ドタ日記

ドタの毎日の様子をエッセイで書き綴ります

本来の音楽療法とは?

2005-03-29 00:42:39 | Weblog
今週は岐阜でゆっくり姑孝行するつもりでしたが、長男ヒロが新しい仕事先がバタバタと決まったので、
私も急遽、横浜に戻ってきました。
いつも、横浜に戻る時は後ろ髪をひかれる思いで岐阜を後にするのです。、
姑はパーキンソン氏病を患っているのですが、ある健康雑誌でパーキンソン氏病の特集を
していました。
その中で、音楽療法が取り入れられている記事があり、パーキンソン氏病のための音楽CDを申し込み
ました。
期待に胸膨らませて聞いてみましたが、聞くやいなや失望のため息が出てしまいました。
機械的に演奏された曲にメトロロームのカチカチが刻み込まれているのです。
要するに、前かがみでゆっくりしか歩けないクライアントを一定のリズムを頭に刻みこむことで
リズムを刻んで歩けるようにするということなのでしょうか?
はっきりいって、このなことで歩けるようになったら苦労はしません。
足が思うように前にでないのになぜ、カチカチの一定のリズムで歩けるのでしょうか?
それに、全く音楽的でない演奏に精神的に落ち込みやすいクライアントの気持ちを癒すことが出来るのでしょうか?
ちなみに姑は全く反応しませんでした。
音楽療法という名前だけが一人歩きしていますが、だれもが音楽で癒されるとは限らないのです。
クラシックを聞きなれていないお年寄りに聞かせても単なる騒音にしかすぎないのです。
それより、、小鳥のさえずり、小川のせせらぎ等の自然界の音のほうがどんなにか癒されるかという
場合もあるのです。
メトロロームカチカチで演奏するCDならまだ私の下手な演奏のほうが心がこもっていてマシだと思ったドタでした。

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3 コメント

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音楽療法について。 ()
2005-03-29 01:32:55
はじめまして。専門家でもなんでもないのですが、授業でちらっと聞きかじった事なので少し書かせていただきます。知っている情報でしたらすいません。聞き流してください。

本来、音楽療法とは音楽をある目的のために使い、導くのを目的としています。その目的が「癒し」なら巷で有名なヒーリングミュージックなどですね。他には、身体的や、精神的療法などにも使われます。

そして、ドタさん(で良いのですか?)のおっしゃる通り、同じ音で万人が同じ効果を得られるわけではありません。よって、人によって音楽を選ぶ方が良いです。

そこで、一つの具体的な治療方法を挙げます。(すごく簡略化しますね)

老人ホームでのお話です。その日は、子どもが遊びに来ました。そのため、お年よりも、子どもも知っている遊びをするために、「むすんでひらいて」を始めました。そうしたら、今まで手の動かなかったお年寄りの手が少しですが動きました。

これが、音楽療法です。なにも、難しい音楽も設備も時間もいらないのです。これは、全ての治療の原点だと思いますが、本人が望むことで、初めて治療できると思っています。上の例は、子どもと一緒の遊びをしたいという思いから、身体を動かせるようになったと考えていいと思います。そのため、治療法は一つではありません。とにかく、本人がやる気になればいいのです。よって、他の例を挙げてみると、「動物をなでたいと思い身体を動かした」(動物療法)「囲碁を打ちたいと思い手を動かした」(囲碁療法)など、数多くあります。

全て共通することは、本人の強い意思によって身体を動かせなかった人が動かせるようになった(微々たるものでも)ということです。

そのためには、本人にあるものに興味を持たせる。あるいは、興味を持っているものに、さらに強く興味をもってもらう(私の学校では「導入」と言います。)事がこれらを行う時にスムーズに行くと思います。

なんでもいいんです。本人が料理好きなら、料理を作ってもらう。踊りが好きなら踊ってもらう。当然、自由に身体が動かないのですから、100パーセントは無理です。ですので、包丁を一緒に握って、一緒に切る。手を握って、身体を動かして踊ってる風にするなど、少しずつやってください。(「スモールステップ」と言います)そして、本人も楽しめるような声かけをしてください。次にまたやりたいと思えないようなことでは、いくらやっても無意味です。継続してやることが何事にも大切なのです。

そのため、ドタさんも気長に、長い眼で、優しく接してあげてください。



長くなってすいませんでした。

どんなことでも、目的地までの道は一つではないですよ^^



p.s

書き終えて思い出したのですが、一定のリズムはアルファー波を出させると聞いたことがあります。電車で眠くなるのは、ガタンゴトンという一定のリズムのせいだそうです。とりあえず、それを目的としたのかもしれませんね^^

寝るときの秒針の音は、気になったら耳障りですが^^;
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Unknown (ドタ)
2005-03-29 08:44:58
投稿ありがとうございました。

本当に卵さんのおっしゃるとおりですね。

介護というとただ黙々と身の回りの世話をしてしまいがちです、

姑にために食べやすい料理を何品か作ってあげたと自己満足していた私ですが、卵さんのアドバイスとっても

参考になりました。

薬の影響か、少し、うつ気味になっている姑なので、

どう対処していいかわかりませんでした。

とりあえず料理が好きな姑でしたので、全部私がやるのでなく姑と一緒にやる機会を作ろうと思います。

一緒にやるということは2倍3倍の時間と労力がいる訳ですが、今まで、姑にお世話になった恩返しと思って

姑との心の交流の時間を作っていこうと思います。

ありがとうございました。
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何かの役に立てたなら幸いです^^ ()
2005-03-29 10:07:30
世話をするというのは、本当に並大抵のことではないですよね^^;

ドタさんはすごいです^^



ドタさんは、自分の事も気にかけつつ、ストレスなどをためないようにしてくださいね。(世話のために自分がボロボロになるのって、なんか、本末転倒な気がしますし。)

自分が休むために、遊ぶために、一時的に施設を利用するのもありですv

頑張り過ぎないように、気を張り詰めないように、適度に頑張ってください^^
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