熱気（加齢臭）ムンムンの電力ホール

記録的な大雨になった一昨日、"ドン・ウィルソン・ラストツアー"と銘打ったベンチャーズの仙台公演が行われました。

生憎の天候にも関わらず、ドンさんの最後の雄姿を見ようと詰めかけたご年配の方々で会場は超満員。絶対平均年齢65～70は過ぎていましたね（笑）

開園予定時間（19時）を５分ほど過ぎた辺りで（お客さん皆さん行儀良いから着席が早かったw）場内が暗転し、『ツァラトゥストラはかく語りき』が流れる中緞帳が上がりました。
ベンチャーズの公演は毎回そうですが、これ以上ないほどシンプルなステージ。会場の狭さも手伝って早くも熱気（加齢臭）ムンムン（笑）オープニングの『クルーエル・シー』からご老体方のテンションも上がりっぱなしでした。

注目のドンさんも元気いっぱい!!80過ぎのじいさんとは思えない張りのある声でMCをやったり、リードボーカル（『ジャンバラヤ』）をとったりと気合入りまくり。『レベル・ラウザー』と『ライダース・イン・ザ・スカイ』のメドレーではギター弾きまくり。他にも随所でアクションを決めてくれたり、"テケテケ"をやってくれたりと、もうたまりませんでした(#^.^#)
さすがに歩く姿はカールじいさんにそっくりでしたけど。

アンコールの前にはドンさんの隠居を惜しむ多くのファン（多分30人はいたかな）から抱えきれない程のプレゼントや花束をもらい、会場のボルテージも最高潮。
その勢いのまんまキラー・チューン『ダイヤモンド・ヘッド』になだれ込むんですから最高です。僕は「誰か卒倒するんじゃないか」とお客さんの体調を心配しちゃいましたよ(^^)
ドンさんも最後の力を振り絞ってカッコ良くキメまくってくれました。休憩15分（メンバーもさることながらお客さんのためでしたね）を挟んで約2時間、メドレーを一曲と数えて約25曲の珠玉の時間...あ～思い出しただけでも涙でそうです。

でも来年のツアーからはドンさんはいなくなるんですね。でも他のメンバー、リオン・テイラー（『キャラバン』最高でした）、ジェリー・マギーとボブ・スポルティングの鳥ハダものの完璧な演奏がある限り（ドンさんも言ってたけど）ベンチャーズは永久に不滅です。やっぱり新生ベンチャーズも観なきゃないですね。


ありがとうドンさん。お疲れ様でした。



会場を出ると外は土砂降り。涙雨なんてシャレたものじゃなく、危険を感じる雨でした。関西に無事移動できたのかな？