場末の雑文置き場

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ドラマ「テセウスの船」最終回感想

2020年03月27日 | 映画・ドラマ

ネタバレ。

毎回ハラハラして続きが気になって面白かったけど、ツッコミどころの多いドラマであることは間違いなかった。
最終話で一番思ったのは「語り合ってないではよ救急車呼べよ」ってこと。未来が変わっても姉ちゃんの顔が整形後の顔と同じなのも気になった。
思い返してみると、第一話で心さんが自分より体重のありそうなお父さんを一人で引き上げたところもツッコミポイントだったな。現代編でみきおに刺されたときに会話を録音してたことをバラしちゃったのも迂闊すぎたし。

ラストは良かった。絵面はとても幸せそうなのにハッピーエンドと言い切れない感じがなのがいい。あそこにいる心さんはこれまで見てきた心さんとは別人なんだよな。幸せな未来になったら、あの心さんの居場所はどこにもなくなる。だからああなるしかなかったんだろう。でも心さんの望みは叶ったわけだからバッドエンドでもないかもしれない。ビターエンド。

黒幕の正体にはちょっとガッカリ感があった。みきおと比べて小物に見えて。「あれだけ引っ張っといてこいつかよ」と失礼ながら思ってしまった。
配役を見た時点で犯人予想からは外してたんだけどな。演技経験の少ない芸人にまさかそんな重要な役はやらせないだろうって。だからやっぱりちょっと迫力不足感は否めなかった。せいやと竜星涼(翼)、配役逆でも良かったんじゃないかな。年も同じくらいに見えるし。
みきおのキャラ造形が良すぎたのも、正志がショボく見えた原因の一つではあると思う。みきおは最高にキャラが立ってて魅力的だった。動機にも驚かされたし、子役の演技も上手かった。あの外見とやってることのギャップも良かった。

あと、金丸刑事がなんだかかわいそうだったな。本来死ななかった人だったのに心さんの介入で死んでしまって。それで死んだ後あまり触れられないし思い出されない。まるで最初からいなかったような感じに。同僚が死ぬって大事件だし、心さんやお父さんのために動いて死んだのに、ちょっと冷たいんじゃないか? 思い出してあげてよ。
本来死ななかったという意味では翼もそうなんだけど、あの人はDV野郎だし子供に対する性犯罪の疑惑もあるからまあいいや。


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