しかし、やはり「文科系」ですからね。地球温暖化についてもよくコメントしていましたが、地質学的背景には触れなかった、工学的なコメントもあまり聞かなかったような気がします。
職人気質な人が多い、科学者・技術者は、真理を探究することに夢中になる面白さを知っているだけに、饒舌であることに一線を引いていることが多いのか、魅力あるスピーチのあり方、パフォーマンス、プレゼンは不得手な人が多い。
筑紫さんは文化の薫り高き人だったと思いますが、”理系”にももう少し突っ込んでほしかった。合掌。
川崎市と東京電力、国内最大級の太陽光発電所を建設へ
http://gazoo.com/NEWS/NewsDetail.aspx?NewsId=6013aa35-2724-4e35-b49c-bd6c519a1400
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川崎市と東京電力は、神奈川県川崎市の浮島、扇島地点で合計出力約2万kWの太陽光発電所を建設する「メガソーラー計画」を共同で進めていくことで合意した。
この計画は、2011年度の運転開始を目指し、川崎市と東京電力が共同で進めていくもので、川崎市は、太陽光発電所の一部土地の提供をはじめ、計画を通して太陽光発電の普及啓発活動を推進し、東京電力は、電力供給設備としての太陽光発電所の建設・運転を担う。
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そろそろ石油エネルギーから脱却せねば
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これによるCO2排出量削減効果は年間約8900tとなる見込み。
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でも結局理由はこれかい、てな感じですね。
CO2が目標でなくで、石油節約エネルギー革命が目標です。
太田ジオリサーチの太田さんに、竹村公太郎著『日本の文明の謎を解く』という本を紹介して頂いたので、書店に足を運んでみました。そしたら、同じ著者の本で『土地の文明-地形とデータで日本の都市の謎を解く-』という本が横にありました。地形学を専攻していた私は、怪しいなあとおもいつつ逆にそれが好奇心となって、土地の文明~を買ってしまいました。
http://www.boople.com/bst/BPdispatch?nips_cd=9979604468
印象に残ったのは、80頁以降の「希望の大地、北海道」という節です。まず、出だしからして、
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21世紀は穀物争奪の世紀となる。
幸いにして日本の人口は減少していくが、世界の人口は90億人へ増加していく。世界の穀物間違いなく不足し偏在していく。
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ここまでは、丸山先生の「地球温暖化論に騙されるな」とほぼ同じ、ところが
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大量の地下水の汲み上げででアメリカ大陸、中国大陸、インド大陸の地下水は毎年低下し続けている。
地球温暖化がそれに拍車をかける(略)気温は現在より4℃~5℃上昇し、高緯度で降雨が増えるが、中緯度から低緯度の大陸では乾燥化が進んでいくという。
世界の穀物大陸は土地の疲弊と深刻な水不足で収穫量は激減していく。
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丸山先生は寒冷化で食糧難になるという展開。どっちにしても、結局人口が増えすぎることが問題で食料難になるんですねえ。
そこで、温暖化することで、北海道が大穀倉地帯となるという展開になっていました。じゃあ温暖化したほうがいいんでないの!?
次になるほどと思ったのが、石狩川の河川改修について、洪水の排水を速くすることと、その流速によって河床の洗掘を引き起こす。それによって泥炭層の地下水を下げ、米作りをしやすい土地を作る。たぶん地理の教科書では、三日月湖が典型的に発達する流域はどこでしょーみたいなところから発展していないのでしょう。現場に即した3次元思考(当たり前ですが)を教え養わないと、感受性や知識が乾燥してしまいそうです。
今日地すべり学会に参加したのですが、このブログを読んでくださっていた方がおられました。
なんでも、丸山先生の「地球温暖化にだまされるな」という記事について検索してたら、私のこの記事にヒットしたのだとか
真実は多数決ではない
http://blog.goo.ne.jp/geo1024/e/584006ec1e7bd6c1a2be1a65c794ff94
こういうのを嬉しい誤算というのですね。
良質な情報・人脈が得られただけでも、参加費・懇親会費の14,000円は安い出費と思えました。
最近大雨洪水警報が連発されています。しかし、観測網が充実されただけのことで、過剰に反応するのはどうなんでしょうか。私の父はだいたい空模様をみて夕立の有無を予測していますが、そのような想像力・対応力がエセ「地球温暖化」論の情報洪水に流されていないでしょうか。
最近地球温暖化(寒冷化)の議論にはまっています。丸山茂徳先生が今年5月に出版された、「『地球温暖化』論に騙されるな」講談社を買って読み始めています。そしたら、いきなり考えさせられるフレーズにぶつかりました。http://www.bk1.jp/product/02994729
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私はかつて環境省に呼ばれて、「CO2は地球温暖化の犯人ではない」「地球は次第に寒冷化する」という話をしたことがあります。
そのとき環境省の方々の反応は、まるで私の論を受け付ける気もないようでした。
「IPCC{気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change、IPCC)}は4,000人もの世界の科学者が集まって研究している。その結果、温暖化の主要因の人間が排出するCO2だと結論づけたのに、あなた一人が言っても信じられない。間違いではないのか。」
と環境省の方々はおっしゃるのです。
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いやあ、相変わらずですねえ。YAKUNINですねえ。はっはっは!寒冷化ならぬ慣例化!環境論より感情論!
青色発光ダイオードの中村修二先生やミスター半導体「独創は闘いにあり」の西澤潤一先生と同じパターンですね。
地球温暖化を食い止めるために、太陽光発電に向けて大胆に踏み出すべきときが来た。
7月27日朝日新聞の社説の第一段落です。
太陽光発電の目的は地球温暖化を防ぐためにではないと思います。人口爆発とまったく逆のペースで減り続ける石油資源の枯渇に対する代替といったほうが正論でしょう。テレビ朝日は地球温暖化が破滅を招くような特番もやりましたが、地球と文明の歴史は気候変動に支配されているということを地学の目で"冷静”に評価する必要があると思います。
くしくも同じ日の天声人語では、食糧不足を示唆する記事に内容になっていますが、そちらのほうを心配すべきでしょう。食料自給率39%なのだから。。。
今日は同業者での技術勉強会があり、招待講演として、東京工業大学の丸山茂徳先生のお話を聞くことができました。その趣旨は、これから地球は寒冷化に向かうというものでした。
・過去150 年間の地球温暖化の原因が人類起源の二酸化炭素の増加であることを実証したわけではない。むしろ、それは間違いで、宇宙線照射量と太陽風の相対比で決まる雲の量の変化(減少)が最も効果的な原因であることを示唆している。IPCC の報告書でも、二酸化炭素犯人説を高い可能性として強調したに過ぎない。
・21世紀は人類史1万年の中で過去に例がない激動の時代になる。その最大の原因は異常という形容では表現できない人口の爆発的増加である。自然環境と調和した形で持続可能社会を構築するためには、地球が養える世界人口は30-40億人程度であろうが、世界は既に66 億人を突破している。
・空気と水の化学汚染:人類を始めとして地球生物にとって、空気と水の化学汚染による遺伝子上の変異速度の急増は緊急を要する課題である。CO2 の問題が大きく取り上げられ、その裏に隠されたこの問題ははるかに深刻であり、全世界共通の汚染制御技術と汚染度の指標作りが緊急課題である。
・世界人口の縮小計画:持続可能社会の実現に向けた最も根本的な課題は世界人口の速やかな減少である。その為の具体的行動計画が提案されねばならない。
政府の主張と逆ですねえ
氷河期が周期的に起こっていることを提唱したのは、セルビアの地球物理学者 M. ミランコビッチ(Milutin Milanković)です。説を発表した1920年代ごろは、過去の地球の気候変動のデータが得られなかったので、つい最近まで忘れられていました。
しかし、南極の氷床コアなどの分析から、地球の過去の気象データがわかりはじめるとミランコビッチ説とよく一致。その優れた計算式が一躍注目を浴び、世界に認められることになりました。
ミランコビッチによると、氷河期の周期は、おもに地球の自転軸に「歳差運動」や「微妙な振動」があること、地球の「公転軌道が楕円」になることの3つの要素によって決まるということです。