場末の雑文置き場

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映画「イントゥ・ザ・ウッズ」感想

2016年11月25日 | 映画・ドラマ

評価が低いのも割と納得できる出来だった。歌はいいんだけどストーリーが……。

展開がいろいろと強引な上に理不尽すぎて、ついていけなかった。多分これは不条理コメディなので、理不尽な作りはわざとなんだろうが。とにかく、私には合わなかった。

一番思ったのが、巨人(特に妻の方)が可哀想だってこと。ジャックに親切にしてあげたのに、物は何度も盗まれるわ、夫は殺されるわで。怒るのは当然じゃないか。最終的には自分も殺されるし。あんまりだ。
元々のおとぎ話の「ジャックと豆の木」もひどい話だからなあ。ジャックは不法侵入→窃盗→殺人のコンボをやらかしてるし、完全に巨人が被害者なんだよな。

「人を殺していいのか」と、赤ずきんが巨人を倒す計画に疑問を呈する場面があったり、「巨人は本当はいい人かも」と歌っていたりして「おっ?」と思ったんだけど、「巨人は人じゃないからこれは殺人じゃない」と片付けられ、巨人はあっさり殺されてしまった。なんだよそれ。

この映画の登場人物はなかなかのクズ揃いだが、その中でもジャックは特にひどい。後半でいろいろ困ったことになるのも、大体こいつのせい。
しかも反省しない。謝らない。なんでも人のせい、自分は悪くない、という発想。本当に最低のクソガキ。死ねばいいのに。
ジャックを巨人に引き渡すのが一番いい、と魔女が言っていたが、私もそう思った。私も「お人好し」じゃないからね。

あの中では魔女が一番常識人かもしれない。娘を塔に閉じこめたりとか、結構ひどいことしてるんだけど、他の連中がアレなので相対的にマシに見えてきてしまった。


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