<6月の雨>
庭の花や木々が冷たい雨にぬれて
元気がなくなっていたけど
お日さまにっこりしてきたら 嬉しそうに 輝いて 満面の笑みを返す
すごいな 花って すごいな自然
雨も 冷たさも 花を強くし 綺麗にする恵み
たとえ冷たい雨に降られて 心の底が震えるようなときも
それは心を強くするためなのかもしれない
そして
晴れた空からそそぐ温かな光が戻るとき
光のありがたさを味わえるように
<どしゃぶりの雨>
夏 身を避けたくなるような じりじりの光に
しりごみしそう
乾いた土が ひび割れて
水遣りの時間をじっと待っている
あと少しでやってくる
どじゃぶりの雨も恋しいな
流した涙も 気づかれないから
<さめざめ泣く雨>
夏の別れがさみしくて
さめざめ泣く秋の雨
花も散り 木々の葉も はぎ落とす
澄み切った高い空から
こぼれ落ちる光に照らされて
赤や黄色の絨毯を
歩いているとわかるんだ
生き抜いてきた温かいいのちのぬくもりを
一度 死ぬんだね でも 美しい
その美しさに 涙がでるんだ
<雨の休憩中>
いのちは 深い眠りにつくために 静かにそっと よこたわる
雨は しばらく そらの上で 休憩中
かわりに ふわふわ 白い華が舞い落ちる
地面の奥底で 時が来るのを待っている
新しいいのちのはじまりを待っている
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雨が多かったので、こんなことをなぐり書きしたりして。
4月からは札幌で、6月からは旭川でボイストレーニングしたり、頑張ってる。
もっとほんとは歌いたいけど、今は創作期。あせらずじっくり、出会いのあるところで歌います。
元気よ、といいたいけど、2-3日前から風邪をひいちゃって。
きっとすぐ治ります。寝て、食べて、水分とって。
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インスプレーション
いつでも 喜んでいなさい (聖書)
冬があり夏があり
昼と夜があり
晴れた日と
雨の日があって
ひとつの花が咲くように
悲しみも
苦しみもあって
私が私になってゆく
「悲しみの意味」 詩・星野 富弘