表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

レコード万歳!!

2015-09-25 19:16:37 | Rock
最近発表された新譜の中でもアナログで聴きたい二枚(ホントはもっといっぱいあるけど)を購入しました。



キースじいさんの『クロスアイド・ハート』とバディ・ガイの『ボーン・トゥ・プレイ・ギター』です。どちらも二枚組、ボリューム満点です。

『クロスアイド・ハート』にはCDの日本盤に収録されていた「ラヴ・オーヴァー・デュー」の別テイクは入っていませんが、やっぱりキースじいさんの曲や"The Blues Icon"バディ・ガイの曲はアナログで聴くと何か良いですね。
実際のところ店の中や自宅レベルの音響環境ではCDとの明確な違いなんて良く分かりません。仕事しながらだったらCDの方が圧倒的に便利です。それでも気分的にもやはりアナログに軍配が上がります。

そして何と言ってもアルバム・ジャケットを優しく包み込んでいるシールドをそ~っと開けてレコードを出した瞬間のあの"匂い"。レコードを買って良かったぁ~と思う瞬間です。レコードスプレーを吹くとき、レコードクリーナーで盤を拭くとき、針を落とすとき、こんなひとつひとつの手順全てが楽しいんですよね。

ローリング・ストーンズの名作『フラッシュポイント』がCDにしか入っていない曲(Rock and a Hard PlaceとCan't Be Seen)があって仕方なくCDデッキを買ったのが24年前。
それ以降は6:4の割合でCDを購入する機会が増え、最近に至ってはまずCDで買って気に入ったらレコードを買い足す...という何とも面倒な手順を踏んでいる僕ですが、もっと地方都市でも気軽にレコードが買える環境になればまた音楽との接し方が昔に戻るのかなぁ~なんて思ったり。

でもここ数年のトレンド(?)以前当ブログでも書いた「◯◯周年〇〇〇エディション」の乱売(と言いながら買ってますが)が一層加速してきた昨今、それも難しいのかな。あのボリュームをアナログで出したら大変ですもんね。

レコードがなくなる事はないでしょうが、やはりアナログで音楽を楽しむのっていうのは少数派なんですね。

それでも僕はレコードが大好きです。