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ゆるキャンから始めたNゲージ その28  大井川鐡道の井川駅を作る その三

2024年08月01日 | ゆるキャン△

 井川駅ジオラマ製作の続きである。

 上図は地面に撒くバラストで、以前に川本氏に貰ったカトーの24-039の品を初めて使用した。私が使用しているトミックスの線路の道床部分のバラストのモールドとほぼ同じ色、質感であるので、これを地面に薄く撒けば、線路部分と同じようになるだろう、との事であった。

 

 で、教わった通りに木工用ボンドをベースに付けて筆で薄く伸ばし、バラストを指でつまんでパラパラと撒いた。最初はベタッとした感じで固まったりしたので、ボンドをもっと広範囲に薄く引き伸ばしてからバラストを撒いた。すると良い感じでベース上に散らばった。

 

 続いて草や芝生などの緑地部分を作るための材料を作ることにした。

 上図はダイソーで買ってきた100円の「装飾グリーンモス」である。モスは苔のことで、これは乾燥ゴケのパッケージである。本来は園芸用品だが、雑草や芝のようにも見えるので、Nゲージジオラマにも使えるのではと思って試しに買ってきた。

 

 ただ、そのままでは乾燥ゴケの切れ端というか葉っぱであるので、ジオラマに使うには大き過ぎる。そこで、上図のようにミキサーにかけて細かくしてみた。

 

 ミキサーにかけた後のグリーンモスである。御覧のように粉末状となり、カラーサンドのようになったが、もとが乾燥ゴケなので、非常に軽量であった。しかも粒の大きさが均一でないのが妙にリアルな感じである。これはイケるんじゃないか、という感触があった。

 

 共にダイソーで買ってきた、100円のパウダーポット容器である。粉末状にしたグリーンモスをこれに入れて使おうと思いついたからである。

 

 パッケージの半分、つまり50円分でこのようにパウダーポット容器が満タンになった。

 

 このパウダーポット容器は、もとは調味料やフリカケの容器なので、御覧のように3種類のサイズの穴がキャップに付いている。フリカケのようにして撒けるし、撒く範囲や箇所に応じて穴の大きさを選べるので、なかなか便利である。

 

 早速ジオラマの山裾部分に撒いてみた。上図の緑色部分がグリーンモスの粉末を撒いた範囲であるが、もともと苔の粉末なのでカラーサンドよりは自然な感じで、各所に大きな葉の切れ端も散らばって自然な草地のように仕上がった。

 これはなかなか使える、装飾グリーンモスのほうがコストも安いし、出来栄えが自然体に近くて良い、と感じた。今後のジオラマ製作における緑地部分は装飾グリーンモスをメインでいってみよう、と決めた。

 

 こちらはダイソーで買ってきたジオラマ情景用のカラーサンドである。見た限りでは7、8種類が販売されていて、草だけでも4種類があるが、装飾グリーンモスと違って、扱っている店舗が限られる。
 前述の装飾グリーンモスはダイソーの殆どの店舗で定番として売られているが、上図のジオラマ情景用のカラーサンドは大型店か、工作アイテムを重点的に展開している店でないと扱っていない。

 例えば私の住んでいる京都市内には約20の店舗が分布するが、ジオラマ情景用のカラーサンドを売っていたのは、私が回った10数ヶ所の中では京福帷子ノ辻店とイオンモールKYOTO店の2ヶ所だけであった。

 

 ジオラマ情景用のカラーサンドもベースの別の地面部分に試しに撒いてみた。3種類のカラーを順に振りまいて重ねていったら、上図のようになった。

 要するに色の付いた砂粒であるので、重量もあってパラパラッと跳ねるし、木工用ボンドを薄く伸ばしてひいたところに全部が全部ピタリとくっつかない。3割ほどがパラパラと取れてしまうので、また重ねて撒いてゆく必要があった。グリーンモスがフワフワとした感じで積み重なって大部分がくっついてゆくのと対照的であった。

 それで、木工用ボンドをもう少し厚く付けて、その上に撒いたら、今度は大部分がくっついて固着した。

 

 続いて情景用カラーサンドとグリーンモスを併用して別の場所の緑地を作ってみた。上図のように仕上がった。グリーンモスの割合に大きな切れ端も混じって、低い藪のような、枯れ枝交じりの雑草地のような雰囲気になった。これはこれでなかなか味わいがある。山の中の草地面をこういうふうに作れるな、と学んだ。

 

 線路わきの地面の低い雑草は、情景用カラーサンドだけで上図のように作った。ジオラマの季節は春から初夏としているので、枯れ草や落ち葉の類は無いものとしたが、やはり少しは落ち葉とかを茶色系のカラーサンドで表現したほうが良かっただろうか。

 

 木は、自作も考えたが、どのようにして作るのか、イメージがさっぱり湧かないので、試しにアマゾンで上図のセットをサンプルも兼ねて購入した。11種類の樹木が10本ずつ、合計110本入っているものであった。

 

 中身はこんな感じであった。サイズ別に分けて、ボロボロと落ちたカラーサンドを何割かポンドで付け直して使用した。なかには黄色やピンクの実が付いた木もあり、春の景色を作るのに使えそうだと考えてこのセットにした。他に秋用や冬用のセットもあるらしい。

 今回は基本的にこのまま使用したが、グリーンモスを振りかけて付けたらよりリアルになりそうだな、と考えた。いずれ別のジオラマで試してみたいと思う。

 

 ベースの山裾部分にそれらしく並べてみた。

 

 なかなかいい感じではないだろうか。井川駅の駅名標が木々をバックにしてより引き立っている。ただ、地面のほうにもブッシュというか低い灌木とかを配置したほうが、森林の雰囲気がより出てくるだろうと思う。今後は低い草藪とか笹薮のようなものも作ってみたい。

 

 駅の一番ホームを上図のように濃いグレーで縁取りして、画用紙を切って着彩した三つの建物を配置した。左手前より事務棟、駅舎、売店跡である。実際の井川駅と同じ配置である。

 

 線路とは反対側、駅前広場側からのアングルである。御覧のように駅舎の端がベースの端ギリギリである。それで駅舎の幅を5ミリほど縮めているが、更に隣にあるお手洗い小屋等を省略している。

 

 駅舎上空から61番トンネルの方向をみたところである。駅エリアの主要な建物が実際と同じ配置で再現出来たので、61番トンネルや白い駅名標との位置関係もほぼそのままに再現出来た。

 この後、さらに電柱や小屋や物置や看板や自販機や柵などを作って配置する予定である。ホームのほうには屋根や柵などを作ってゆくほか、線路わきの2灯式信号機や継電箱、予備枕木なども作ることになる。  (続く) 

 

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