月水食堂のお弁当

地産地消と昭和の香りをコンセプトにした安くておいしいお弁当を届けます。

三つのING

2010-07-17 10:27:26 | 日記
照り付ける太陽を久しぶりに感じた一日。
そろそろ蝉も鳴きだしたし、梅雨明けは秒読みかな。

大雨の被害が続き、全国で亡くなった人が続出している。予期せぬ天災とはいえ悲しいことだ。

元メンバーのピエールは集団の中で浮いてしまい、在宅で人生設計をあれこれ考えてはいるが、なかなか思うように進まなくジレンマの連続らしい。

ピエールは、人恋しいからという理由をつけてよく電話をしてきた。

悪気はないらしいが、あまりに虚偽な話をするので、こちらも距離を取りたくなり電話に出る事をやめた。

すると、時折様子を伺うように、遠慮がちにメールを入れてくる。

「ぽぽんさん、今後ぼくに恋人は出来るのでしょうか?」
このメールと同じ内容を、以前にも電話で相談された事がある。

「私は占い師じゃないからわからないよ」

以前と同じ答を送る。

こちらが返事を送るとそれで満足なのか、次のメールは返ってこない。

以前電話の時には、食い下がってこう詰め寄ってきた。

「教えてくださいっ!人生の経験者として!」

う~ん!

頭をひねった私だが、パっとひらめきいい答を思い出した。少し前にテレビの特集で知った恋愛の法則を。確か…

「三つのINGが揃えば恋が始まるんだって」

「そのみっつは何ですかっ?」

ピエールは好奇心ムキムキで聞き返す。

「それはね、ひとつ
タイミング
ふたつ ハプニング

そして最後が
フィーリング」

「ううっ~!!」

電話口でうめき声を上げるピエールに少しヤバい気分になり、
「じゃ~ね~」と切り上げた。

あれから二年が過ぎたかな。
まだ30前の彼にとって、恋愛は至上の喜びで憧れなんだろう。

ある意味ピュアなだけに 夢も大きいんだね。