時は過ぎてしまいましたが、1月8日、初釜に行ってまいりました。
お正月3が日はおせちを食べながら、日々の生活の雑踏も忘れて、のんびり過ごしましたので、初釜の日は、新春、改めて、気を引き締めて迎える茶道のお正月でもあります。
私は初釜に参加させていただいて、今年で4回目を迎えますが、お茶の師匠でもある叔母の趣向を凝らした飾りつけは、茶道の伝統を重んじながらも、叔母のセンスが所々に感じられ、
客人をもてなす心が伝わってきます。
写真は本席(お濃茶席)です。床の間には当代家元・坐忘斎宗匠が書かれたお軸と日陰かずらが飾られています。
薄茶席の広間の床の間には禅宗・臨済宗妙心寺派・元管長 山田無文老師の お軸が掛けられています。
「朝日が出て、皆を照らす」 お軸を拝見していると、力強く書かれた無文老師のお言葉が心に伝わってきました。
ちょうど、この日は、天気も良く、木漏れ日が茶室に降り注ぎ、あたかも無文老師が天から皆を照らし出してくれているような気がいたしました。
数々の素晴らしいお道具の中でも私がひときわ目をひいたのが、薩摩焼の砂金袋の水差しです。
宝づくしの姿がモダンで美しかったです。伝統を重んじながらも、モダンなお道具を出される、叔母のセンスがこういうところにも光ります。
蓬莱飾りの前でドタママの写真をアップします。すっかりおばさんになった、ドタママですが、今年も夢を実現できるよう、がんばっていきたいです。
最後に、このような素晴らしい初釜に今年も参加できたこと。感謝の気持ちでいっぱいです。
今まで当たり前のように感じていたけれど、当たり前に参加できることの幸せを今年の初釜ではひしひしと感じました。
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