ったソーラーパネルは200
枚に及ぶ。ドライバーのほか、電気系統の
メンテナンス担当者などチーム一丸となっ
てコースを駆け抜けた。
初日に電気系統のトラブルやタイヤのパン
クに見舞われながらも、「事前に想定して
いた」と冷静に対処。天候やマシンの状況
を見ながら最終的に875Kmを走り、2位
と50Kmの差をつけての優勝だった。
プロジェクトリーダーの熊林楽さん(20)
は「メンバー全員が自分の力を発揮できた」
と話し、小平苑子さん(22)は「周囲の期
待もある中、優勝できてホッとした」と笑
顔を見せた。
同チームは世界大会に向けて新たな車体を
設計開発中。優勝の経験を糧に11年以来3
度目の世界一を目指す。
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