日々はつれづれ

旅に出たいと思いつつ、過ぎていく日々のつぶやき。

小惑星探査機「はやぶさ」が見せた日本力

2012年01月08日 | 博物館・展覧会・講座
獨協大学に川口淳一郎教授やら渡辺謙さんやらが来るというので行ってみました。
実際の会場には当時のプロジェクト参加者や国立天文台の方々もいらっしゃいました。
こんな微妙な片田舎によくぞこれだけ豪華な方々がやってきたもんだ。

第1部は川口教授の特別講演。
お話はユーモアも交えてテンポ良く、わかりやすくて面白かったです。
それを説明しろと言われると私の頭ではいかんともしがたいのですが…。
うろ覚えの内容をちょことご紹介。

はやぶさ関連の3本の映画からスタート。
基本的に映画はフィクションです、ということ。
現在すでに公開された「はやぶさ」では予定調和のようにはやぶさが大気圏へ突入しましたが、最初はそんな予定ではなかったそうです。
それは私も以前何かのテレビで聞いていたので映画を見た時に違和感があったのですが。
はやぶさはロケットエンジンが生きていれば軌道から脱出して継続運用する予定だったそうです。
2006年にそれが無理だとわかったそうです。

2月に公開される「はやぶさ 遥かなる帰還」は渡辺謙が主演。
この原作が獨協大学の特任教授だそうで、今回のイベントが実現したようです。

3月公開の「おかえり、はやぶさ」は藤原竜也演じるエンジニアが主人公。
はやぶさが行方不明になったあとイカロスの支援にまわるらしいですがこれは時期的にありえないとのこと。
因みにこちらは謙さんの娘の杏ちゃんが出ています。

その後ははやぶさの意味、もたらしたもの、大学生に向けてのお話など。

はやぶさの目的はサンプルリターン(小惑星のかけらを持ち帰る)。
何よりも目指したのは「往復飛行」。
目標・手段が全てオリジナルであるといこと。
以前小惑星ランデブー計画をNASAと勉強会したらアイディアを持っていかれたそうです…。
だからNASAもやらないような無茶な計画を。
はやぶさ2の時にはNASAから人を寄越したいと言われたけれど見せません(笑)。
あと、はやぶさは1回目の不時着の時に損傷はなかった。
マスコミに弾丸が撃たれなかったことを訂正発表した時が辛かった。
電波を受信した時はパラシュートが開いたということだから嬉しかった。
というようなお話もありました。

そこからこの講演のタイトルでもある日本力の話。
はやぶさの素材や技術がどのように日常の商品などに運用されているか。
おとなしく2位に甘んじていては現状を打開できない。
勉強するということは、すでにあることを受身で待っているということ。
進学の際に将来を決めることはむずかしい。
大学までは材料集め。
手段から目的を見つけるのではなく、目標を決めてから必要なものをピックアップする。
選択肢を考え抜いたあげく決めたらならそれはどちらも間違えではない。
できることをやりつくしたら最後は神頼み(笑)。
そんなエピソードが印象に残りました。

その後国立天文台の方のお話も少し。これも面白かったです。
川口先生には申し訳ないけれど、はやぶさの大気圏突入はありがたかったそうです(笑)。
それは人工流星の観測ができたということ。


第2部は渡辺謙さんやプロデューサーなど映画チームとのトークショー。
謙さんはかっこよかった…!
登壇された方々だけでなく、公聴者にも実に丁寧な立ち居振る舞いでした。
この映画のはやぶさCGは、実際の1/1スケールの模型を造り撮影してCGに使ったそう。
オープニングの映像や人間ドラマなど、重厚なつくりになっているそうです。

みなさん講演慣れしているのか、リラックスして楽しめました。
こういったイベントに参加できる機会はなかなかないので面白かったです。

川口教授の講演会部分はニコニコ動画でも見られるようです。
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あけましておめでとうございます!

2012年01月04日 | 日々のたわごと
といってももう4日!

今年は久しぶりに父の帰省に付いて行きました。
でもいとこたちとは入れ違いだったようで、のんびりと過ごしました。

近くに足湯があるんですが、がさがさの足の裏がちょっと改善しましたよ。
できることなら毎日でも入りたいものです。
滞在中は結構暖かかったです。
たまたまらしく寒い日もあるようですが、底冷えの温度が違うというか。
朝起きた時のやわらかさに伊豆なんだなぁと思いました。


みなさま今年も宜しくお願い致します!
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