前夜見た夢、覚えていますか?
たいていの夢は「見た」ことは覚えていても、内容は忘れてしまってな
かなか思い出せないものです。
楽しい夢、怖い夢・・・夢にはいろいろあるけど、朝起きた時ちゃんと
覚えていたら、どうなんだろう。
夢は、忘れるから良いのかも。
でも、中にはしっかり内容まで覚えている夢もあります。
「忘れる夢」「覚えている夢」の境界は、どこにあるのかしらん。
私の場合、現役時代の仕事に関する夢は、朝起きた後でも不思議
と覚えています。
それとゴルフをプレーしている夢も。
仕事の夢では、たいてい時間に追われて焦りまくっています。
新聞社に勤めていたので、締め切り時間が迫って来ているのにな
かなか紙面に記事が埋まらないとか、見出しがつかないとか…
焦っていますねえ、夢の中の「私」が。
で、夢の途中でふっと気づくのです。
「あれ、これは夢の中や。あわてなくてええんや」
目が覚めて、「夢でよかったあ」・・・暗い部屋の中で安どのため息。
現役時代、あまり良い仕事をしていなかった証拠だろうかね。
ゴルフの夢も、たいていトラブって四苦八苦している。
脱出不可能な林の中に打ち込んだり、岩山から打ち出そうとしたり…
「なんでこんなにトラブルんや」
ゴルフ歴40年、沖縄を除いてほとんど全国でプレーした中で、トラブル
ショットも数えきれないほど経験した。
その集大成が、夢の中に現れているのだろう。
もうゴルフ引退して5,6年になるが、いつまでも「悪夢」はついて来る。
他に、学校(多分高校)の授業で、宿題を全然やっていなくて焦る夢も
時々見る。
一番ショッキングで今も忘れられないのは、首を切られてその首が川の
流れに乗って下る夢。
「ああ、私は首を切られて死んだんだなあ」と、その流れる首を見つめ
ている「自分」がいる…時代小説の読み過ぎ?
もうずいぶん昔に見た夢だけど、誰かこの夢の「意味」を解いてくれな
いかなあ。
こうして振り返ってみると、楽しい夢はほとんどないことに気付く。
きっと夢と言うのは、心の奥深くに刻まれた「傷」の「疼(うず)き」なのだ
ろうか。
♪・・・夢の中へ夢の中へ
行ってみたいと思いませんか?
陽水が歌っている。
夢の中へ行けたら・・・どんな「自分」に出会えるのかな?
<旅の思い出>
白山登山



