今日の報道ステーションの特集で、「二重行政の無駄」というのを放送していました。広島の太田川の河川整備の事例が紹介されましたが、私たちの仕事ではある意味見慣れた光景で、災害復旧バブル、国、県の順序で整備されていきます。
そこに「防災のため」の意識はあまり汲み取れず、「事業のため」の意図がありありありと見えてきます。地すべりだと、地すべりによって何が被害を受けるかによって、建設省・農水省・林野庁(あえて古い言い方をします)の見事な三色図面が出来上がります。
そんなことは戦後ずーっとかわらなかったのですが、今ごろになってやっとテレビが取り上げてくれました。
印象的だったのは、広島県の課長さんが、全部県でできます。的確に地元の事情を踏まえて適材適所の整備をしていきますと、自信と国に対するイラつきみたいな表情を浮かべていたことでした。あたりまえのことがあたりまえに言っただけんなんですが。。。
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