ドタ日記

ドタの毎日の様子をエッセイで書き綴ります

28年ぶりに岐阜県人になりました。

2007-04-29 23:11:35 | Weblog
昨日、雷の祝い?の号砲とともに岐阜に着きました。
この4年間、舅と姑の介護で横浜と岐阜を行き来していましたが、
今回は岐阜県人として、定住するための岐阜入りです。
舅、姑も今は天国から見守ってくれています。
亡き舅姑から受け継いだ家。
しっかり供養しながらも、家を私流に変えてみたいと思っています。
今日も洋服ダンスをごそごそ整理していたら、私と夫が岐阜で困らないようにと買い置きしてくれた、靴下や下着がいっぱい、出てきました。
姑は自分のことより私や孫や子供のことをいつも考えてくれました。
そんな姑の魂が乗り移ったのか、私も人のお世話をすることが喜び、となりつつあります。
私の場合は、おせっかいおばさんにならないよう気をつけなくてはいけませんが(笑)

28年前、私が結婚した頃は、大家族でした、
和傘作りをしていた先代のおじいちゃん。
和傘の仕上げは柿で艶をつけるのですが、その柿のうるしの匂いが部屋中に充満していました。
外には赤や青や色とりどりの和傘が花が咲いたようにきれいに干され
外国の観光客も見にきたほどきれいでした。
和傘職人の家も28年経て、皆、いなくなり、残ったのは私と夫だけ。
黙々と声も出さず働く職人の家が、私の代では音楽を奏でる家になろうとは、、、、
これからは私の歌をお経代わりに毎日聞くことになる、ご先祖さまたち。
きっと仏壇から、「静かに眠っていたのにこれからはうるさくなるわい」と
苦笑いしていることでしょう。