場末の雑文置き場

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世界体操モントリオール大会最終日の感想

2017年10月09日 | スポーツ

【平均台】
報道ステーションでも取り上げられていたオランダのサネ・ウェイハース選手、決勝に残れなかったのか。オリンピックのときの演技が素晴らしかったんで、また見たかったんだけどな。残念。
平均台が得意ではないはずの村上が決勝まで残っていたことに驚いた。しかも最終順位は4位。素晴らしい。
寺本は最初に大きなミスがあったのが残念だった。


【平行棒】
前評判通り鄒敬園が優勝。派手さはないけど綺麗な演技。技と技のつなぎが流れるようだった。
2位はベルニャエフ。鄒敬園よりEスコアが高かったのが意外。
3位はベルヤフスキー。でもカットされてしまったのでどんな演技をしたのかはわからない。テレ朝ひどい。
採点ルールが変わって点は出にくくなっているはずなのに、それでも1・2位の選手は16点近く、5位までの選手は16点超え。レベルの高い試合だった。


【鉄棒】
宮地、二度目の離れ業で落下してしまったけど、新技は成功! 失敗した技を直後にやってくるってすごいよ。全体的に攻めた演技だった。
ゾンダーランドはミスしたけどそれで却って技術の高さを感じた。あの状態でよく落ちたり回転が止まったりしなかったな。
ベルヤフスキーは相変わらず個性的で面白い演技だった。


【女子床】
村上は個人総合のときもいい演技だったけど、それを更に上回る出来。日本女子の床での金メダルは初めてなんだ。村上すごい。
2位のキャリーの演技も素晴らしかった。点が出るまで村上負けるかな、と思ったくらい。
ただ最終演技者フェラーリにトラブルがあって、ちょっと後味は悪かったかな。


【跳馬】
予選で一位だったと聞いてヤン・ハクソン復活した! 嬉しい! って喜んでたらあれ? いない?
……直前に怪我で棄権してしまったらしい。ショック。この後のことがすべて吹っ飛ぶくらいの。すごい好きな選手なもんで。セグァンさんもいないし、かなり寂しかったな。
で、白井がまさかの優勝。2位のラジビロフとは0.0001差。
難しい技をバンバンやってくれる選手が好みなんで、難度を抑えて優勝っていうのがなあ。回転系の技が評価されにくいっていうのも悲しい。白井は素晴らしい選手だし、せっかくの優勝に水を差すようなことを書くのもアレなんだけど、私はラジビロフの演技のほうが好き。
3位はキム・ハンソル。床は残念だったし、同じ韓国のハクソンの件もあったので、メダルがとれて本当によかった。
4位はドラグレスク。まだ現役ってだけですごいのに。それより年上で出産経験もあるのにまだ出てるチュソ様はもう化け物だな。


【テレビ放送に関して】
終わってみて、テレ朝の放送について思うこと。事前の宣伝は多かったけど、全体的にフジのほうが良かったな。ライブでノーカット放送してくれたし。
男子個人総合の放送には文句なかったよ。ゴールデンタイムだったし、尺も長めに取ってくれて、第一グループ全員の全演技を映してくれたし。
問題はそれ以外。昼のあんな時間に放送するくらいだったら、深夜に生放送してくれよ。しかもいろいろはしょりすぎ。せめてメダリストの演技は全員分放送してほしかった。
予選も一切放送してくれなかったしな。フジなんて2011年にはBSで日本が出ていない予選の組も放送してくれたりしたのに。それで中国選手の予選の演技がたっぷり見られて嬉しかったなあ。


【その他】
今まで日本女子は男子に比べると全然成績を残せていない印象だったけど、強くなってきた。床で金メダルをとっただけじゃなくて、個人総合で二人入賞できたし。
男子は白井はすごいんだけど、層の厚さを見ると日本より中国のほうが上のような気がした。来年の男子団体は中国がとりそう。グラスゴーとリオオリンピックで団体金をとれたのはやっぱり内村の力が大きいし、その内村も年齡を重ねてこれまでのような圧倒的な強さではなくなっていくだろうから。


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