食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

索引【き(は-わ行)】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.14

2023年09月23日 | 毎日クロス辞書/本文
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き(は-わ行)気になる言葉の辞書 P.14/54



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チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
生の「ことば検定」、池上情報/池上彰氏のTV情報番組を参考にしたことを示す。
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き(は-わ行)
ギプス = 石膏(こう)のことで、独語のgips。投/日本人には発音しにくいため、ギス言うが誤り。
銀ぶら = 東京・銀座通りをぶらぶら散歩すること。投/1990年代頃から銀座の老舗コーヒー店カフェーパウリスタでブラジルコーヒーを飲むことから発祥したという説が、度々、新聞やテレビで取り上げられた。今では専門家によって、宣伝目的のデタラメ・誤説として明確に否定されている。大正時代からある言葉で、歴史を捻じ曲げてしまう行為は許されない。これも”歴史修正主義”か。
擬宝珠(ぎぼし・ぎぼうし) = 欄干(らんかん)などの柱の上端につける宝珠(ほうじゅ)形の装飾、青銅製が多い。ぎぼうしゅの約転(音韻の変化)。宝珠頭(-がしら)。
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鬼面人を威す(きめん・人をおどす) = 鬼面のように、みせかけで人をおどしつける。
脚韻(きゃくいん) = 詩歌で、句末・行末に同音の語をおくこと。「-を踏む」。押韻。投/出題例の「春暁(しゅんぎょう)」(春眠暁を覚えず) <春眠不覚 処処聞啼 夜来風雨声 花落知多>~「暁(ぎょう)、鳥(ちょう)、少(しょう)」と韻を踏んでいる。
逆切れ = それまで叱られたり注意を受けたりしていた人が、逆に怒り出すこと。投/広辞苑第六版(2008年発刊)の時点で載っている。俗語で、投稿者が嫌いな言葉。同様に馴染めない人が多いせいか、ネットでは言い換え言葉が沢山出ている。開き直り・居直りでいいと思うが、切れた感じが弱ければ「逆上」はどうか? 逆切れも、真逆も発音が汚い。
キャスター = 笑い言葉 < 「キャスター付きの椅子に座るキャスター」。投/皆様は、どのキャスターがお好きですか? 椅子のほうですよ・・・
脚光(きゃっこう) = ①元々は舞台の前面下方にあって、俳優を照らす照明・フットライト。②転じて現在は、脚光を浴びるなど社会の注目の的となる使い方が主流。
ギヤマン = diamant・オランダ語。①江戸時代、ダイヤモンドのこと。金剛石。②ガラスの切削にダイヤモンドを使ったために、切って細工したものをギヤマン細工と呼ぶ。③さらにガラスそのものを指すに至った、ガラス・ガラス細工の旧称。室町末期から江戸時代まで使われた語。一方、「ビードロ」はポルトガル語・vidro 、ガラス。
キューピー = 投/マヨネーズ販売の正式社名はキーピー、大きい字の「ユ」です。キヤノン・シヤチハタも同様。違いに気がつきましたか?人は文字を見ているようで、見ていない。メーカーは、ロゴのバランスや強調する意味があると言っている。
吸血鬼(きゅうけつき) = Dracula・アイルランドの作家ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」、1897(M30)年)の主人公の名。投/コロナ禍で、献血者が減りピンチが続く。あなたこそ、ぜひ“給血鬼”になって欲しい。
急進派(きゅうしんは) = ①radicalism・現状を急速かつ根本的に変革しようとする立場の一団。②理想・目的を、急いで達成しようとする一員。
窮鳥懐(きゅうちょう・ふところ)に入(い)れば猟師も殺さず = ①追い詰められて逃げ場を失った人が救いを求めて来れば、見殺しにするわけにはいかない。②追い詰められて逃げ場を失った人が救いを求めてきたときは、どんな事情があっても助けてやるのが人の道であるということ。投/対人関係や営業活動で相手に気に入られて繋がりを持つことを、「相手の懐に入(はい)る」と言う。懐に入ってくるのは、鳥やお金だけではないようだ。
義勇兵(ぎゆうへい) = 徴兵によらず、自ら進んで応募する兵。傭兵とならぶ志願兵制度の一種。投/70数人の日本人がウクライナへの義勇兵への立候補があり、7割が元自衛官だった。但し日本政府は、認めず。
キュビズム = Cubism(キュビズム、キュービズム、立体派)は、20世紀初頭にパブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって創始され、多くの追随者を生んだ現代美術の大きな動向である。多様な角度から見た物の形を一つの画面に収めるなど、様々な視覚的実験を推し進めた。
行間を読む(ぎょうかん・-) = 文字面に現れていない筆者の真意などをくみとる。
狂言回し(きょうげん・-) = ①歌舞伎狂言などで、主人公ではないがその狂言の進行に重要な役割をつとめる役。②比喩的に、裏で物事の進行を取り仕切る人。「狂言」は①日本の伝統芸能の他に、②人をあざむくために仕組むたくらみ。お芝居。「-自殺」「-強盗」。③道理にはずれた言葉や行為。たわごと。投/岸田首相を始め自民党議員の発言は「狂言」そのもの。政府・自民党政治は“狂言政治”そのもの。彼等は、立派な“狂言師”“狂言回し”だ(皮肉)。
橋頭堡(きょうとうほ) = ①橋を守るために、橋の両岸などに築く陣地。②渡河作戦・上陸作戦などで、攻撃の拠点として敵地に築く陣地。③また比喩的に、拠点・足場。「-を築く」。投/普段は戦争やビジネス用語しか使わない言葉で、ウクライナ侵略戦争から、俄然、注目されてきた。
京間(きょうま) = 関東と関西では、1畳の寸法(広さ)が異なる。江戸間(えどま)は1.76m×0.878m・6畳間の広さは9.27㎡。京間・関西間は1.91m×0.955m、同10.94㎡。江戸間は京間に対して約85%。投/団地間は、さらに小さく約79%。関東⇔関西転勤者・引っ越しされた方は、“間”違いに気づくかな?
興味津々(きょうみしんしん) = 興味が尽きない様。非常に興味が引かれる様。投/誤用で興味「深々」と書かれることが多いが、こちらの字のほうが“スキャンダル”ぽくて興味が沸く。でも津々=絶えず湧き出る様、深々=ひっそりと静まりかえっている様なので、やはり前者が正しい。
経読み鳥(きょうよみどり) = 鳴き声が法華経(ほけきょう)と聞こえるから、鶯(うぐいす)の異称。笑い言葉ではなく、辞書に載っている。
曲打ち = 手早く種々の変化ある打ち方で太鼓などを打つこと。
玉音放送(ぎょくおん・―) = 1945(S20)年8月15日正午の昭和天皇の肉声を流したラジオ放送。ポツダム宣言を受諾し降伏するという、詔書の朗読録音。投/昭和天皇が降伏を伝える玉音放送の経緯・軍部からの圧力を綴る、歴史評論家の故・半藤一利氏の著書「日本のいちばん長い日」は圧巻だった。映画も、前作・新作ともに観た。本当に、戦争は愚かなことだ。
玉石混淆(ぎょくせきこんこう) = すぐれたものとつまらないものとが入りまじって区別がないこと。
拒否権 = 投/国連が機能しないのは、常任理事国が持つ「拒否権」。しかし一方で専門家によると、大国に拒否権を与えたのは国連の前身・国際連盟の失敗の反省から。1933(S8)年、日本・ドイツが国際連盟から脱退し、第2次世界大戦へ進んで行ったこと。拒否権を国連の「安全弁」と表現し、拒否権を与えて脱退しにくくし、あるいは多数決だと大国同士の戦争に発展しかねないため。
清水の舞台から飛び下りる = 非常な決意をして、物事をする時の気持ちの形容。投/広辞苑は「下りる」、他の辞書は「降りる」としている。NHK番組「日本人のおなまえっ!」によると、江戸時代、清水寺(当時愛称、現正式名)は清める水がある寺とされ、人間の穢(けが)れを浄化させる人気のホットスポットだった。自分の信心を見せるために、実際に清水の舞台13mの高さから飛び降りる人が続出した。本堂(御本尊)を拝みながら後ろ飛び(足から着地)するため、生存率は高く85%だった。別の資料では、1694~1864年まで234人が飛び降り、なぜか70%が女性だそうだ。死者が34人で済んだのは、前述の理由のほかに木々が茂って、直接、地べたへ激突するのが少なかったため。
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僵屍(キョンシー) = 大辞林に、中国語・硬直した死体。中国では、死体は長い時間が経過すると、悪霊になって人に害を与えるという俗信がある。投/キョンシーも久しぶりに聞いた言葉。映画やTV番組は面白かったが、当時、小さかった我が子は本当に震えていた。
綺羅、星の如く(きら・-) = 暗夜に、きらきらと光る無数の星。投/綺羅星の如くとは読まず、「綺羅、星の如く」と区切る。同様に、五里・霧中ではなく、五里霧・中と切る。
切られ与三(郎)(~・よさ) = 歌舞伎「与話情浮名横櫛(よわなさけ・うきなのよこぐし)」中の人物、伊豆屋の若旦那与三郎。投/与三郎の台詞や黒塀・玄治店or源治店(げんやだな)など、春日八郎の「お富さん」の歌詞に流用されている。
きりきり舞 = ①非常な勢いで回ること。せわしく立ち働くさまにいう。「忙しくて-をする」。②相手のはやい動きについて行けず、うろたえて動くさま。「速球に-する」
ギリシャ神話 = ギリシア人の生み出した神話・伝説の総称。ホメロスとヘシオドスとによって洗練され体系づけられた。ヨーロッパ諸国の美術・文芸に強い影響を及ぼす。投/「ギリシャ」か「ギリシア」か、いわゆる“表記の揺れ”が生じている。西洋古典学・歴史学・哲学は、圧倒的に「ギリシア」と表記。新聞、テレビ、雑誌、日本の外務省(国内の外国名表記)、地図帳は「ギリシャ」。辞書も、表記が割れている。専門家は長い年月を経て、やがては「ギリシア」の流れに収斂(しゅうれん)していくと言っている。
麒麟(きりんじ) = 将来、素晴らしい大物になると期待される少年。特にすぐれた才能をもつ少年。神童、才知の特に優れた少年。投/大相撲好きの投稿者としては、元関脇・麒麟児を思い出す(21年、67歳没)。「花のニッパチ組」~昭和28年生まれの横綱・北の湖、同・若乃花と並んで、麒麟児の活躍は華々しいものがあった。投稿者のビールは「一番搾り」派なので、自称・麒麟じじい。
義を見てせざるは勇無きなり(-・ゆうな・-) = 論語・人の道として当然行うべきことと知りながら、これを実行しないのは勇気がないというものである。
(きん) = 重さの単位。①日本では、1斤は約600g。②食パンの量の単位。通常、パンの1斤は約350~400g。投/もはや斤の言葉は日常生活ではパンぐらい。それも重量ではなく、サイズで使われる程度。
金烏玉兎(きんう・ぎょくと) = ①太陽と月、日月。②歳、月日、光陰。中国の伝説で、太陽には3本足の烏が、月には兎がすむとされたことによる。略して、「烏兎(うと)」。
金看板(きんかんばん) = ①金文字を彫り込んだ看板。②転じて、世間に誇りがましく掲げる主義・主張、または商品など。
金字塔(きんじとう) = ①「金」の字の形に似ているところから、ピラミッドの異称。②永く後世に伝わるような、優れた著作や事業。不滅の業績。元々は中国における表現。
金太郎 = 伝説上の怪童。相模の足柄山の山中で山姥(やまうば=伝説や昔話で奥深い山に住んでいる女の怪物)を母とし、熊などの動物を友として育つ。のちに源頼光に見いだされ、坂田公時(金時)の名を与えられたと言う。
觔斗雲(きんとうん) = 中国の長編小説「西遊記」で、孫悟空が乗る雲。ひと飛びで10万8000千里を行く。投/因みに、鳥山明の漫画「ドラゴンボール」に登場する乗り物の雲は「筋斗雲(きんとうん)」。飛行機よりも速く、マッハ1.5(時速約1800km)で空を飛ぶことができる。
金の斧と銀の斧(おの) = イソップ寓話の「金の斧」、あるいは「ヘルメースときこり」。正直であることが、最善の策であるという教訓。樵(きこり)が斧を川に落としてしまい、ヘルメース神が現れて川に潜り、金の斧・銀の斧を拾ってきたが、樵は違うと答えた。最後に拾ってきた鉄の斧を、自分の斧と答えた。ヘルメースは樵の正直さに感心して、三本全て樵に与えた。
襴緞(きんらんどんす) = 金糸を織り込み豪華・きらびやか織物。投/何と言っても語調が良い、でも最近聞かなくなった言葉。
禁裏(きんり) = みだりにその中に入るのを禁ずる意。宮中・皇居・御所。

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「毎日新聞クロスワード」に出題されたワードから、ピックアップしたものです。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語
辞典第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の投稿ネタ、投稿者
の感想(投/~と表記)を加え編纂しております。

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