風の果て〈下〉 (文春文庫)藤沢 周平文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
「風の果て」第7話のあらすじは公色サイトでどうぞ。
守屋さんも、はじめは桑山又左衛門みたいな理想や正義を持っていたのかな・・・それが権力の極みにあって、「金の力のみを盟友の印と頼む」商人達との繋がりの中で「見るべきもの」を見失って行ったか・・・
清濁併せ呑む「器の大きな」人間を目指して、いつの間にか濁流にのまれていく人間の、何と多いことか!歴史は繰り返すとよく言いますが、今も昔も、そして未来も、人間の営みは変わらないのだなあ・・・と、つくづく思い知らされました。