正月特番の喧噪も去り、テレビにレギュラーが戻ってきた今日この頃、いかがお過ごしですか?私は「木曜時代劇」が再開されて生き返っております

2008年のトップバッターは野村萬斎主演の『鞍馬天狗』です。私なんかより、もう少し上の年代の方々にとっての「ヒーロー」ですね。私たちぐらいだと「ウルトラマン」などの特撮ヒーローやアトムといったアニメヒーローに目がいってしまいましたから・・・でも、だからこそ新鮮な感じで楽しむことができました。第1回のあらすじについては
公式サイトをご覧ください。
野村萬斎が主役を演じるテレビドラマって、珍しいですよね。映画「陰陽師」みたいにニヤニヤ主人公になるのかな、と思ったら・・・やっぱり、ニヤニヤしてました。でもその人を食った感じが彼の魅力だと思いますが。まあ、これはいいでしょう。でもね、石原良純の桂小五郎はないでしょ

生活に疲れたおじさんという感じで、どう見ても勤王の志士というイメージから遠い・・・遠すぎる・・・しかもさりげなく(でもないか

)お天気キャスターの宣伝までしちゃってるし・・・
新撰組は、今回は敵役、オオカミに徹していただきましょう。杉本哲太の土方歳三なんて、憎々しくていいですね。(ちょっと顔が長すぎるような気もしますが・・・)緒形直人の近藤勇は、も少し背がほしい・・・か?
演出の方は、古き良き時代の「チャンバラ」を意識した、分かりやすい勧善懲悪タイプで、肩の凝らない作りになっていると思います。「風の果て」なんかの、どっしりと重い感じとはまた違っていて、これはこれで、先が楽しみです