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もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

真子内親王への一時金不支給に疑問

2021年09月26日 | 天皇・皇室

 真子内親が辞退される意向と伝えられていた皇室離脱 一時金が支払われない方向であることが報じられた。

 内親王の御結婚については、世情と同じく諸手を挙げて祝福するものでは無いが、皇室離脱一時金については支出するべきと考える。
 内親王の降嫁に伴う一時金には、いろいろな意味が込められているとされるが、卑近な表現で恐れ多いことであるが「世慣れぬお姫様の持参金」であろうと思う。そう考えれば、必ずしも望ましいご結婚ではないかも知れないが、そのこととは別に元皇族としての体面を保って頂くためにも支給されるべきではないだろうか。
 お相手の小室氏は、NYの大手法律事務所への就職が内定したとも報じられているが法曹資格を得ていないために、生活の基盤が盤石とは言えない現状である。万が一、小室家が経済的に困窮した場合を考えれば、一般家庭にあっては不遇な結婚ではあったとしても娘の家庭が困窮した際には、親は何らかの援助を与えると思うが、秋篠宮家には私的財産が無いため援助もままならない。
 メーガン妃に振り回された格好のヘンリー王子も王室助成金を辞退しているが、もともと王子の生活費の95%は父であるチャールズ皇太子の所領収入から出ており、ヘンリー王子の生活が破綻した場合にも相応の体面を保てる援助が可能であるという背景に守られている。
 これまでに降嫁された貴子内親王や清子内親王は国内で生活されているために、皇族のネットワークに守られておられるかとも思うが、真子内親王はアメリカを生活の場とされるので、それらの有形・無形の支援さえ得られない可能性が有る。

 今までのところ、一時金支給の賛否に関する論評は伝えられていないが、日本国の元皇族に日本の支援が及ばないことは、対外的にも好ましいことでは無いと思う。真子内親王が一時金を辞退した心情は尊重するとしても、一時金に見合う金額をどこかに供託しておいて、最悪の場合には本人や秋篠宮家が支出できるような手段は採れないものだろうか。いや、採って欲しと願うところで、これならば世論も納得するのではないだろうか。
 ともあれ、降嫁に伴う皇室離脱一時金と不行跡のゆえに辞職する官僚の退職金を同一視することは慎もうと思っている。