ロジャー・ムーアさんが亡くなってしまいました。
歴代ボンド役者で誰が一番か?という話題は映画マニアの間では永遠のテーマですが、僕は断然ロジャー・ムーア派です。
ショーン・コネリーが一番男くさくてカッコよいかも知れないし、映画の完成度(リアリティさ)ではダニエル・クレイグが最高だと思います。
それでも何故ロジャーか?理由はカンタンです。初めて劇場で観た007のボンド役がロジャーだったから。それだけです。
小学校4年生か5年生のときに観た『私を愛したスパイ』(これは未だにボンド映画のベストワン)。
オープニングのスキー・チェイスからのユニオン・ジャック柄のパラシュート。そしてカーリー・サイモンの歌う主題歌。この曲の良さは子どもには分からなかったけど、「キレイな歌」として後々までしっかりとインプットされました。
共演者では、最強なのにどこか憎めないシリーズ最強の敵役ジョーズ(リチャード・キールさんも亡くなりましたね。『ロンゲスト・ヤード』でも良い味出してました)との戦い。子ども的にはああいう分かりやすい悪者が良いんです。ジョーズのおかげで他の共演者は霞んでしまいましたけどね。
さらにスーパーカー・ブームの真っただ中に登場したボンド・カー、ロータス・エスプリ。これは決定的でしたね。何てったってスーパーカーが水の中も走れる(泳げる?)んですもん。ま、大人になった今見ればアストンの方が全然カッコ良いし、どっちが欲しい?って聞かれれば迷わずアストンなんですけど(笑)だから『スカイフォール』で再登場したシーンには涙したし、銃撃戦でボロボロになったときは号泣しましたね。
さてそんなロジャー・ムーアさん。ボンド映画以外にも色々出てましたが(ショーン・コネリーさんもそうだけど)ボンド役のイメージが強すぎて他の役柄は正直殆ど覚えていません。戦争映画とか良く出てましたね。中でも『ワイルド・ギース』なんて面白かったなぁ。残念ながらロジャーさんの印象は薄いですけど。
でも1980年のオールスター・キャストの大傑作『キャノンボール』で、ロジャー・ムーアに憧れる大金持ちをユーモアたっぷりに演じたのは最高でした。大スターが醸し出すあの余裕の芝居。そしてのちにテレビで放映されたとき、共演者のサモ・ハン・キンポーと同じく広川太一郎さんが二人分吹き替えをしていて、それもとても印象的でした。
歴代ボンドの中で一番コミカルで女ったらしなボンドを飄々と演じたロジャー・ムーアさん。そのキャラクターに広川さんの軽妙な吹き替えはまさにハマり役。アラン・ドロン(先日役者引退を表明しちゃいました)役の野沢那智さんと双璧です。ついでに言うとクリント・イーストウッド役の山田康雄さんは僕的にルパンのイメージが強すぎるんです。カッコ良いけど。
今はこういう「誰それの吹き替えは誰」って少なくなりましたね。
テレビ放映される吹き替え版の映画で育った世代には、声優さんの功績は大きいと思います。多分後追いで観た『死ぬのは奴らだ』と『黄金銃を持つ男』も広川さんの声が刷り込まれています。
ボンド映画のサントラを聴きながらこれを書いていたら何だか久し振りに『私を愛したスパイ』が観たくなりました。ロジャー・ムーアさん、安らかに...
歴代ボンド役者で誰が一番か?という話題は映画マニアの間では永遠のテーマですが、僕は断然ロジャー・ムーア派です。
ショーン・コネリーが一番男くさくてカッコよいかも知れないし、映画の完成度(リアリティさ)ではダニエル・クレイグが最高だと思います。
それでも何故ロジャーか?理由はカンタンです。初めて劇場で観た007のボンド役がロジャーだったから。それだけです。
小学校4年生か5年生のときに観た『私を愛したスパイ』(これは未だにボンド映画のベストワン)。
オープニングのスキー・チェイスからのユニオン・ジャック柄のパラシュート。そしてカーリー・サイモンの歌う主題歌。この曲の良さは子どもには分からなかったけど、「キレイな歌」として後々までしっかりとインプットされました。
共演者では、最強なのにどこか憎めないシリーズ最強の敵役ジョーズ(リチャード・キールさんも亡くなりましたね。『ロンゲスト・ヤード』でも良い味出してました)との戦い。子ども的にはああいう分かりやすい悪者が良いんです。ジョーズのおかげで他の共演者は霞んでしまいましたけどね。
さらにスーパーカー・ブームの真っただ中に登場したボンド・カー、ロータス・エスプリ。これは決定的でしたね。何てったってスーパーカーが水の中も走れる(泳げる?)んですもん。ま、大人になった今見ればアストンの方が全然カッコ良いし、どっちが欲しい?って聞かれれば迷わずアストンなんですけど(笑)だから『スカイフォール』で再登場したシーンには涙したし、銃撃戦でボロボロになったときは号泣しましたね。
さてそんなロジャー・ムーアさん。ボンド映画以外にも色々出てましたが(ショーン・コネリーさんもそうだけど)ボンド役のイメージが強すぎて他の役柄は正直殆ど覚えていません。戦争映画とか良く出てましたね。中でも『ワイルド・ギース』なんて面白かったなぁ。残念ながらロジャーさんの印象は薄いですけど。
でも1980年のオールスター・キャストの大傑作『キャノンボール』で、ロジャー・ムーアに憧れる大金持ちをユーモアたっぷりに演じたのは最高でした。大スターが醸し出すあの余裕の芝居。そしてのちにテレビで放映されたとき、共演者のサモ・ハン・キンポーと同じく広川太一郎さんが二人分吹き替えをしていて、それもとても印象的でした。
歴代ボンドの中で一番コミカルで女ったらしなボンドを飄々と演じたロジャー・ムーアさん。そのキャラクターに広川さんの軽妙な吹き替えはまさにハマり役。アラン・ドロン(先日役者引退を表明しちゃいました)役の野沢那智さんと双璧です。ついでに言うとクリント・イーストウッド役の山田康雄さんは僕的にルパンのイメージが強すぎるんです。カッコ良いけど。
今はこういう「誰それの吹き替えは誰」って少なくなりましたね。
テレビ放映される吹き替え版の映画で育った世代には、声優さんの功績は大きいと思います。多分後追いで観た『死ぬのは奴らだ』と『黄金銃を持つ男』も広川さんの声が刷り込まれています。
ボンド映画のサントラを聴きながらこれを書いていたら何だか久し振りに『私を愛したスパイ』が観たくなりました。ロジャー・ムーアさん、安らかに...
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