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ガヴァドンなボログ

ウルトラ指人形のことやら、仮面ライダーの感想やら、大河ドラマについてやら

風の果て~果たし状~

2007年11月29日 | 時代劇でござる
風の果て〈下〉 (文春文庫)
藤沢 周平
文藝春秋

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 「風の果て」第7話のあらすじは公色サイトでどうぞ。

 守屋さんも、はじめは桑山又左衛門みたいな理想や正義を持っていたのかな・・・それが権力の極みにあって、「金の力のみを盟友の印と頼む」商人達との繋がりの中で「見るべきもの」を見失って行ったか・・・
 清濁併せ呑む「器の大きな」人間を目指して、いつの間にか濁流にのまれていく人間の、何と多いことか!歴史は繰り返すとよく言いますが、今も昔も、そして未来も、人間の営みは変わらないのだなあ・・・と、つくづく思い知らされました。

風の果て~最後の敵~

2007年11月22日 | 時代劇でござる
風の果て〈下〉 (文春文庫)
藤沢 周平
文藝春秋

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 「風の果て」第6話のあらすじは公式サイトでどうぞ。
 
 どこで、誰がボタンを掛け違えたのか・・・ 杉山忠兵衛が桑山又左衛門を甘く見すぎたのか。いやいや、杉山が又左衛門の力を警戒したところから話が変な方向へ動いていったのではないか。まて、忠兵衛が桑山の力量を正当に評価していれば、自らの与党とするのにもっと力を砕いたはずではないか。
 いずれにせよ、友を自らの出世の道具として利用する事しかしなかった報いを杉山家老は受けずにいられなかったという事。そのような状態に、彼を落としたのが権力というものの怖さか・・・ 本当に勉強になりました・・・

風の果て~政変~

2007年11月15日 | 時代劇でござる
風の果て〈下〉 (文春文庫)
藤沢 周平
文藝春秋

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 「風の果て」第5回のあらすじは公式サイトでご覧下さい。
 重~く、暗い展開の割には、チャンバラシーンの少ない作品だったのですが、ここに来てようやく野瀬市之丞の腕の冴えが披露される事となりました。失脚した小黒派が杉山忠兵衛を襲う。これを迎え撃つ隼太と市之丞。三対二の勝負でしたが、斬り抜けました・・・皆々、市之丞の腕があったからこその勝利でした。が、市之丞に恩賞も取り立てもなし。杉山忠兵衛の冷めた情が、今後の展開にどう影響を及ぼすか・・・先が見えるような気がしました。
 

風の果て~出世~

2007年11月08日 | 時代劇でござる
風の果て〈上〉 (文春文庫)
藤沢 周平
文藝春秋

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 「風の果て」第4話のあらすじは公式サイトでどうぞ。

 今回の話は泣けました 最後の10分が・・・ 出世を狙う桑山隼太は友・野瀬市之丞を用心棒にすべく、彼のもとに出かける。そこには市之丞の手によって斬られた一蔵の妻、類の姿があった。自分が手をかけた友の女房と暮らす市之丞は、その暮らしを「地獄だ」と言い、涙を流す。いたたまれず家を飛び出た隼太を追ってきた市之丞は、死んだ隼太の息子の供養にと金を渡す。純粋さゆえに荒んだ生活に落ち、落ちてもなお純粋な心根を見せる市之丞に触れ、隼太は自らの不純さを詫びる・・・ やっぱり、藤沢作品はいいですね・・・ 無理やり中年俳優にバトンタッチさせただけはありました。どの役者さんも、円熟の味を出していて、見ごたえがありました。

「風の果て」あるいはリネージュ・・・再々

2007年11月01日 | 時代劇でござる
リネージュ THE CROSS RANCOR エピソードVI マスターブック 下
コーエー出版部
光栄

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 NHK木曜時代劇『風の果て』が面白くなってきました。あらすじの方は公式サイトに出ている通りであります。
 人は思うとおりの生き方なんて、そんなにたやすく出来るものではないんだ、悩み、苦しみ、もがき、時には他人に当たり、寄りかかって生きていくしかないんだということを嫌というほどはっきりを描いてくれてます。友も認める義侠心に溢れた主人公・桑山隼太だって、心の弱さゆえに人を笑い、妻を裏切り生きていかざるを得ない・・・それが人の生というものなんですね・・・
 ただ一つ、3年で青年達が、一気に中年後期にまで老けてしまったのはどうかと・・・

 さて、毎度のついで、リネージュ便りでございます。ハロウィンイベントもいよいよ第3週となりました。今回はマジックハロウィンハットを入手して、姿をかかしタイプのジャックオーランタンに変身させ、ひたすら「パンプキンの種」を収集し、それをアイテムに変えてもらうというイベントになっています。このアイテムというのが、いかにもハロウィンに相応しい遊び心に溢れたものでして・・・ただいま夢中でパンプキンの種集めをしています。種を75個も集めないといけないので結構大変ですが・・・

「風の果て」あるいはリネージュ・・・再び

2007年10月26日 | 時代劇でござる
風の果て〈上〉 (文春文庫)
藤沢 周平
文藝春秋

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 「風の果て」の第2話を見ました。あらすじは公式サイトにお任せして、早速レビューを。
 桑山孫助という男がいい味出してますね。表では、頑固な郡奉行、当然家でも亭主関白かと思いきや、典型的な「婿殿」であり女房に頭が上がらない・・・蟹江敬三さんが実に飄々と演じています この人物を見るだけでも価値があると思いました。主人公・上村隼太も、その人物に惚れて桑山家に婿入りする事を決めました。
 そして、隼太の妻となる満江がまたいい味を出しています。演じている安藤サクラさんは今後注目していきたい女優さんです。新婚早々、女系家族に波風を立てる夫に戸惑う様子が実にかわいい!脇役陣がいいと、俄然続きが見たくなりますね。

 さて、以上の記事は昨日アップするつもりだったのですが、リネージュをプレイしていてショックなことがありまして、とてもブログを更新する気力が出ませんでした・・・
 まあ、大したことではないのですが、昨晩、PKを受け、メインキャラのレベルが落ちました。つい1週間前にレベル49に上がったのも束の間、48に逆戻りです・・・いつもだったら、速攻で帰還するのですが・・・ 

陽炎の辻~夢まぼろし~

2007年09月27日 | 時代劇でござる
陽炎ノ辻―居眠り磐音 江戸双紙 (双葉文庫)
佐伯 泰英
双葉社

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 陽炎の辻第9回「夢まぼろし」は切なかったですね・・・ 奈緒が1200両で吉原に身売りされたことを知って、磐音の周りの人々はいろいろな反応をしました。奈緒を奪って逃げるべきだと品川氏。今津屋当主は1200両を貸してやろうと申しでる。そんなことを言い出すようなお人好しが江戸で両替商なんかやってられたとは到底思えないんですが、人情時代劇にそんな冷めたつっ込みは無用ですね かような篤い情を感じれば感じるほど磐音は切なく辛くなるわけですよ!これが醍醐味ですよ(ちょっと不謹慎ですか?)

 花魁を身請けするために強盗をした浪人田野倉源八を、果たして磐音は切れるのかと興味深く見たのですが、結局、花魁秋葉を「俺を裏切った」と盾にした態度に怒って切り捨てました。でも、あの田野倉の態度はないよね・・・と思ったりしました。やや人物の掘り下げが浅かったかな。田野倉にとって秋葉はそれだけの女だったのでしょうか。違うと思うのですが・・・

陽炎の辻~対決の晩夏~

2007年09月20日 | 時代劇でござる
陽炎ノ辻―居眠り磐音 江戸双紙 (双葉文庫)
佐伯 泰英
双葉社

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 「陽炎の辻」第8回『対決の晩夏』は磐音の殺陣シーンたっぷり!特に美濃部大監物との対決は興奮しました。ハッスル男の力技剣法に、磐音もタジタジ・・・危ないところでした。何とか美濃部を倒した後、宍戸家を見張っていた者たちを「しっかり見張っとらんかい!」と叱り飛ばしましたが、その気持ち分かりますね
 関前での騒動も収め、残る心残りは身売りして関前を離れた許婚奈緒のこと。ラスト3話で、この二人の運命はどうなるのか?

陽炎の辻~指切り~

2007年09月14日 | 時代劇でござる
陽炎ノ辻―居眠り磐音 江戸双紙 (双葉文庫)
佐伯 泰英
双葉社

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 いやいや、驚きました。まさか、この第7回「指切り」で主要登場人物が死んでしまうとは思いもしませんでしたから。この事態に磐音の怒りが爆発!凄かったですね・・・怒りに任せて女まで切り殺してしまいましたよ・・・ まあ、確かに逆恨みからひどいことをした連中でしたからね・・・でも女を殺す主人公はね・・・

 さて、次回は豊後関前に戻っての「お家騒動」編です。磐音の剣の冴えをたっぷり堪能できますね。今度は女子供は相手にしないでね

 

陽炎の辻~宵待草~

2007年09月06日 | 時代劇でござる
陽炎ノ辻―居眠り磐音 江戸双紙 (双葉文庫)
佐伯 泰英
双葉社

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 第5回「戦いの序章」を記事にし損ねてしまいました。私としたことが・・・第6回「宵待草」はしっかりとレビューしたいと存じます。

 母の面影を恋う幸吉と、薄幸の女お兼の交流シーン。磐音に頼まれて幸吉に接近したお兼ではありましたが、亡くした子供たちを思い出してむせび泣きます。こういうシーンの後に来るのは・・・ああ、やっぱり、そうなんですよね・・・哀しい最期でありました。磯次の描き方がやや物足りない感じはしましたが、全体的にはしっとりとしたいい話でございました。

 さて、関前藩の騒動の方も、動いてきました。前話で仲間を失った磐音は、直目付の中居半蔵に真意を問う行動に出ました。果たしてこの中居半蔵なる人物は本当に味方なのか??? 演じているのが鶴見辰吾氏ですからね・・・見極めが難しいですな・・・ 原作を読めば、分かるんですが・・・うーん、知りたい・・・読んじゃおうかな