ドタ日記

ドタの毎日の様子をエッセイで書き綴ります

北の地より素敵な頂き物

2006-12-02 23:13:18 | Weblog
今日は終日、本当に何日ぶりかの休養日でした。
家で片付けものをしていたら、インターホンごしに「○○急便です」と届け物がつきました。

昨年、姑が亡くなってからは宅急便と言うと、私がテレビショッピングで電話注文した商品か、カタログ注文で頼んだ商品ばかりですので、一瞬、「何頼んだっけ?」と一瞬考え込むドタママ。
いつも吉之助には「お母さんは無駄なものばかり通販で買いすぎる」と叱られているので、家にいた吉之助も母親がまた、何を注文したか?と心配なのか、玄関をあけました。
宅急便の人が「青森からりんごの届け物です。重いですよ。」
私も吉之助も同時に声を発しました。
「おじいちゃんの戦友のマツザワさんからだ」
はやる気持ちを抑えながらダンボールをあけると真っ赤なりんごと緑のりんごが
ぎっしりと入っていました。
10月に青森でお会いした私の父の戦友マツザワさんから、新種のりんごを送っていただいたのです。
私の両親も夫の両親もこの世にいないので、最近は両親からの宅急便が来ないので寂しい思いをしていました。
特に姑は私が結婚してからずっと25年間、毎月欠かさず、果物や高価な松茸
時には冷凍宅急便で蟹なども送っていただきました。
姑が亡くなってから、我が家の食糧事情は極端に悪くなり、メロンを贅沢に食べていたころを懐かしむ毎日でした。
思わず「義母゛さん、、天国から送って」と仏壇で姑の遺影に語りかけたこともありました。
そんな毎日でしたから、父の戦友のマツザワさんからのりんごのプレゼントは
父からのお届けもののようにうれしかったです。
さっそく仏壇に供えました。なんだか遺影の父が「ホーっ。マツザワさんからのりんごか、」と目を細めて喜んでいるように感じました。


父のことを「テルさん、テルさん、(父の名前が輝澄なので)」と呼んで
父の戦地での様子を語ってくださったマツザワさん。
どうか父の命の分まで、どうか元気で長生きしてくださいね。

明日は頂いたリンゴでアップルパイでも作ってみようと思います。