防災ブログ Let's Design with Nature

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農芸 - 建築家なしの建築より -

2010年05月15日 | Design with Nature
昨日かってきた『建築家なしの建築 - 系図なしの建築についての小さな手引書』(これよくみたらページ数が書いてありません。だから目次ではなく、INDEX MAPなのです)の№28に、地すべり地形の模式図かと思うような写真が掲載されていました。日本では棚田、里山の原風景として親しまれています。

本文(訳文)は次のように記述されていました。
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セミラミスの吊り庭から現代のダムの建設計画にいたるまで、農芸は建築と競い合って大地の造詣を行ってきた。人類は、おそらく水や土を塞き止めるために最初の壁を築き、そのとき初めて、人間的規模における空間を創造したのである。
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2 コメント

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建築家は無関心です! (下山眞司)
2010-05-16 09:52:01
ご紹介ありがとうございます。

今、建築にかかわる人たちの多くは、残念ながら、「建築家」願望が強く、建物をつくることの根源的な意味について、考えることをしなくなっているように見えます。
どうしたらこんな状況を脱することができるか。
私は、建築素人の人たち、つまり、「非専門家」、すなわち普通の人たちが、建物づくりの真実・事実を知ることしかない、と最近とみに思っています。
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アウトリーチの大切さ (下河敏彦)
2010-05-16 10:38:25
>私は、建築素人の人たち、つまり、「非専門家」、すなわち普通の人たちが、建物づくりの真実・事実を知ることしかない、と最近とみに思っています。

私も同感です。
http://blog.goo.ne.jp/geo1024/e/1dcdc27c7a40916fd80f791a1aba8791
ここの記事に示したとおり、一般社会へのアウトリーチが鍵だと思っています。
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