手紙っていいな。封筒開けて便箋開く瞬間にときめくね。
このメール時代に改めて感じます。
精神障害者の社会復帰を考える会のシンポジウムに出席した時知り合った当事者代表のポネットさんが先日手紙をくれた。
新婚のポネットさんは、子どもが欲しいが薬を飲んでいるし、夫婦ともに障害があり無事育てられるか不安だと言っていた。
結婚し、こどもがほしいという当たり前の葛藤に私はただ話を聴くことしかできなかった。
そんなポネットさんから
の手紙にはかわいい子猫の写真が同封。温かい文面にとても嬉しかった。何度も開いては読み、読んでは微笑み二人の新婚生活を思い浮かべた。
優しい彼女は、支援者として日々奮闘する私に対し、励ましとねぎらいの言葉を送ってくれた。そして、子猫をこどもとして育てるのだという報告に、私は手紙を読みながら何度もうなづいた。
そう、手紙ってやっぱりいいなあ。若い頃、こんな風に勇気づけられ泣いた手紙を思い出す。
私が会社を辞めて故郷に帰る前にもらったさよならの手紙。
差出人のイーサンはひとつ年下の後輩で、ニキビ面でちょっとおっさん臭い青年だった。
笑うとみかんのような目をしていて朴訥でシャイ。若干天然の。
退職前、イーサンと私と同僚のローズヒップは毎晩のように飲み歩いた。
その頃、私は完全に自分を見失っていた。壊れていた。
イーサンは、傷心の私をいつも励まし、ある晩、私に一通の手紙を寄越した。
拙い字。粗削りな文面にあたたかさがあふれていた。読み進むうちにインクがにじんで見えた。何度もたたみなおした跡があった。
先輩の中で、自分の目標はいつも私だったと。でも結局、最後までかなわなかず追いつけないまま、私が辞めてしまうことが残念だと綴っていた。
そして私にこの町を、あの人のことをいつまでも忘れないでと。いつか思い出になるからと。
思い出を片付けた今は手元にないあの手紙。
けれど、たぶん一生忘れられないあの鮮やかな優しさに、私は何度励まされてきただろう。
やっぱり直筆の手紙は素晴らしい。
ポネットさんご夫妻は来月半ば、つみき食堂に来て下さるそうでとても楽しみにしていますよ。
このメール時代に改めて感じます。
精神障害者の社会復帰を考える会のシンポジウムに出席した時知り合った当事者代表のポネットさんが先日手紙をくれた。
新婚のポネットさんは、子どもが欲しいが薬を飲んでいるし、夫婦ともに障害があり無事育てられるか不安だと言っていた。
結婚し、こどもがほしいという当たり前の葛藤に私はただ話を聴くことしかできなかった。
そんなポネットさんから
の手紙にはかわいい子猫の写真が同封。温かい文面にとても嬉しかった。何度も開いては読み、読んでは微笑み二人の新婚生活を思い浮かべた。
優しい彼女は、支援者として日々奮闘する私に対し、励ましとねぎらいの言葉を送ってくれた。そして、子猫をこどもとして育てるのだという報告に、私は手紙を読みながら何度もうなづいた。
そう、手紙ってやっぱりいいなあ。若い頃、こんな風に勇気づけられ泣いた手紙を思い出す。
私が会社を辞めて故郷に帰る前にもらったさよならの手紙。
差出人のイーサンはひとつ年下の後輩で、ニキビ面でちょっとおっさん臭い青年だった。
笑うとみかんのような目をしていて朴訥でシャイ。若干天然の。
退職前、イーサンと私と同僚のローズヒップは毎晩のように飲み歩いた。
その頃、私は完全に自分を見失っていた。壊れていた。
イーサンは、傷心の私をいつも励まし、ある晩、私に一通の手紙を寄越した。
拙い字。粗削りな文面にあたたかさがあふれていた。読み進むうちにインクがにじんで見えた。何度もたたみなおした跡があった。
先輩の中で、自分の目標はいつも私だったと。でも結局、最後までかなわなかず追いつけないまま、私が辞めてしまうことが残念だと綴っていた。
そして私にこの町を、あの人のことをいつまでも忘れないでと。いつか思い出になるからと。
思い出を片付けた今は手元にないあの手紙。
けれど、たぶん一生忘れられないあの鮮やかな優しさに、私は何度励まされてきただろう。
やっぱり直筆の手紙は素晴らしい。
ポネットさんご夫妻は来月半ば、つみき食堂に来て下さるそうでとても楽しみにしていますよ。