日々はつれづれ

旅に出たいと思いつつ、過ぎていく日々のつぶやき。

図書館で本を選んでもらう

2023年12月02日 | 本と漫画

地元の図書館で、アンケートに答えると7冊の本を選んでくれる、という企画がありました。
先着35名の中、最後の35人目にエントリーできました。
番号をもらった時は、最後のひとりでだったのびっくり。
説明を聞いてその場でアンケートを書き始めて申し込み。
書いている最中に他の方が申し込んでいたらアウトだったので、係の方は気が気ではなかったそうです(笑)。

アンケートは興味のあることやカテゴリなどを中心に質問されていました。
旅・歴史・鉄道・自然や暮らしなどに興味があり、好きな作家や作品についても答えました。

先日結果をの配布が始まったので受け取りに行ってきました。
私に選んでくれた作品は以下の7冊。

フーテンのマハ/原田マハ
美術の深い造詣からくる物語が評判で気になっていたけれど、読んだことがあるのは「キネマの神様」。
それもとても面白かったのですが、他の作品も読んでみたいと思いつつ後回しになっていました。
とりあえずおススメいただいた旅エッセイから読んでみたいと思います。
とても面白そう。

k.m.p.の、旅したくてぐるぐる。/k.m.p.
k.m.p.も一時期ハマっていろいろな旅の本を読んだな、と思い出しました。
これはまだ未読でした。図書館にあったので早速借りてきました。

鉄道の食事の歴史物語/ジェリ・クィンジオ
検索してみたら、このシリーズの冒険・探検編を読んでいました。
これも読んでみようと思います。

ポテト・ブック/マーナ・デイヴィス
影響を受けた本に「長いしっぽのポテトおじさん」という絵本を上げたところ、ポテト繋がりでたどり着いた本だそうです(笑)。
訳が映画監督の伊丹十三氏。なぜだか面白いそうです。
まるで想像がつきません。どんな本か楽しみ。

ターシャの庭/ターシャ・テューダー
興味あることに「園芸・ていねいな暮らし」を含めたら選出された本。
興味あるし目指したいけれどやるとは言えませんが(笑)。
テレビでみたことはあるので、写真を眺めているだけでも楽しめるに違いありません。
ターシャさんって絵本作家だったんですね。

放浪の戦士/茅田砂胡
架空歴史小説や小野不由美や上橋菜穂子が好き、と書いたら選出された本。
このシリーズ、高校時代に友人がハマっていてよく話を聞いていました。
数十年経って再びおススメされるとは!

黄金の王 白銀の王/沢村凛
銀英伝が好き、という回答からおススメされた架空歴史小説。
ひとつの氏族が別れ、長年の戦いを経てきたふたつの氏族。
そこに現れたふたりの若き頭領が織りなす物語。
実はこれ、本を持っています。そしてとても好きな物語です。
1冊で完結はしているけれど、関連の物語が出てほしいとずっと思っている本。
最後にこの作品名があった時、嬉しくて変な声が出そうになりました(笑)。

7冊の内、全く未知の作品はひとつだけでした。(ポテトの本)
ですが読んでいない本がほとんどで、どれも私のツボを押さえてくれていると確信しています。
何だかそれだけで嬉しく、選んでくれた方と話をしたくなりました。

とっても楽しかったこの企画、また機会があれば参加してみたいです。

 
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十二国記、どこから読むか

2018年12月19日 | 本と漫画

十二国記の新作が来年発売されることが発表されました。
このシリーズは12の国に分かれた、中華風の異世界が舞台となるファンタジーです。
今で言うところの「異世界トリップ」ものではあるのですが、魅力あるキャラクターだけではなくその世界観や内容の重厚感というか暗さも相まってとても人気が出ました。
かくいう私もそのひとり。
2008年、久しぶりの短編がyom yomという新潮社の雑誌に掲載されることが分かった際は本屋を巡って探したものです。

その後シリーズは完全版として新潮文庫から刊行されることになりました。
そして、先日、ついに! 新作の存在が発表されたのです!!
もうお祭り騒ぎです。浮かれまくっています。
以前聞いた話ではあと1作で本編が完結するということらしいですし。

内容や世界観は公式サイトWikipediaをみていただくとして。
十二国記って聞いたことあるけれどどこから読んだらいい? という人におススメする作品順なんてのもあちこちでみかけるようになりました。
それに便乗して私のおススメ順を紹介したいと思います。

現在手に入りやすい、新潮社文庫でのシリーズ順はこちら。(超ざっくりな紹介付き)
0.魔性の子(ホラーテイストのエピソード0)
1.月の影 影の海(日本から連れてこられた少女の話)
2.風の海 迷宮の岸(日本から連れてこられた少年の話)
3.東の海神 西の滄海(日本から連れてこられた若様と少年の話)
4.風の万里 黎明の空(月の影~の主人公を中心とした、立場の違う女の子たちの話)
5.図南の翼(この世界で生まれ育った女の子の話)
6.黄昏の岸 暁の天(今までの物語が集約していく話)
7.華胥の幽夢(短編集)
8.丕緒の鳥(短編集)
この他に「漂舶」という短編がありますが、こちらはドラマCDについていた小冊子のみで単行本には未収録。


●ナンバー順に読む
一番のおススメはこのままの順番です。
ですがネットを検索すると書いてあるように、0の「魔性の子」は少々とっつきにくいです。
ホラー色が強いというのもありますが、読み切り作品として書かれたので十二国についての世界観がわかりにくいです。
なのでここから始めるのは難易度が高いと言われています。
また、津波の描写があるので抵抗のある方は要注意です。

●明るい物語から読む
次によく勧められるのが5の「図南の翼」。
1冊で独立した話になっていますし、主人公が活発で世界のしくみがわかりやすい。私も大好きな物語です。
でも個人的には3の「東の海神 西の滄海」を先に読んで欲しいのです。
登場人物がね、リンクしているのでね。
異世界人が出てこないので、基本設定は知っているという前提であるかと思います。
ので、ある程度この世界に慣れてからの方が面白いと思います。
王とはなにか、国を作るとはなにか、獣と人の距離など、考えさせられます。
どの物語も登場人物は魅力的なのですが、この物語は明るい方へ魅力的です。

●「月の影 影の海」から読む
私が最初のシリーズを読んだのはこの作品からでした。ホワイトハート版では最初になりますし。
私は1→2→3→4→5→0→6の順番で読みました。ので、この順番でもおススメです。
だがしかし。
1の「月の影 影の海」は上下巻に分かれています。この上巻が結構苦痛。
わけもわからず異世界へ連れてこられて主人公がなかなかひどい目に遭います。
しかも主人公がウジウジしたネガティブ系。
ネガティブ系主人公に耐性のある方は、ここから読んでも大丈夫だと思います。
何もわからない所から物語が始まるので、世界観にも馴染みやすいですし。
物語の最後にはとても格好いい女の子になります。よくぞここまで成長したもんだ。

●結論、ここから読めば入りやすのでは
以上を踏まえまして、私がおススメするのは以下の順です。

2.風の海 迷宮の岸(日本から連れてこられた少年の話)
1.月の影 影の海(日本から連れてこられた少女の話)
3.東の海神 西の滄海(日本から連れてこられた若様と少年の話)
4.風の万里 黎明の空(月の影~の主人公を中心とした、立場の違う女の子たちの話)
5.図南の翼(この世界で生まれ育った女の子の話)
7.華胥の幽夢(短編集)
0.魔性の子(ホラーテイストのエピソード0)
6.黄昏の岸 暁の天(今までの物語が集約していく話)
8.丕緒の鳥(短編集)

2の「風の海 迷宮の岸」の主人公は素直で可愛い男の子です。
日本から連れてこられたので、世界の仕組みの説明もありますし。
3の「東の海神 西の滄海」も結構独立した話で、主人公たちも大変魅力的です。
でも他の物語に登場する人物たちなので、1の後に読んで欲しいかなぁと思います。

0の「魔性の子」は6の前には読んでください。これは絶対。
エピソード0と言っていますが、番外編やスピンオフといよりほぼ本編です。
むしろホラー小説としてこれだけ読んだ人はどんな感想を持ったのか気になります。

聞いたことがあるけれどまだ読んだことがなかった方。
以前読んでみたけれど、途中で挫折してしまった方。
来年、新作が出る予定です。
これを機に、十二国の世界に引き寄せられてみたらいかがでしょうか。
お待ちしております!(笑)




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ブクログと読書メーター

2018年12月09日 | 本と漫画


読んだ本の記録用に「ブクログ」というサービスを利用しています。
先日もうひとつ「読書メーター」というサービスも登録してみました。
どちらも使い勝手は一長一短。
今のところ両方使っていますが、そのうちどちらかだけになるかもしれません。

ブクログ
https://booklog.jp/users/tatsuchaba/users/tatsuchaba

●ブクログのメリット
・文字制限がないので感想がたくさん書ける
・公開しないメモ欄がある
・非公開で本の登録ができる
・紙と電子版のページが分かれているので、どちらで所有しているかわかりやすい
・Amazonのアファリエイト登録ができる

●ブクログのデメリット
・android版のアプリがない
・本棚がひとつしか作れない
・本棚内の並べ替えがやりにくい
・紙と電子版のページが分かれているので、レビューもそれぞれに分かれている


読書メーター
https://bookmeter.com/users/939264

●読書メーターのメリット
・本棚が複数作れるので、ジャンル別や作家別など、読んだ本の整理がしやすい
・本棚内の並べ替えも簡単にできる
・短文で気軽に投稿できる
・android版のアプリがある
・スマホから簡単に本の登録ができる
・紙と電子版のページが分かれているので、どちらで所有しているかわかりやすい

●読書メーターのデメリット
・星(☆)表示での評価ができない
・文字制限があるので長文レビューができない
・レビュー内での改行ができない
・紙と電子版のページが分かれているので、レビューもそれぞれに分かれている

どちらも紙と電子版のページが分かれています。
どの媒体で読んだのかわかりやすいのはいいのですが、レビューが別々になっているのがちょっと嫌。
Amazonみたいにどちらのページでも一緒のレビューが表示されればいいのですが。
自分の備忘録なので、のんびり活用していきたいと思います。
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