「ことりっぷ角館・盛岡」など各種旅行ガイドブックに掲載のため秋田県の角館にある「角館歴史村・青柳家」へ土曜の9:45くらいに一人で行ってきました♪
↑薬医門
「角館歴史村・青柳家」は、堂々とした構えの薬医門がある武家屋敷で、格式高い茅葺き屋根の母屋をはじめ、青柳家に代々伝わる膨大な資料が以下で展示され、かなり素晴らしかったので紹介したいと思います♪
・武具を集めた武器蔵
・解体新書記念館
・秋田郷土館
・武家道具館
・時代体験庵
・ハイカラ館(アンティークミュージアム)
↑青柳家の説明
↑角館歴史村・青柳家の案内
今回時間があまりなく駆け足で、1時間ほどかけて見学しましたが、それら展示が半端ない量なので、今度はゆっくり半日くらいかけて楽しみたいと思いましたね♪
また邸内は約3,000坪もあり、四季折々にシダレザクラをはじめ、草花などを楽しみながら散策もできます♪
四季折々で楽しみたいですね。
入口で入場料を支払いますが、大人の休日倶楽部サービス提供で50円引きとなり450円税込で入れました♪
↑入場料支払い場所
↑邸内入口
そして案内図がありますが、かなり広く建物もたくさんあることが分かります♪
↑案内図
まずは武器蔵に行きます。
↑武器庫入口
入ってすぐには大きな東北地方の江戸時代の古地図があり、これはかなり興味深かったですね♪
当時の大名の所領も分かります♪
↑大きな江戸時代の古地図
そしてここには青柳家が、秋田藩の要職に就いていた時代の武具や、それ以前に甲府にいた頃の武具などが展示されているとのことでしたね。
↑展示内容説明
↑刀など
↑鎧など
↑刀や槍など
↑火縄式短砲など
それから実際に刀を持つことができたのは嬉しかったです♪
想像以上の重さでした!
↑実際に刀を持つ
そして解体新書記念館へ向かいました♪
↑解体新書記念館入口
小田野直武は、蘭学に精通した平賀源内の手ほどきで西洋絵画を学び、才能があったことから解体新書の解剖図を描くだけでなく、日本初の西洋技法絵画の秋田蘭画を創始していたとは素晴らしかったですね♪
↑小田野直武の解説
↑絵画
当時の日本は人間の体内の内蔵などを明らかにした解体新書に衝撃を与えられたようです。
なおこの小田野直武は青柳家と姻戚関係にあったようです。
そのためか小田野直武は青柳家へ解体新書を贈ったようです。
↑解体新書の画家である小田野直武
↑小田野直武の解体新書に対する言及と現代語訳
↑解体新書表紙
↑解体新書解剖図
↑解体新書解剖図
↑解体新書解剖図
なお解体新書はトーマス・バルトリン解剖書を参考に描かれたようで、その比較も興味深かったですね。
↑トーマス・バルトリン解剖書との比較
それから当時の日本地図があり、今に残る地名が興味深かったですね♪
↑九州の地図
↑関東の地図
そして小田野直武の年譜もありました。32歳と若く亡くなっていたとは驚きでした。
↑小田野直武の年譜
外に出ると小田野直武の胸像があり、そしてその生涯を絵付きで説明していたのは秀逸でしたね♪
↑小田野直武の胸像
↑小田野直武の秋田蘭画の歩み
↑小田野直武の秋田蘭画の歩み
↑小田野直武の秋田蘭画の歩み
↑小田野直武の秋田蘭画の歩み
↑小田野直武の秋田蘭画の歩み
↑小田野直武の秋田蘭画の歩み
↑小田野直武の秋田蘭画の歩み
それにしても庭が広大で散策が気持ち良いです♪
↑庭
そして秋田郷土館へ入りました♪
↑秋田郷土館
囲炉裏やタンス、襖絵など素晴らしいです。
↑囲炉裏など
↑襖絵
↑部屋
それから2階に上がると、昔の写真がかなり掲げられ興味深かったです♪
幕末の1854年以降に遣外使節した時の写真とのことです。
↑幕末遣外使節の説明
エジプトのスフィンクスでの写真があるとは興味深く、しかもちょうど侍が落下している瞬間とは驚きでしたね。
ということは実は当時から露出時間が短く撮影できたようです。
また当時は船上で食中毒に苦しんで2/3はスフィンクスへ行けなかったようです。
↑エジプトでスフィンクスから侍が落ちる
↑当時の旗本など
当時の若者の顔つきは現代と変わりませんね。
また顔には天然痘の跡もあり、当時猛威を振るっていたことも分かり興味深いです。
↑内田恒二郎など
↑幕末期の武士の説明
↑幕末期の武士の写真
また江戸時代の行商の写真も興味深かったですね。
↑江戸時代の行商
それから薩摩藩が西洋技術や文化を積極的に取り入れていたことが書かれていました。
↑薩摩藩の説明
↑温版写真
また人体解剖学のはじめの写真もありました。
↑人体解剖学のはじめの写真
当時の写真撮影は今の価値で1枚約60万円もしていたとはかなり貴重です。
↑当時の写真撮影
また吉原遊廓の写真も興味深かったですね。
↑吉原遊廓
それから当時は鈴虫売りが繁盛してたようです。
まぁ美しい音色ですからね。
↑鈴虫売り
京都の川床風景も興味深いです。
気持ち良さそうです♪
↑京都の川床風景
そして隅田川風景も興味深かったですね♪
↑隅田川風景
↑隅田川風景
それから幕末写真を現在プリントするのは大変だったようです。
↑幕末写真について
また建設中のエッフェル塔や開港後に函館にひしめく黒船など、どの写真も興味深かったですね♪
↑建設中のエッフェル塔
↑東京の浅草の十二階堂(凌雲閣)、荒廃する江戸城
↑渡し船等
↑六本木等
↑下関戦争など
↑新聞売り
それから実物の明治政府高官大礼服もありました。
さすがかなり立派です。
↑明治政府高官大礼服
それから古いレコードなどがたくさんあるのには驚きましたね。
↑レコードの部屋
↑勧進帳のレコードなど
↑蓄音機など
↑レコードの説明
↑たくさんのレコード
↑レコード
↑レコード
↑レコード
そして外に出て、庭を楽しみながら
武家道具館へ向かいます♪
↑庭
↑武家道具館入口
武家道具館に入ると大きな熊の毛皮や器、皿、本などもありましたね♪
特に皿などはさすがどれも上質です。
↑熊の毛皮
↑壺や皿など
↑お皿
↑当時の本
↑当時の本
また歌舞伎関連のポスターもありましたね♪
尾上菊五郎や、後で團十郎もあり今に繋がっているので興味深いです♪
↑尾上菊五郎
↑人形
↑押絵の説明
当時の新聞もあり、青柳家では3千部も保存しているとは現代では貴重で、さすがです!
↑当時の新聞
↑当時の本
↑市川團十郎など
↑当時の金庫等
↑江戸町割図
そして外に出ると、古い消防車もありました。
↑古い消防車
↑庭
それから時代体験庵があり、籠を担いだり、乗ることもできるようでしたね。
↑時代体験庵
そしてハイカラ館に入ります♪
綺麗なカフェや売店にもなっていましたね。
2階が資料室でした。
↑ハイカラ館入口
↑ハイカラ館の中
↑階段
2階にはカメラ、蓄音機、時計がたくさんあり驚きましたね。
それにしても青柳家は当時最新のものを入手し、そしてきちんと保存しています。
↑収集の説明
↑ソファなど
↑時計や蓄音機など
↑時計や映写機
↑カメラ
↑時計や蓄音機
そして売店もあり色々購入もできました♪
↑売店
そして外に出ると、お祭りの山車もありましたね♪
↑山車など
そして神社もあるとはさすがです。
↑神社
↑出口近く
角館歴史村・青柳家は、江戸時代からの武具や武家道具、歴史資料、写真、アンティーク品などが豊富にあり、それらを見学するだけでなく、体験メニューも豊富でとてもオススメです!
またぜひ伺いたいと思います♪
秋田県角館の角館樺細工伝承館へ土曜の11時頃に一人で行ってきました♪
場所はJR角館駅から約1.5kmほどで武家屋敷通りの真ん中あたりの交差点の左側にあります♪
↑樺細工伝承館入口
この樺細工伝承館は、伝統の樺細工を紹介する施設で、熟練の職人の樺細工製作風景が見学ができ、また樺細工だけでなく、角館の工芸、民俗文化、歴史についても展示され、もちろん樺細工などの購入もできます♪
売店は無料で入館できますが、展示室の見学は大人300円となります。
↑入館の案内
↑玄関
さっそく入館料を支払い入館しました♪
2022年11月の展示品は以下でしたね♪
・樺細工館蔵品・寄託品展
・佐竹北家資料展
・民俗資料展
・樺細工製作実演
↑今月の展示品
それから伝統工芸士(実演者)の案内もありました。
現在は以下の9名が樺細工伝統工芸士として現役で活躍しているとのことですね。
・大橋忠
・三浦勇
・栗栖得三
・経徳明夫
・鈴木保
・高橋正美
・藤村浩美
・荒川慶太郎
・米沢研吾
↑伝統工芸士の案内
今回はその中で高橋正美さんが実演されていましたね♪
観光客と談笑されていました♪
↑高橋正美さん
せっかくなので、ここで鈴木保さん製作の桜の模様が入った美しい靴べらが1,000円税込で売られていたので購入しました♪
これは桜の模様も美しく嬉しかったですね♪
↑靴べら
そして樺細工の現代の名工の説明がありました♪
当時の労働省は昭和42年に卓越した技能者(現代の名工)に対して表彰制度を創立したようです。
↑樺細工の現代の名工の説明
それから樺細工の創始者は藤村彦六さんとのことでしたね。
佐竹北家の武士で天明8年(1788年)に記録されていて、その印籠がありました♪
約230年前です。
↑樺細工創始者の説明
そして樺細工の年表がありました。
この樺細工伝承館は1978年(昭和53年)に開館したようです。
↑樺細工の年表
そして樺細工の種類の説明がありました。
↑樺細工の種類
型ものというのは茶筒などですね。
↑型もの
それから樺にも種類があるようです。山桜の樹皮ですが10種類もあるんですね。
↑樺の種類
↑展示室
そして名工毎の作品が飾られていました。
さすがどれも素晴らしいです♪
↑荒川慶一(1947〜2002)
↑三浦勇(1942〜)
↑大橋忠(1947〜)
↑福井正人(1949〜2021)
↑武野十一(1913〜1992)
それから角館の武家資料もありました♪
角館は戦国時代までは戸沢氏、江戸初期に現在の町造りをした芦名氏、明暦2年(1656年)以来は佐竹北家と続き明治維新を迎えたようで、この展示室では佐竹北家時代の資料が中心とのことです。
↑武家資料室
↑武家資料の案内
↑展示室
↑籠
それから樺細工館蔵品・寄託品展がありましたね。
↑樺細工館蔵品・寄託品展の案内
↑樺細工館蔵品・寄託品展
そしてテレビドラマ水戸黄門でもこの角館の樺細工が利用されたようです♪
さすが本物志向ですね♪
↑テレビドラマ水戸黄門
↑水戸黄門の説明
↑樺細工館蔵品・寄託品
↑樺細工館蔵品・寄託品
それから民俗資料もありました♪
↑民俗資料
↑谷地町ささら獅子頭
↑民俗資料
それから発電機もあるのには驚きましたが、明治45年に角館に初めて電気の灯をもたらした水車式発電式とのことでしたね。
かなり立派です!
↑発電機
↑民俗資料
それから売店はかなり充実していました♪
↑売店
↑売店
↑樺細工のしおり
樺細工のしおりが素敵だったので購入しました♪
角館樺細工伝承館は、樺細工の実演を観れるだけでなく、その伝統工芸士の作品も見れ、また樺細工だけでなく、角館の工芸、民俗文化、歴史についても学べ、もちろん樺細工などの購入もできとてもオススメです!