今日は同業者での技術勉強会があり、招待講演として、東京工業大学の丸山茂徳先生のお話を聞くことができました。その趣旨は、これから地球は寒冷化に向かうというものでした。
・過去150 年間の地球温暖化の原因が人類起源の二酸化炭素の増加であることを実証したわけではない。むしろ、それは間違いで、宇宙線照射量と太陽風の相対比で決まる雲の量の変化(減少)が最も効果的な原因であることを示唆している。IPCC の報告書でも、二酸化炭素犯人説を高い可能性として強調したに過ぎない。
・21世紀は人類史1万年の中で過去に例がない激動の時代になる。その最大の原因は異常という形容では表現できない人口の爆発的増加である。自然環境と調和した形で持続可能社会を構築するためには、地球が養える世界人口は30-40億人程度であろうが、世界は既に66 億人を突破している。
・空気と水の化学汚染:人類を始めとして地球生物にとって、空気と水の化学汚染による遺伝子上の変異速度の急増は緊急を要する課題である。CO2 の問題が大きく取り上げられ、その裏に隠されたこの問題ははるかに深刻であり、全世界共通の汚染制御技術と汚染度の指標作りが緊急課題である。
・世界人口の縮小計画:持続可能社会の実現に向けた最も根本的な課題は世界人口の速やかな減少である。その為の具体的行動計画が提案されねばならない。
政府の主張と逆ですねえ
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