雪と土との暮らし☆

年齢に関係なくいろんなことに挑戦してみたい。日々前進あるのみ。

煎茶道☆

2006年01月04日 14時28分16秒 | 無から有への挑戦

 

静かな時間をもてあまし

お正月と言うこともあって

昔習っていた煎茶の道具を出してみました

そもそも「煎茶道」と言うのは

抹茶の茶道に準じ江戸初期に始まりました

 

煎茶とは茶の葉を煎じたもので

新茶の葉を精製し

それに湯を注いで飲む

純粋の煎茶法は宋代の抹茶法を経て

明代に始まりました

 

わが国に渡来したのは江戸初期

黄檗宗と共に隠元禅師が伝えたと言われる

 

私が習っていたのは

関西を主流とした「習軒流」

流派によって多少の違いはあるが

基本的にはそんなに変わらないと思う

道具はどれも小さくままごとのよう

正面にある筒のようなものが

「涼炉」と呼ばれるお湯を沸かすものである

小さな炭を入れます

そして「ぼうふら」と呼ばれる素焼きの急須

このぼうふらとはポルトガル語で

かぼちゃのことを意味するそうで

姿かたちが似ているところから

つけられたそうです

炭取りと言われる籠

炉扇と言う火を煽ぐもの(右の団扇のようなもの)

羽箒(左の羽で出来たもの)は

涼炉の灰などを掃きます

抹茶の場合は最初にお菓子をいただきますが

煎茶はまず一煎目のお茶を味わってから

小さなお菓子をいただきます

 

難しく考えずに美味しいお茶を戴く

これが一番ですね

でも生活の中に少し取り入れると

気持ちが豊かになります

お道具とはそう言うものかも知れません

時々普段使いではない

ちょっといい物を出してきて

楽しむのもいいものです