場末の雑文置き場

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「ウロボロス」最終回感想

2015年03月22日 | 映画・ドラマ

ウロボロス、男二人の心中エンドだった。

……うん、これはBLだ。紛れもなくBLだな。腐女子フィルターなくても。
今まで散々BLくさいドラマだと言われてても、いやそうじゃないだろ、竜哉は結子先生に惚れてるしイクオには日比野さんがいるじゃないか、と否定してきたのに。

イクオはビンビンに立っていた日比野ルートのフラグをへし折って、夢も希望もない竜哉ルートを選んだ。
悲しい結末だけど、でもこれでよかったと思う。
イクオは犯罪者で、少なくとも二人は人を殺しているわけで。その罪にも問われず、しれっと日比野さんと幸せに暮らしても胸糞悪いだけだ。自首エンドでも良かったというか、そのほうが私は好きだけどこれはこれで。

今まで驚異の不死身っぷりを見せていた竜哉。最終回だけ子供に一発撃たれたくらいであっさり死ぬんだな。
でもすぐに医者に連れていけば死ななかったかもね。まほろばなんか行っとらんと、早よ病院行けとは思った。もう無理して生きる気がなくなったということなんだろうけど。

twitterでちょっと検索してみたら、竜哉を撃った警視総監の息子許さんていう意見が結構多くて驚いた。
いや、彼はなんも悪くないと思う。むしろ被害者だよ。竜哉に銃付きつけられたりもしてたし。怖かったんだよ。お父さん助けたくて必死だったんだよ。いい子じゃないか。銃を持って人の家に上がり込んだ竜哉が殺されるのは、正直自業自得だと思う。
捕まりはするだろうけど、情状酌量の余地がかなりあるからそう重い罪にはならないだろう。でも人を殺してしまったっていう事実が一生もののトラウマになりそうで気の毒だ。

竜哉はドライブの途中で事切れている。だからイクオが一人で竜哉の死体をまほろばの中に運び込んだんだよね。その様子を想像するとちょっと笑える。
そして死体に笑顔で話しかけるイクオ。これは怖い。狂ってる。最初はヤクザの竜哉のほうが怖いと思ってたけど、違った。イクオのほうが数段ヤバい奴だった。

残された日比野さんはすごく可哀想だ。お父さんも殺されてるし。
日比野さん、いい子だと思う。私は日比野さんが一番好きだ。戦闘力高くて頭も良くてキリッとしていて、なおかつ健気ってところがとてもいい。
「俺がお前を守る」的なことを言う男は嫌いだけど、日比野さんの「龍崎さんは私が守ります」発言にはなぜかぐっときたよ。日比野さんかっこいいよ日比野さん。

でも仮にイクオが生きていて日比野さんと一緒になっても、二人とも幸せになれなかったと思う。日比野さんはとってもまともな人だから。イクオと違って。それをわかってるからイクオも日比野さんを選ばなかったんじゃないかな。


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