防災ブログ Let's Design with Nature

北風より太陽 ソフトなブログを目指します。

宮沢賢治ジオツアー

2008年11月19日 | Design with Nature
日本のDesign with Natureは宮沢賢治です。
もともと森と岩清水、そして星空を愛でる文化の国ですから、ジオは当たり前すぎて、あえて意識しなかったのかも知れません。

http://www.kousakusha.co.jp/planetalogue/kenji/kenji.html

赤のあらゆるphase

ルビー
ルビーの鉱物解説 >>>

赤もやはり暖色の1つですが、また興奮感色でもあり「情熱」「暖かさ」「愛」「激怒」などを連想させるとされています。盛岡中学で賢治の10年先輩であった石川啄木(1886~1912)の「詩稿」にある「赤!赤!赤といふ色のあるために どれだけこの世が賑やかだろう。花、女、旗、それから血!砂漠に落つる日」という一節もよくそれを表しています。賢治も『口語詩稿』所載の「心象スケッチ 林中乱思」で

柏の枝と杉と まぜて燃すので こんなに赤のあらゆるphaseを示し もっともやはらかな曲線を 次々須臾に描くのだ
とあるように、炎のさまざまな赤さを理解していましたが、どういうわけかその他の色ほど作品中で多様な表現は使われておりません。やはり賢治の色は「青」だからでしょうか。したがって赤い鉱物の引用も少ないのですが、ピンク色や紫色など赤系統の色もあわせて紹介しておきましょう。

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