月水食堂のお弁当

地産地消と昭和の香りをコンセプトにした安くておいしいお弁当を届けます。

ザ・うなぎ

2010-07-30 06:29:23 | 日記
土用の丑の日は過ぎたが、今日うなぎをみんなで食べた。

格安で冷凍の蒲焼きを仕入れたからである。

うなぎは大半のメンバーが好物としている。

特に食いしん坊のトムやパトリシアなど、うなぎと言う単語が出ただけで目つきがとろんとするくらいだ。

今年の丑の日は26日だったが、順延して29日に決行した。

丑の日をずらしメンバーをじらした。

結果、待ち遠しさに心が騒ぎ、自然会話はうなぎの話題に。

待つこと待っていよいよ本番。

ブランド名は「渓流うなぎ」
かっこいいじゃん!
どうせ中国の渓流だろうが、どこの国でもかまやしない。
なんつったってうなぎはうなぎ。ザ・うなぎだ。

昨日から解凍し、さて、炙ろうか、レンジして温めようかレイチェル氏と話し合う。
レイチェル氏の自宅では、酒をかけて蒸し焼きにすると言う。

私は賛成し、錦糸卵を作り、みそ汁や浅漬けも準備する。

出来上がりはこんな具合。
ぶりっとした肉厚で油が乗っている。
しかも柔らかくジューシー。

むろんメンバーは大満足。
やっぱりスタミナつくよねうなぎって!

小学二年の頃、うなぎを売って小遣いを貯めたことがある。
漁師をしていた父が網にかかったうなぎを私にくれたのだ。

「マンスリー屋に売りに行ってお前の稼ぎにしろ」と。

マンスリー屋はうなぎを扱う専門店。
父がくれた天然のうなぎ を網に入れ、マンスリー屋まで走り、途中ぐったりしたうなぎに無人スタンドの水道水をかけ蘇えらせる。

うなぎは再度にょろにょろ動く。

へびは嫌いな私だが、金目のうなぎのその様はかわいく見えた。

あの頃、猫の貯金箱が一杯になるほど稼いだんだよ。八歳の夏休み。