表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

ブルース版『フロム・ザ・クレイドル』

2022-11-11 01:12:00 | ブルース・スプリングスティーン
日付けが変わって11日。ブルースの新作『オンリー・ザ・ストロング・サーヴァイヴ』のリリース日です。

毎度のことながら円盤が届く(または買いに行く)のが待ちきれず、配信開始と同時に聴きまくっています。現在二周目の途中です。

控えめに贔屓目に言って思っていた以上に素晴らしい作品ではないですか!手元に何も解説とか資料がないので、感じたまんまの感想です。しかもとっても個人的な感想です。

最初の一周目で感じたのは、エリック・クラプトンが1994年に発表した、自らのルーツを辿る旅『フロム・ザ・クレイドル』のブルース版みたいだな。ってことでした。
エリックは古いブルース、コッチのブルースはこれまた大好きな60〜70年代のソウル、モータウンをカラオケ好きのおじさんみたいに、純粋に歌ってるだけ。そんな感じしませんか?

一曲目のタイトル曲「オンリー・ザ・ストロング・サーヴァイヴ」。オープニングのスネア一発、♪アイ・リメンバー…で入ったところから一気に引き込まれました。

このアルバムはタダモノじゃないなと。

でも全曲分の感想を語れるほどまだ聴き込んでいませんので、気になったところだけ。

盟友サム・ムーアがゲスト参加した、二曲目「ソウル・デイズ」もたまりませんね。僕も大好きなウィルソン・ピケット、ジョー・テックス、サム・アンド・デイヴ(ここで入るサムの合いの手が絶妙)、アレサにレイ・チャールズ、ソウルフルなサム・クック、名曲「スィート・ソウル・ミュージック」のアーサー、コンレイ、エドウィン・スター(この方だけ勉強不足で無知です)。この面々の名前を聞いているだけで幸せな気持ちになりませんか?

続く先出しされた「ナイトシフト」と「ドゥー・アイ・ラヴ・ユー」はもう100回近くリピっていたので、アルバムの流れで聴けて嬉しかったです。
そこからの五曲目〜九曲目は“いかにも”なソウルフルな曲が続き(手抜きではなく、参考資料がないんです)、いよいよ本命の『ドント・プレー・ザット・ソング』で頂点を極めます。
ベンのオリジナルも、アレサのカヴァー(特にフィルモアのライヴのゴスペルっぽい魂の歌声)も良いけど、もしかしたら先人たちを超えてしまったのではないでしょうか。
この曲、後半の間奏部が遊べそうなので、来年から始まるインターナショナル・ツアーで第一部のクロージング(もしくはアンコールの二曲目あたり)に置いてメンバー紹介なんてやったらあめっちゃカッコ良さそうです。今のところ僕の一番はコレです。ずっと脳内再生されています。

それに続く陽気な「エニー・アザー・ウェイ」も大好きな曲。そしてまたまたサム・
ムーアが登場し情感たっぷりに歌います。

次のソウルの教科書のような「7ルーム・オブ・グルーム」と「ホワット、ビカムズ・オブ・ザ・ブロークンハーテッド」もライヴで聴いてみたい、とってもステージ映えしそうなパワフルなソウル。

アルバムの最後を飾る「サムデイ・ウィル・ビー・トゥゲザー」はラストに相応しい優しい哀愁漂う名曲ですね。まるで日本の演歌歌手のリサイタルの最後に客席に降りて行っちゃいそうな、フィナーレっぽい感じ。


今日は流石に眠いから、明日解説を熟読しながら(もちろん仕事しつつ)大音量でブルースのゆりかご(クレイドル)に揺られて一日を過ごします。

適当な感想書き並べてすみませんでした。何せただ聴きながら勢いで書いてます。三周目に入ってます。いつ寝るの?



皆さんも楽しんでくださいね。

※ジャケットのタイトル上にCOVERS vol.1とあるのは、続編が出るってことですよね?




コメントを投稿