雪と土との暮らし☆

年齢に関係なくいろんなことに挑戦してみたい。日々前進あるのみ。

よみがえる 欄間 ☆

2012年01月27日 11時36分57秒 | ひとり言

家の改築もそろそろ終盤ではありますが

リフォームは新築と違って

細かな作業がたくさんありますので

中々思ったようには進みません

そんな中

先日 設計士さんと絵師が来られました

我が家に半世紀と言う長い時を刻んでくれた

「欄間」を再生ではなく蘇生するために

新たな息吹を吹き込んでいただくのです

元々二間続きの座敷の真中にあった物ですが

今回も琉球畳を敷いた和室と

フローリングの洋間との空間に存在感を示してほしくて

残していただいた物です

和室の方から見た欄間には少し色をつけて

近江八景がまるで生き返ったように変身してゆきます

また

洋間の方から見た近江八景は

金銀だけを使い濃淡を生かして和モダンな雰囲気に

使っておられる絵の具は

速乾性のあるアクリル絵の具だそうです

どんな材質にもなじみ発色もよく

最近はよく使われるとか

繊細な細工もほとんど傷みもなく半世紀を過ごしてくれました

これからまた何年この家の真中で

家族みんなを見守りながら歴史を刻んでくれるだろうか

最後に絵師の方が

今回の仕事に携わることが出来てとても嬉しいと

これが文化財や会館などではなく

一般の家庭でこれを見ながら普通に暮らされることが

羨ましいと言って下さいました

今回の改築の中では古い物がたくさん残されました

メインダイニングの天井も

100年を超える梁を隠さずに見せる設計になり

相方の父親の、又その父親の代から受け継がれた物になり

歴史の重みを感じるとともに

伝承することの大切さも実感しています

やっと

第4コーナーを回りました

ゴールはもうすぐです