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維新の党はもぬけの殻=焦る松野氏ら現執行部

2015年09月03日 | 政治

 維新の党分裂で松野氏は民主と協議加速

後ろ足で砂掛けて出て行ったのに・・ と、受け入れに難色示す民主党幹部

橋下氏が都構想住民投票で敗北し引退表明した頃から次のステージは予測されていたこと。

今の維新は他の政党の脱落者を糾合しただけの烏合の衆。

特に結いの党や民主党からの合流者は民主党と考えが変わらない。

これでは橋下氏が抱く政治信条とはかけ離れすぎている。

時機を見て新党立ち上げは考えていたことであろう。

問題は地元の大阪系維新の党の議員は橋下氏と行動を共にするのであろうが、結いの党と民主党脱落者ははじかれる。

それも新党立ち上げの理由だから当然といえば当然。

それでは橋下系が抜けた維新の党はどうなるのか。

>松野氏は30日、東京都内で記者団の取材に応じ、橋下氏の動きについて「簡単に党を割らないでもらいたい。維新に投票してくれた皆さんへの責任もある」と不快感を表明。また、「自民党に対抗できる、強い野党をつくらないといけない」と述べ、民主党との間で野党再編協議を加速させる意向を示した。

松野氏の言っていることは反自民党だけが目的。

政策など一切持ち合わせていないようだ。

政党の目的が政府批判だけの反自民では有権者の支持は得られない。

特に民主党からの合流者は維新の党での選挙で殆ど比例区で拾われた議員ばかり。

大阪維新の会の虎の威を借りて当選させてもらった議員。

これでは、例え民主党と合流できても次の議員の目はない。

それは当たり前なことで民主党が政権に就いていたときに既に有権者は民主党離れしてしまっていた。

有権者が民主党を見限ったからこそ、これらの議員も民主党を見限って維新の党へ行ったはず。

しかし維新の党へ移っても政治信条は有権者に見限られた民主党の政治信条からなにも変わってはいない。

ただ民主党にいたのでは議員を続けられないから維新の党へ逃げてきただけ。

折角維新の党で議員でいられるようになったのに、橋下氏の政治信条に従わず民主党かぶれしていれば、橋下氏に見捨てられるのは仕方ない。

橋下新党がどの程度のものかはやって見なければわからない。

しかし、どうのこうの言っても関西では橋下維新の会は人気がある。

問題は11月で任期が切れる大阪市長には立候補しないことを明言している。

今回を限りに政治から身を引くように言われているが確かに政治家は事実上廃業となる。

だからといって大阪維新の会にかかわりを持たないということではない。

逆に国政進出を目指して組織の強化に辣腕を振るうことになるのではないだろうか。

来年夏には注目の参議院選挙がおこなわれる。

この参議院選挙が新しく立ち上げる大阪維新の会にとっては重大な試金石となる。

来夏の参議院選の結果が改憲への道へ繋がっているからだ。

自民党は70議席の大台を狙っている。

今のままの政党状況のままなら達成も夢ではない。

今回の維新の党の分党問題は却って改憲を可能にする推進役ににも成り得る

橋下大阪維新の会も改憲に前向きだからだ。

そこで橋下維新の会が自民党に協力すれば、改憲に慎重で自民党改憲に何かと注文ばかりつける公明党を頼らなくても、改憲への道筋が見えてくる。

こうした見通しは既に安倍・橋下会談で確認されているのだろう。

改憲がスムーズに進まないのは、改憲への発議が衆参両議院の3分の2以上の賛成が必要となっていることだ。

この96条項の改正が先ず必要で、両議院の過半数で改正出来るようにすれば、日本だけが厳しい改憲問題も世界標準と同じようになる。

先進国で70年間も齟齬のある憲法が改正できないとはどう見てもおかしい。

改憲の入り口の門を狭め、中に入れないようにしているのが96条項だ。

それが可能になるかどうか大いに注目される来夏の参議院選挙である。

>橋下新党10月結成=20人規模、維新分裂へ?松野氏は民主と協議加速
2015 年 8 月 30 日 19:00 JST 更新

 維新の党を離党した橋下徹大阪市長は30日、自らが率いる地域政党「大阪維新の会」を母体とする国政新党の結成時期について、11月22日投開票の大阪府知事・大阪市長のダブル選挙よりも前の10月とする意向を固めた。新党には、橋下氏に近い大阪系議員十数人を含め20人程度が参加する見通しだ。昨年9月結党の維新の分裂は決定的となった。

 維新の松野頼久代表は30日、東京都内で記者団の取材に応じ、橋下氏の動きについて「簡単に党を割らないでもらいたい。維新に投票してくれた皆さんへの責任もある」と不快感を表明。また、「自民党に対抗できる、強い野党をつくらないといけない」と述べ、民主党との間で野党再編協議を加速させる意向を示した。

 大阪維新関係者によると、橋下氏は維新代表選が告示される10月1日に記者会見を開き、新党構想を正式に発表。同月20日ごろまでに参加メンバーを確定させる考えだ。大阪系議員の一人は「新党に入りたいと言っている人は結構いる。全体で20人くらいになる」と語った。

 橋下氏は当初、大阪ダブル選後の年内に新党を発足させる考えを示していたが、新党結成の勢いをダブル選につなげる方が得策だと判断したとみられる。

 橋下氏側は、議員数に応じた政党助成金の分割が可能となるよう維新の党の「分党」を求める方針なのに対し、維新執行部は難色を示している。両者の交渉が難航すれば橋下新党結成の日程はずれ込む可能性がある。

 一方、松野氏は野党再編協議について、「近々、民主党の岡田克也代表と胸襟を開いて話す機会をつくりたい」と述べ、27日に会談した岡田氏と一両日中に再び協議に臨む意向を表明。「維新と民主党だけの合流ということではない」とも述べ、他の野党や無所属議員にも呼び掛ける考えを示した。 

[時事通信社]
http://jp.wsj.com/articles/JJ10140997855526773720919602042903133100647





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