福島原発事故メディア・ウォッチ

福島原発事故のメディアによる報道を検証します。

目には目を!金には金を!原発マネー中毒者・福井県西川知事には、フクイ・ボイコットで徹底対抗しよう!

2012-06-15 10:15:11 | 新聞
福井県議会は大飯原発再稼働を認め、あとは西川福井県知事が最後のお言葉を待つだけになった。原発の再稼働が金のためであり、そのために、福井県が、知事以下、住民の安全を売り払ったことは、他の自治体の知事、たとえば新潟県知事の再稼働に対する態度と比較すればわかりやすい。金しか見えない原発マネー中毒者には金で抗議するしかない。フクイ・ボイコット、福井不買で、福井総スカンを食わせて、原発容認が高くつくことを思い知らせてやろう。
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福井の米、野菜、魚、みな買いません。鯖寿司は京都府産もあります。越前竹人形、いりません。若狭牛食べません。越前ガニ、もともと食べません(誰も贈ってくれません)。甘海老も、若狭ガレイもいりません。

福井の観光地行きません。東尋坊、行きません。身投げはよそでもできます。永平寺、行きません。福井の温泉行きません。越前温泉行きません、あわら温泉行きません、三国温泉行きません、美浜温泉なんてまして絶対行きません。原発が事故ったら、裸で逃げなくてはならないではありませんか。温泉は他県にもたくさんいいのがあります。

福井県はメガネが特産だそうです。眼鏡を買うときには気をつけて、避けましょう。いろいろなブランド名があります。

・・・こんな風に福井ボイコットを呼びかけると、リーズナブルで良心的で、「人間的なやさしさが満ちあふれている」善良な市民のみなさんのお叱りをいただくかもしれない。おいしいこしひかりや、ぴかぴかのトマト、甘くジューシーなスイカを作った「百姓さん」には、何の罪もないではないか。「風評被害」で客足が遠のいた温泉旅館のけなげなお上さんが気の毒だ、とか、ボイコットなんて手荒なことは「戦う相手を間違えている」とやさしいあなたはお感じになりますか。

私はまったく違います。とことん違います。確かに私が絶対に買わないぞ!と拒否する産物を作った人は困るかもしれない、しかも、その人は私と同じように原発に反対でそのためにもしかしたら、私とは比べものにならないくらいがんばっているかもしれない。しかし、それとこれとは話が違う。

原発反対であろうが、原発マネー依存者であろうが、福井の人々は、西川知事とその県政装置が決めた再稼働で、本当に苦しい目にあってもらわなくてはならない。こんな知事や県議を税金で養っていることを、しんそこ、悔いてもらわなくてはならない。その怒りや後悔を、こうした原発利権ゴロ政治家にぶつけ、不買やキャンセルでこうむった被害を返せ、原発は、政治家の会社以外、何の得にもならないぞ、と、抗議の大声をあげるのを、私は支援する。

私は福井原発銀座から40キロ圏の滋賀県に住んでいる。西川知事などが原発利権の調整や新幹線誘致の策略を練っている福井市より原発に近い。滋賀県には原発から10数キロのところもある。しかし、西川知事は原発再稼働に関して周辺自治体の意見を無視した。無視して抑圧するために、再稼働の実績がほしい民主党原発マフィア政権を利用した。京都・大阪・滋賀に文句を言わせるな、と大臣を追い返した。こんなことをされた周辺の人々が、拒フクイ症にかかり、福井はずしに走ったとしても、福井のみなさんは私たちを非難できるだろうか。

フクイ・フォビアは、周辺自治体の住民に限られない。今回の再稼働容認のプロセスのでたらめさ、その倒錯と退廃は全国の人々をあざむき、怒らせている。全国の人々が、民主党マフィア政権と結託する産官複合体と、再稼働のカギを握る地元・福井県の利権あさり体質が、持ちつ持たれつで嘘とごまかしの再稼働をかすめ取ったことを知っている。「福井、許さん!」「フクイ、いや、きらい!」「フクイ、ってセコー!」と、みんながまっとうな決定プロセスや手続きの正当性を破壊した福井県に対して「嫌フクイ権」を行使することになっても、福井のみなさんはどのように反論することができるだろうか。

そうだ、こんな醜態を見せられては、福井県の人々自身が、我慢ができないのではないか。だから、フクイ・フォビアは福井内部にだって広がるだろう。福井の若者は間違っても福井大とか福井県立大とかに行ってはいけない。原発中毒構造の地元にいては、自分も中毒者になるだけだ、マフィアの使い走りになるだけだ。みんなで福井を出よう、福井を捨てよう、福井から逃げよう!大先輩の高見順も福井を捨てたぞ。原発がなくなるまで脱フクイ!

福井の権力者側も、福井内外からの、全国からの冷たい軽蔑と怒りの視線を感じている。だからこそ、西川知事は、周辺自治体の反発を、原発電力の供給を受けながら原発に反対する「恩知らず」という論理ではねのけようとした(福井のおれたちは原発まねーをもらっている以上、再稼働反対なんて恩知らずなことは言わないぞ!)。福井県庁HPのトップにある「知事へのおたより」のページのリンクは死んだままだ。原発事故時の福井県民の避難計画は、「滋賀や京都のおせわにはなりませんから!」というふてくされ丸出しの非合理なものになってしまう。原発依存という中毒者の自己のうちに引きこもって外部とのまともな接触ができない状態だ。再稼働容認の進展をことほぐ福井新聞の社説でさえ、『世論調査では再稼働反対が依然50%を超えている。再稼働の同意はリスクが大きい』と、自信のないところを見せる。

そこで、話はフクイ・アウトのボイコットにもどる。映画『シビルアクション』で、飲料水汚染による健康被害を訴えた住民が「お金がほしいんじゃないです、謝罪してほしいんです」と訴えると、弁護士のトラヴォルタは『奴らは金であやまるんです』と言って、賠償金額をつり上げる。金でしか動かないマフィアには、金で抗議するしかない。抗議のデモや集会に行っても、福井県内では一銭も使うものか。お握りだってお茶だって、県外で買ってゆこう。再稼働反対の声をシャットアウトしてひきこもる利権集団権力者たちにとって、てら銭の減少は、弱気の票読みと相まってきっとこたえることだろう。


特別付録:

みくに挽歌
 私は三国温泉のリピーターだったのに・・・。三国の街が好きです。ベニスと
かナントに似た、海運で栄えた街の香りが残っているからです。日本海 の交易
圏を結ぶ北前船の最盛期、明治の初めに、三国の豪商たちはオランダ人に小学校
の設計を頼んでいるんです。繁栄を謳歌して、じゃあその富を何 に使おうっ
て、子どもの教育だって考えたんです。そういう風格と見識のある街だったの
に・・・。それに、東尋坊にまつわる「とおせんぼう」の話も ありました。
『まんが日本昔ばなし』の中でもいちばん哀しい、忘れられない話の一つでし
た。新幹線や道路や原発があったほうがなんか進んでるみた いに見えた時代は
確かにあったけど、もう今は違います。これからは自然や文化や知恵のあるとこ
ろが発展し、お金もそういうところに落ちると思いま す。福井はもともとそう
いうところだったんだから、それを取り戻してください。また三国に行きたい!



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