ひょっとしたらバイカモ(梅花藻)、かも。
いつもウオーキングする公園の水路の水中に、藻の中から白い小さな花
がいっぱい咲いている。
毎年、梅雨の時期になると咲き、きれいな流れにゆらゆら揺れている。
バイカモかしらん。
本物のバイカモは、写真でしか見たことないが、これもひょっとしたら・・・
と期待が膨らむ。
でも、バイカモは山の中の清流に咲く花のはず。
梅の花に似ているから「梅花藻』と名付けられているが、この水路の花も
よく見ると梅の花に似ていないこともない。
この名もない小さな水路に水を送り込んでいる武庫川は、近年とてもきれ
いになっている。
そのきれいな水を受けている水路には、ザリガニや小魚、ホタルの餌にな
るカワニナも生息、子供たちが網で獲っているのをよく見かける。
だから・・・
いくらきれいになったとはいえ バイカモが咲くほどとは思えないけど、実際
こんな花を見ると、なんだかわくわくするねえ。
バイカモは清流に自生する水生植物。
滋賀県米原市の醒井地区や静岡県三島市、福島県郡山市などの清流の
バイカモは有名で、観光資源にもなっているという。
こちらは正真正銘のバイカモだけど。
ところで少し横道にそれるが、阪神間の河川はどこもきれいになるに従って
大阪湾も浄化され、漁業にも影響が出ているとか。
近年、春先のイカナゴの新子漁が極端に不良、名物の瀬戸内春の味・釘煮
も高級魚並みになり、楽しみにしている人をがっかりさせている。
報道によれば、瀬戸内海が浄化されてイカナゴが育ちにくくなっているという。
海がきれいになるのはまことに結構だけど、一方では漁業に悪影響を与え
ているとは、意外だ。
水清ければ魚棲まず…ということか。
*** ***
この小さな「バイカモ」の撮影には、苦労した。
何しろ1センチほどの小さな花が、水面から顔を出して揺れている。
水路は道路から1メートルほど下にあり、近づけない。
道端にしゃがんでレンズを1200ミリにズームアップして、シャッター
を押すが、上手く焦点が合わず画像はほとんどボケボケ。
現場に三度足を運んで、やっと何とか見られる程度の写真が撮れた。
どうです、梅の花に似ていませんか?
公園の小さな水路

小さな花が一面に

バイカモ?

トンボも仲間入り
