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防災ブログ Let's Design with Nature

北風より太陽 ソフトなブログを目指します。

東京タワー

2009年05月10日 | 雑感
土曜日には、東京タワーの映画版をTVでやっていたので妻と見ました。妻と見た初めての映画でしたので、思い出がありました。

「東京タワー」というすばらしい作品があることを教えてくれた、以前勤めていた会社の仲間からメールをもらいました。

小説・東京タワーに描かれる東京タワーはリリーフランキーさん、ママンキーさんにとってもシンボリックな存在です。この業界で生きていく自分のココロのなかにも東京タワーのようなともし火があるといいのですが。

 ITの世の中(特に最近のこの業界では)本来心にあるべきシンボルがPCのなかに求めるような雰囲気が蔓延しています。感動や共感が活力を生みます。景気の気は気持ちの気ですから、ひとの心をつかむ雰囲気を、防災でできればよいのですが。

身につけるものの値段

2009年05月09日 | 雑感
この写真にうつっている道具、鏡に移るデジカメとハンマー、双眼鏡の値段を合わせると5万円くらいになります。学会発表でスーツ着ている時でも身につけているものの総額は2万円くらいです。このクリコンはファッショナブルだと思うので、少々高くついても納得できますが。。

真似のできない価値

2009年05月06日 | 雑感
いま、NHKのSONGSを見終りました。妻と意見が一致したのは、長く歌い継がれる曲は、おいそれとカバーできない、独自の価値を持っていること、そして年を重ねても美しいスタイルを維持していること(松田聖子、竹内まりや然り)でした。

ただ単に稼げばいい、というのではなく、独創性とカッコよさを持ち続けること、防災の技術にも通じるところがあるでしょうか。

子供のなりたい職業

2009年05月05日 | 雑感
先ほどテレビを見ていたら、子どものなりたい職業ランキングが発表されていました。男の子では、プロ野球選手は相変わらず強いですね。博士や大工さんなんてのも上位にランクインしていました。

私は運動神経が鈍く手先は不器用。そういう個性は良くも悪くもすごく分かりやすいので、スポーツやエンジニアには向かないことはすぐに分かります。だから、教師を目指しました。親戚関係にも教師が多かったせいもありますが、”師”として尊敬されることに対するあこがれがありました。

でも、教育実習においてこれはあかんわ、と思うようになりました。平均化が教師の腕、みたいな言われ方をしたのです。生徒たちは偏差値でクラス分けがなされ、高校生とは思えないほど表情は冷めていました。

現在、防災に関わる、それこそ”エンジニア”になっています。モノを直接作るのは苦手としても、少々の絵ごころと地図好きがありましたので、なんとかここまで持っています。しかし、標準化というヤツが実に面倒で、モチベーションを下げてくれます。標準化≒平均化です。そして、この平均点が最近低く、落ちこぼれをなくためにハードルを下げるという誤りにはまってしまっています。

子どもの夢、以前の問題です。でも、確実に活発化している地殻変動は、災害と名を変えて今の子供たちの世代に襲いかかります。その時の知恵・技術はどうするか、切実な問題です。

クリノコンパス

2009年05月02日 | 雑感
地形や地質、道路法面等を調査するときの(私の)三種の神器(古っ!!!)として、ハンマー、単眼鏡、クリノコンパスがあります。

ハンマーは、転石や落石を叩き割って鉱物を見たり(観たり、診たり)、急な崖では足場をつくるため岩を砕いたり、岩盤や構造物の体質を打診したり、用途は重要jかつ多様です。

単眼鏡はあまり使う人はいません。普通は双眼鏡を使います。単眼鏡は片方の目で全体をみることができるので、なんとなく単眼鏡の方がすきなんです。
http://www.motormagazinesha.co.jp/medialog/e-shop/new-shop/item/13685.html

そして、クリノコンパスです。私が使っていたのは、きぃすとん通販で購入したクリノコンパスです。スケルトンですから遠景でも傾斜も測りやすいですし、方位磁針がすぐ止まるのもいい。なにより軽くてデザインが洗練されていると思いませんか。
ただ、使っていたと過去形になっているのは、不覚にも調査中に落としてしまったので。再度、きぃすとんから購入しました。http://www.clinocompass.com/clinocompass/clinocompass.html
やすいものではないので、注意して使いたいと思います。クリコンに負けないように、調査の方向性もビシッと決めたいと思います。

話のわからない人たち

2009年04月23日 | 雑感
スマップの草なぎさんが逮捕されたニュースが流れまくっています。よ~く聞けばただの酔っ払いなのですが、総務大臣はしゃべるは、家宅捜索はするわ、

でもどうなんでしょう。いい人であることはわかっているので、暴れたからこうしなさいといったマニュアルでもありそうな感じです。

マニュアルといえば、最近自然現象がマニュアルどおり動いてくれないと困ると本気で言う人がいることです。裸になりたいという気持ちはわからんでもないがねという都知事のしゃれはよかったです。

アオダモ…ないんでしょうか?

2009年04月20日 | 雑感

イチロー選手が困ったことになっているそうです。

イチローの名刀ピンチ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090421-00000523-sanspo-spo
天才打者のバットを17年間作り続けるミズノ社のバットマイスター・久保田五十一さん(66)の証言だ。イチローに渡される相棒の数は、年間で10-12ダース。この本数を供給するには、アオダモの角材1万本が必要だ。数年前のピーク時は角材6年分の備蓄ができていた。だが、最近では1年分のストックしかない状態が続いているという。

野球のバットに使えるアオダモは、北海道の日高山地が名産地なんだそうですが、バットに使える成木になるまで80~90年くらいかかるらしいのです。日高山脈は,約5,000万年前から1,400万年前につくられた変成岩や深成岩からできています。これらの岩石が山脈の稜線にそってほぼ南北方向に帯状に分布し,「日高変成帯」と呼ばれています。ここは,北米プレートとユーラシアプレートのちょうど境界部に位置します。日高山脈の浮き上がり(山脈上昇)は,約1,300万年前にはじまり,地質構造の解析から「北米プレート南縁の千島弧が西進して南西端が西側に衝上したためとされています。

日米の狭間で、こんなドラマもあるんです。


文系的センス

2009年04月18日 | 雑感
この間気になることを言われました。

「下河さんのような文系的センスは私にはない」というものです。確かに、技術職の人は職人気質か、あるいは地質やっているひとは、知力・体力を振り絞って見つけた知見を簡単に伝えたくない(思いっきり語弊がありそうですが)という想いが強いのでしょうか。

どうも、サイエンスとビジネスとの間に距離を置いているひとが多いと思います。

芥川賞作家 津村記久子 さん

2009年04月17日 | 雑感
妻が愛読する日経Womenに、芥川賞作家の津村記久子さんという女性が、地質調査会社に勤められていることを知りました。技術職ではないようですが。しかし、会社名は伏せられていました。ウィキペディアでは、土木系のコンサルタント会社勤務と書いてありました。

閉鎖的なんですかねえ。わたしなら、こんな豊かな感性の持ち主がいると、大きくアピールしますが。。。

子供手当て

2009年04月13日 | 雑感

追加経済対策として、与党も野党も子供手当てなるものを画策しているようです。私はまだ子供はいませんが、いずれもあまり感心しません。

働くもの食うべからずという言葉があるとおり、お金は頑張って働いて稼ぐものだということを認識させないといけません。

やすくするんであれば、大学の自然科学系の授業料でしょうか。自然科学の発展なしに、防災も産業の発展もありえず、景気も浮揚しないと思うのですが。


技術士の時給

2009年04月04日 | 雑感
今日のケンプラッツに、技術士の時給に関する記事がありました。

技術士の時給は2462円
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20090402/531699/
建設関連の16職種の平均の時給を算出し、高い順に並べた。「現金給与額」を12倍した額と、「その他特別給与額」とを合わせた額を「年収」として算出。この年収を、所定内実労働時間と超過実労働時間とを合わせて12倍して求めた「年間総労働時間」で割った数値を「時給」としている。前回の試算では不動産鑑定士も含めて算出していたが、サンプル数が極端に少ないので今回は除いた(資料:厚生労働省の「平成20年賃金構造基本統計調査(全国)」を基に日経コンストラクションが試算)

昨年のネットカキコミでは、
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 このリポートは大手企業のみ対象なのでしょうか。あまりにも現場との温度差があるリポートですね。うちの会社では、時給1200円もかなり怪しいところです。残業代なんて中小企業で支払われているところなんてあるんですか。労働基準法自体、大手企業しか対象とされていない法律ですし・・・。 (2008/06/18)
 技術士の超過労働時間が19時間なんてありえない。その5~7倍は月に当たり前。時給も書類上2400円ぐらいだが、サービス残業だから事実1600円くらい。 (2008/06/15)
 週休二日で、勤務時間が9時~6時な設計事務所ってあるんですかね? ごくごく一部のおっきな会社の管理職みたいな方が統計の対象ならいいんですけど、これが設計事務所の給与水準だというようならば、全く現状に添っていない調査結果だと思います。 (2008/06/13)
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いずれも、私も同感です。

給与・報酬に関して、例えば宅建業では以下のようです。
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本体価格が報酬計算のもとになる。例えば税込み5,100万円の取引が成立した場合、税抜き価格5000万円がもとになる。そして、400万円以上の売買の媒介の場合、課税事業者である宅建業者は、依頼者の一方から代金×3%+6万円に消費税を上乗せした額までが報酬となる。この場合、5000万円×3%+6万円=156万円×5%の163万8000円
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という風に、個別物件ごとの報酬になっています。代金額200万円以下なら5%、代金200~400万円なら4%+2万円といった具合です。

翻って我々は、とにかく仕事をとれ、と低入札合戦です。「士」なのにサラリーマン的です。

エアチェック世代のひとり言

2009年03月21日 | 雑感
FM40周年のNHK特番を見てました。ラジオから流れるオフコースが好きで、60分テープや90分テープに録音して、”マイベストが何枚も”ありました。テープレコーダーはすぐに劣化しました。アルバムにA面、B面があり、それぞれにアーティストは物語性を持たせた曲構成をしていました。とても限られた容量だから、曲を伝える側も聞く側も、できるだけ自分の好みを強くして選んだものです。

なぜ、こんなに年がばれる死語を連発したかというと、限られた露頭から地球の営みを想像することに勘所がある地質調査・防災調査において、最近どうも無味乾燥なやりとりが増えてきたからです。こちらは限られた時間のなかで、災害になる危険性の高い場所は近接写真をとったりスケッチをしたり、、、安全性が高いところは軽くすませたりしたら、”調査結果に差をつけたのはなぜ?””本当に危険性は低いのか?”という質問が、役所や住民などの非専門家ならいざ知らず、同業者からくることが結構増えてきました。そして、共通して20代後半、そろそろひとつの物件の主任を任せてみようかという年頃の人たちです。

ギガバイト・テラバイトが標準装備されているのが当然であると、自ら情報の質を考え、味付け、色づけ、自己ベストをつくることがなくなり、取説(基準書)にしたがってほぼ無尽蔵にダウンロードできます。

公共事業が減り、人の心と直接する本当のコンサルタントが多く求められるようになったら、アナログ(定性)が戻ってこないとやばいことになりそうです。

ジョヴァンニ・スキアパレッリと地学

2009年03月14日 | 雑感
Googleのトップページのロゴを見たら、クレーターの模様が描かれていました。あんちょこで考えればホワイトデーかなにかかいなと思ったのですが、画像の説明として、ジョヴァンニ・スキアパレッリの誕生日と出てきました。

ジョヴァンニ・スキアパレッリといえば、火星の研究で有名な天文学者です。高校の地学の先生が、火星の写真を撮影してきなさいという宿題を出され、不器用な私はカメラの扱いに手間取りぶれまくったのを覚えています。でもそのおかげで星座にも興味がわき、しし座流星群やペルセウス座流星群をみることができました(田舎の財産は満天の星空です)。

その地学の先生に「”地学”なのに”宇宙”まで対象にするのですか?」と聞いたら、「地球そのものを知るのが地学だし、地球の宇宙での位置づけを知って想像するのが地学の楽しみだ」と答えられました。この言葉は、いまでも私のなかで輝いています。

誕生石

2009年03月10日 | 雑感
今日、妻が義理の妹の誕生日が近いから、なにかアクセサリーを買ってあげようと出かけました。私自身は、普段ファッションやおしゃれにはトンと無頓着なのですが、誕生石という言葉があるのを(なぜだか本当にわかりませんが)思い出しました。3月はアクアマリン。宝石の誕生から地学への誘いをかけてもロマンチックかも知れませんね。