16年ぶりに訪れたオレゴン。
この16年間という時間にここ日本で私にそして私の周りに起こったことなどは全く知らぬ顔で
私に微笑んでくれた。
帰ってきたよ。第二の故郷。
あのころから、私も年を重ねたわけで、長い飛行機の旅や、久しぶりの一人きりの海外に戸惑うかと思いきや
案外、私、大丈夫だった。わからないことは素直に聞いたし、知ってるふりしなければ、助けてくれる人が必ずいる。
入国審査は少し緊張した。だってね、前の日のパッキングで、乾燥した手のあっちこっちが切れていたもんだから、指紋が写りづらくなちゃって、審査員がいぶかしげな顔でこっちみるのね。
そして「何の職業だ?」って聞くの。一瞬びっくりするでしょう。なんか私疑われるような仕事をしてるとでも思われた?なんてね。
でも、すぐに気が付いたの。絆創膏張りまくっていたので、あぁ、手が荒れてるからか・・・。よっぽど、重労働していると思ったのね。
私「主婦よ。手が乾燥していて・・・」
そしたら、傷口にしみるクリームを塗らされて(最初は親切にハンドクリームでもくれたのかと思った←のんきな私)、指紋をとられたよ。
なんていうかさ、審査員の人が真面目なんだか、ユーモアあるんだかわからんが、もっと直接的に聞いてほしいもんだよね。
「なんでこんなに手が荒れてるんだ?」って。
やれやれ、入国はOKでしたが、お次は荷物チェック。結構厳しく見られたな。
次行くときは、もう少し、荷物は少なめにしよう。
つづく。