防災ブログ Let's Design with Nature

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地質の勉強会

2009年04月25日 | 維持管理の時代
今日は同業の技術者同士での勉強会があり、私も「防災対策施設の維持管理と今後の取り組み方」という内容で発表しました。地すべり対策施設が荒れ果てていることや、宅地の擁壁の老朽化などについて話しました。

維持管理が進まない一因として、それが防災施設であり、どのような役割を果たすべきものなのかということを説明しなければならないことを述べました。だいたい土石流危険渓流にしても、急傾斜地崩壊危険箇所、地すべり防止区域にしても、その区域と現在地を簡単に表示しているだけですから、なんのことだかわからないのが実状だと思います。

単に模式図だけでなく、アニメーションでもつくって、親近感のある絵でも描いてみましょうか。

地質技術の勘所は(勘所というのも古い言い方ですが、ポイントだと心に響かないですよね)、限られた情報(露頭や転石など)から、地球の歴史を想像し、それに基づいて今後どうなるのかを定性的に予測するところにあるからです。

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