食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

魚を大事にしない日本人シリーズ/ROUND1リンク表紙 [江戸前から繋がる世界の海]

2018年09月20日 | 江戸前から繋がる世界
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魚を大事にしない日本人シリーズ リンク表紙
ROUND1/江戸前から繋がる世界の海

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いつも魚を大事にしない日本人シリーズにお越し頂き、誠にありがとうございます。
「R1/江戸前から繋がる世界の海」の内容を掲載しております。リンクインデックス
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Nindex

Sindf16899238 ■ROUND1 江戸前から繋がる世界の海

Part1 東京湾には世界の魚が集まる?
01 魚は国民の共有財産・地球の共有物の観点から枯渇を防ごう
02 獲れる魚より枯渇寸前でも高く売れる魚を獲る悪体質
03 鮮魚や刺身は植物油・食品添加物がべっとり塗られている
04 江戸前の海とは東京湾のどの辺りの水域を指すのでしょうか?
05 東京湾には内湾と外湾があるのをご存じですか?

Part2 築地市場を全て新築してこの地に残そう
06 築地市場は関東大震災後に日本橋から移転してきた
07 昭和の名残り国鉄東京市場駅の円形エリアが存在する築地市場
08 築地市場の魅力を知って移転の必要がないことを理解しよう

Part3 豊洲新市場の危険性(移転すべきではない)
09 まずは明治政府海軍発祥の地だった築地の生い立ちから説明
10 豊洲の始まりは関東大震災の瓦礫処理場、近年は東京ガス工場跡
11 豊洲新市場の危険性を私は2009年頃からブログで指摘してきた
12 豊洲新市場からは将来に渡り有害物質の発生が予想され移転すべきでない
13 豊洲市場の安全宣言は欺瞞、有識者はさらなる莫大な追加工事が必要と指摘

14 元東京ガス社員証言・豊洲の東京ガスが出した汚染物質は築地とは桁違い
15 豊洲土壌無害化の約束を破り安全が確保されないまま強引に移転が決まった
16 築地からの市場移転3条件・移転候補地5か所は「豊洲ありき」の下に設定された
17 豊洲市場の建築棟はゼネコンの談合によって言いなりの落札率99.87%
18 豊洲市場は毎年100億円以上の大赤字を垂れ流す経営感覚なき過剰巨大施設に
19 「築地に市場は作らない」突然の小池都知事発言は都民・業者を騙し討ち

誠に勝手ながらコメントのやりとりは致しておりません

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「築地に市場は作らない」突然の小池都知事発言は都民・業者を騙し討ち/魚を大事にしない日本人R1-19

2018年09月19日 | 江戸前から繋がる世界
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魚を大事にしない日本人シリーズ R1-19
ROUND1 江戸前から繋がる世界の海 Part3豊洲新市場の危険性(移転すべきではない)
「築地に市場は作らない」突然の小池都知事発言は都民・業者を騙し討ち

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提供:東京都中央卸売市場/HPに複製承認表記あり

■都知事の「本音」は食品の安全や築地市場の再生に全く関心がない
豊洲移転の問題点に対し、シリーズで連載して参りました。今回でひとまず連載は終了しますが、移転後も安全性など問題が山積しているので、しばらくして投稿を再開せざるを得ないでしょう(苦)。さて残念ながら、多くの水産関係者・飲食店、都民の猛反対を無視し、強引な小池都知事によって、2018年10月11日に築地市場から豊洲市場への移転が実行されます。今なお直近の土壌検査でも、ベンゼンなど環境基準の100倍以上の有害物質が検出、10か所以上の場内舗装の亀裂が見つかり、追加対策でも専門家が「安全性が保たれない」との指摘が出されています。にも関わらず小池都知事は、食の安全・安心の保証・根拠もないまま「安全宣言」の声明を発してしまいました。かつて都議会の自民党・公明党は「無害化」を前提に豊洲移転を議決しましたが、それさえも反故にして小池都知事の方針に従い、豊洲移転を推進する暴挙に出たのです。

都知事は以前から、「築地は守る、豊洲は活かす」と“言語明瞭・意味不明”な発言を繰り返していたのはご存じの通りです。一旦、豊洲へ移転するも、東京オリンピックが終了次第、築地市場を再整備した上で、5年後に築地に業者を戻す約束を示していました。ところがこれも変遷し、「築地は食のテーマパーク」にすると言い変わってしまいました。さらには挙句の果てに、「築地に市場は作らない」と、驚くような発言が飛び出したのです。築地再開発の中身が、全く魚河岸ではなくなってしまいます。これは市場業者・都民を騙し討ちしたもので、都知事が食品の安全や築地市場の再生に全く関心がない「本音」を曝(さら)しました。この発言・態度に、業者や都民は激しい怒りをぶつけています。
2019.1追記/都は、国際会議場・高級ホテル・大規模集客・交流施設等にすると発表。市場機能は、一切盛り込んではいない。明らかな公約違反・約束違反です。

■築地を再構築(全面建替)し豊洲は市場を取りやめ巨大物流センターにせよ!
やはり想像していたように、築地継続か豊洲移転かで揺れていた際の苦し紛れ・言い逃れ、口先だけだったことが明確になりました。そもそも都知事の政治姿勢を言えば、“都議会反自民”を看板にして議会運営をしていましたが、それは上辺だけのポーズで、本心は「石原都政」の継承です。希望の党時代から、都民を騙す『緑のタヌキ』(イメージカラー)、「♪小池にはまって(はめられて)、さあ、たいへん」(童謡どんぐりころころ)と揶揄されるほど、昔から信頼の置けない人間でした。切羽詰まり今になって、経済優先・都民(国民)無視の自民党体質の “素性”を現したに過ぎません。単なる選挙手法によって作り出された“百合子ブーム”に踊らされた安易な有権者は、後々の都政をチェックしないから、こんな発言を許してしまうのです。食の重要性は有権者のみならず、子供・孫世代まで及びます。流通経路をみれば、都民だけでなく全国の方々にも影響を及ぼすのです。小池都知事も、支持した有権者も無責任過ぎます。

長々と連載で、豊洲市場移転に反対して参りましたが、皆様はどう感じたでしょうか? 投稿者は市場関係者とは縁がないのですが、このシリーズにように『魚を大事にしたい』と考える一人です。もちろんよく言われる“築地ブランド”を守ることは、当然、大事ですが、健康を続けるためには「魚の摂取」が重要だからです。飲食店の方は皮肉まじりに、豊洲市場ではイメージが悪いので、“新築地市場”に改名したら?と言っています(笑)。豊洲では市場業者の利便性が悪く、採算性が極めて悪いので、早晩、行き詰まるでしょう。都民の健全な食生活を維持するためにも、東京オリンピック後に再構築(新築)し、全業者が結集すべきと考えます。豊洲は市場を取りやめ、需要が期待され都内に不足している「物流センター」への改修が相応しいでしょう。そのほうが、築地・豊洲双方の機能が果たせます。いずれにしろ豊洲は、現状のままでは廃墟化が進みます。以上、豊洲市場の問題・危険性についての投稿は、今号で一旦終了します。

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豊洲市場は毎年100億円以上の大赤字を垂れ流す経営感覚なき過剰巨大施設に/魚を大事にしない日本人R1-18

2018年09月12日 | 江戸前から繋がる世界
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魚を大事にしない日本人シリーズ R1-18
ROUND1 江戸前から繋がる世界の海 Part3豊洲新市場の危険性(移転すべきではない)
豊洲市場は毎年100億円以上の大赤字を垂れ流す経営感覚なき過剰巨大施設に

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■水産物取扱量が半減する中、豊洲市場は1.6倍の取扱量を見込む無謀な計画
豊洲市場の問題点を取り上げる連載も終盤に向かい、そもそも論として2点申し上げておきます。1つめは、豊洲市場は大赤字を垂れ流す「過剰巨大物流センター化」することです。市場背景を見ると、築地市場の水産物取扱量は1989年(H1)75万トンだったものが、2017年は381,024トンとほぼ半減しています。都が公表した、2023年度までの取扱量の見込み・財政計画などの「事業計画書」によると、根本的な問題として2023年度の供給対象人口は現段階から5万人減の1414万人と推計しています。にも関わらず、豊洲市場の23年度の取扱量は水産物が616,400トンと、現状から1.6倍に増えると予測しています。供給人口5万人減も実際はもっと多いのではないかなど、取扱量の大幅増の予測に、専門家から疑問視する声があがっています。

また農水省の資料でも、水産物の全国の市場経由取扱量は1989年75%から、2014年には50%に激減しているのです。都の中央卸売市場は築地を始め大田市場など11箇所あり、水産物・青果物・食肉・花などが取引されています。こと都の中央卸売市場に至っては、2016年度はせり入札の比率が水産物13.9%、青果部は2.1%ほどしかないのです。大手スーパーや外食産業などによる、せり入札をせずに卸業者から購入する相対取引の増加、市場を介さない「産直」に転化しているからです。残念ながら、私達の“魚離れ”(魚の摂取量の減少)もかなり進んでいるのです。こうした物流背景も鑑みず、豊洲は築地に比べ取扱量を1.6倍に拡大想定の上で、建設されたものです。従って豊洲市場は、“経営感覚(戦略)なき巨大な物流センター”と言われ、将来の需要予想から乖離した、過剰な巨大施設なのは明らかです。

豊洲市場も他の官庁建築物(いわゆるハコモノ)と同様に、無理やり需要予測の数値を増やし、過剰な施設を造ったのは明らかです。それも前号のように、業者談合を許し落札率がほぼ100%に近く、大手ゼネコンを儲けさせるためです。都の役人側も“天下り”や他の恩恵がある?からこそ、不正を「公然」と見逃し・黙認しているのでしょう。その結果、毎年100~150億円の赤字を垂れ流し、経営が成り立たないことが事前から想定されているのです。こんな無謀な計画によって赤字が膨らみ、今後さらなる税金が投入されることは必至、市場業者の使用料負担の増大、ネタ価格高騰など~結局、都民ならず国民にツケが回されるのです。豊洲市場への移転に対し、そもそもと言うか移転目的が市場業者のためではなく、ゼネコン・役人のためなことがお分かり頂けたでしょう。豊洲移転は市場業者の死活問題に繋がり、そして都民も不安・不衛生なネタを食べざるを得ないのです。

■民営化・資本主義の色合いが強まり大手流通資本に市場が変質させられる
2つめが今年2018年に国会で卸売市場法が成立(改正)され、中央卸売市場の開設が自治体の他に、民間企業の参入も認められました。卸がセリを通さず、従来、資格がなかった場外業者と取引できます。一見、良さそうに思えますが、力が強い・利益第一の大手流通資本に、市場が変質させられてしまいます。セリよって公平に価格維持・魚の入手ができたものが困難になり、中小の仲卸業者に水産物が回らなく恐れが出てきます。専門家は、資本主義の導入によって「ボロ儲けできる者だけ市場に残って下さい」と言っているようなものだと指摘します。苦渋の決断で豊洲に移転した卸や仲卸さえ、第二の淘汰が始まります。築地で産地と消費者の双方を守って来た業者を、壊滅することになるのです。小池都政、市場に資本主義を持ち込む自民党・公明党によって、豊洲も築地も崩壊の方向へ進みます。都民の食生活を維持するためにも、築地市場の「再構築」に声を上げるべきです。

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前号/豊洲市場の建築棟はゼネコンの談合によって言いなりの落札率99.87%

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豊洲市場の建築棟はゼネコンの談合によって言いなりの落札率99.87%/魚を大事にしない日本人R1-17

2018年09月03日 | 江戸前から繋がる世界
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魚を大事にしない日本人シリーズ R1-17
ROUND1 江戸前から繋がる世界の海 Part3豊洲新市場の危険性(移転すべきではない)
豊洲市場の建築棟はゼネコンの談合によって言いなりの落札率99.87%

▽豊洲新市場建設工事の入札結果 (投稿者編集)
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■1回目の入札を一斉辞退し落札予定額を1.6倍、400億円増額させる悪質さ
豊洲市場の様々な問題点を取り上げてきましたが、今号の特筆は豊洲市場の青果棟・水産仲卸売場棟・水産卸売場棟などの建築費が、大手ゼネコンの「談合」によって、平均落札率がなんと99.87%だったことをお伝え致します。表のように大手ゼネコンが見事に?3グループ(JV)に分かれて(本当は分けて)、3棟に入札を掛けました。それも複数グループによる競合入札を避け、3棟各棟に1者(JV)しか参加せず、この時点で談合が図られたと見るのが常識です。入札割りと言い事前に業者が集まり、どの棟にどこのJVが入札参入するかを決めます。次に、質(たち)が悪いのが、表の左側・1回目の入札では、揃って入札辞退を図っています。つまりJV業者間の話し合いによって、辞退することで落札予定価格をせり上げる工作がなされました。1回目の入札の結果、都は契約ができず、やむなく2回目の落札予定額は、当初の約1.6倍、400億円の積み増しを余儀なくされたのです。極めて悪質な談合です。

当時、都は“お金持ち”自治体の特色?を活かし、“高くても品質の良い建築物”を発注する考え方だったので、事前に入札予定価格を公示していました。実に、役人的・甘い考えです。そこをゼネコンに見透かされ、絶大な権力によって入札業者を割り振り、各1者に絞らせたのです。これでは競合が働かず、結局、落札額は平均99.87%に至り、事実上、業者の言いなりです。その結果、空間だらけの市場建築物の坪単価が、内装を充実させた高級ホテルより3倍以上も高いそうです。その前の土壌構築工事も手抜きが行なわれたにも関わらず、談合による高額で「土を盛らずにカネ盛った」と批判されました。豊洲に限らず、新国立競技場や各オリンピック施設建設も同様な談合で成り立っているので、業者は異常とも言える “ボロ儲け”なのです。都の対応が甘いのは、分かっただけでも都の幹部OBがJV企業12社に45人が天下りしているからです。うち局長級以上が3割おり、多くが入札情報収集(発注側の都との慣れ合い官民談合)して、古巣の都を食い物(税金の過剰支出)にしているのです。

■数年間、有害物質が検出されなかったのは検査会社がJV傘下だった
もう1つ、豊洲市場でカラクリがあるのです。かつてはベンゼンが環境基準値の43,000倍、その他の有害物質も数百倍を検出して大騒ぎになりました。土壌改良もあって、その後、舛添前知事時代の2014年~2016.5までの7回に渡る「地下水モニタリング調査」では、全く汚染の異常は見られませんでした。それが移転直前の8回目以降の調査では、突然のように急激な環境基準100倍以上の有害物質が検出され、現在も解決されていません。専門家はいくつかの理由を上げていますが、最大の要因は都が検査会社を替えたからです。つまり以前の検査会社の全てが、何と受注JV傘下の関連会社だったです。有害物質が微量だったという報告は、どう考えても「親会社の意向が働いている」(忖度)としか思えません。とにかく豊洲市場は有害物質だけでなく、政治的・企業的思惑にも汚染されています。どうしても無害化して、築地を健全再生する必要があります。皆様へ、再びのご理解を賜ります。

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築地からの市場移転3条件・移転候補地5か所は「豊洲ありき」の下に設定された/魚を大事にしない日本人R1-16

2017年12月19日 | 江戸前から繋がる世界
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魚を大事にしない日本人シリーズ R1-16
ROUND1 江戸前から繋がる世界の海 Part3豊洲新市場の危険性(移転すべきではない)
築地からの市場移転3条件・移転候補地5か所は「豊洲ありき」の下に設定された

1533233 豊洲エリアの夜景

■5つの候補地は晴海・豊洲・有明北・IHI豊洲工場・中央防波堤だった
既に豊洲市場への移転決定・促進が図られているのに、今さら候補地選定の過程を見ても仕方ないと言われるかもしれません。むしろ過去の選考過程を見ることによって、豊洲に決定されたことが極めて不自然・いかがわしいことが浮き彫りになってきます。詳しく説明します。築地の老朽化から、都は「移転先の条件」として3項目が提示されました。後から見れば、「豊洲ありき」で設けられたとしか言えない条件でした。
40haのまとまった用地が確保できること
② 都心部の周辺で交通条件の良好な位置にあること
築地の商圏に近くて継続性が保てる位置にあること
~でした。
その結果、晴海・豊洲・有明北・IHI 豊洲工場跡・中央防波堤の5か所が候補地にあげられたのです。下記の選考評価(略)は、都によるものです。では見ていきましょう *は投稿者の補足です

晴海 30ha 国際展示場跡地 *この場所に市場が移転しなかった結果、今後、五輪選手村に
 選考評価/清掃工場があり、敷地がL字型で使いにくい

豊洲 40ha 東京ガス跡地
 選考評価/3条件に沿う *因みに築地市場23ha

有明北 30ha 豊洲の南側・有明テニスの森公園の北側 有明貯木場跡埋立地
 選定評価/当時は埋め立て工事中 *現時点では完成済

IHI 豊洲工場跡地 10ha 現ららぽーと
 選定評価/10haでは狭い
 *元々の敷地は50haだが既に他の開発計画が進行し可能範囲は上記ha分のみ

中央防波堤内側 195ha *この場所に市場が移転しなかった結果、五輪カヌー・ボート会場に
 選定評価/築地から遠く不便・交通機関がない

■強引な豊洲移転の裏側には利権確保・癒着・賄賂性がある
このような選考評価の上、豊洲が決定したのです。しかし大きなカラクリがあり、従前、豊洲は有害物質の危険が指摘されていたにも関わらず、移転条件に「安全・安心」の項目が抜け落ちていました。仮に条件4として「食料品を扱うため安全・安心が確保できること」が入っていれば、豊洲は真っ先に落選していたのです。専門家は、石原都知事と都が「豊洲ありき」のストーリーを描き、あえて“安全・安心”項目を排除したと言い切ります。当時から豊洲の有害物質と対比する形で「食の安全」が叫ばれていたのに、石原知事は完全に無視しました。また有明北は一応の土壌完成の時期が分かっていたのに、「完成目途立たず」の口実を作り同じく排除しました。豊洲の土壌以上に、知事・都役人の「心の汚染」のほうが酷いようです。もちろんベストは築地(次項)ですが、私個人が5候補地の中から選ぶなら、豊洲より多少遠くなっても「有明北」と判断します。

築地の取扱量は1989年・約80万トンから、2016年は約40万トンに半減しているのです。産直品など物流の変化、消費者の水産品摂取量が減り続けているからです。にも関わらず都は、取扱量は1.4倍に伸びるとして、築地敷地面積23haに対し倍近い40haの条件設定しました。候補地選定条件の「40ha」は、豊洲しかないことを念頭に出されたものです。これだけを見ても、ミエミエです。他の官庁物件の「ハコモノ」と同じように、現実とは掛け離れた需要予測を行い大規模化し、建設業者を喜ばせ見返りを求める手法です。結果、無駄な過剰巨大施設になる恐れが容易に想定されます。投稿者として石原知事・都の必要以上の建設時期の急がせ方、6,000億円を超える過剰施設、有害地・東京ガス跡地の意図的購入は、自民党・経済界等を巻き込んだ利権確保・癒着・賄賂性があると判断します。投稿者は毎回書くように、市場は築地残留の上、根本的な大改装することです。

Sankoua
前号/豊洲土壌無害化の約束を破り安全が確保されないまま強引に移転が決まった

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豊洲土壌無害化の約束を破り安全が確保されないまま強引に移転が決まった/魚を大事にしない日本人R1-15

2017年12月05日 | 江戸前から繋がる世界
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魚を大事にしない日本人シリーズ R1-15
ROUND1 江戸前から繋がる世界の海 Part3豊洲新市場の危険性(移転すべきではない)
豊洲土壌無害化の約束を破り安全が確保されないまま強引に移転が決まった

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■小池都知事の「無害化」撤回は都民への重大・無責任な背信行為
小池都知事就任時の人気に押され(現時点では見るも無残な不人気)、あれだけ懸念され、もめにもめた豊洲新市場は、一方的な知事表明が行なわれ移転が決まってしまいました。あれほどベンゼン・シアンなどの有害物質が叫ばれたにも関わらず、移転をするとは何てことでしょう。知事・都職員、移転を促進した自民党・公明党は安全を疎かにしており、自分勝手な政治のご都合主義です。知事・都は、豊洲新市場の土壌汚染を環境基準以下にする「無害化」が、移転・開設の前提だとしてきました。一転、「無害化は容易に達成できない」とし、未達成でも移転を容認してしまったのです。「無害化」の撤回は、都民への背信行為です。地下水管理システム、地下空間の床面コンクリートの敷設などを行うとしていますが、専門家からは「科学的に裏付けのない対策」と批判されています。無害化できないとするならば、そもそも論としてどうして汚染された豊洲の東京ガス工場跡地を選んだのでしょうか。

その一方で「築地ブランド」を守るとして、豊洲へ移転後5年を目途に築地を再開発し、希望する業者は戻すとしています。知事や都は、全く市場・水産関係者の実態を理解していない無軌道なやり方です。卸売市場というのは、1つにまとまっているからこそ機能するのです。仕入れする飲食店の方は、魚介類によっては築地・豊洲の両方に行かねばならなくなるのです。水産業者は豊洲移転後、再び築地に戻るなど資金的な余力はないはずです。水産業者の豊洲、築地への分断に他ならず、水産業者に重大な負担を掛けるもので衰退に繋がり、結果的に消費者である都民に不利益を生じさせます。築地を守ることと、豊洲移転は根本的に矛盾しています。時間を経ても築地を基本・土台から大改修すれば、本当の意味の「築地を守る」ことができます。豊洲移転を中止することが、現在・将来に渡り、業者・都民・消費者のためになるのです。

■自民党都議会のドン内田幹事長に工作され逆転1票差で豊洲移転が決まる
ここからは重要なことでも、あまりメディアに取り上げられなかった内容を3回に渡りお伝えします。時間経過順ではないものの、①自民党のドンが議会工作を行い豊洲移転への逆転を決めた経緯 ②石原都知事の移転指示とその後の責任放棄 ③市場候補地選定基準に「安全」の項目が入っていない下劣さ ④6,000億円の高騰建設費はゼネンコンのあからさまな談合入札 ⑤当初の水質検査で有害物質が検出されなかったのは、検査会社が受注ゼネコンの子会社だったから ⑥その他、投稿者なりに検証した結果をご報告致します。では下記①議会工作の経緯から~

当時の石原都知事が豊洲移転を指示、事実上の移転を決定する都議会の中央卸売市場会計予算案採決における重要な場面で、都議会議員の裏切り・造反劇があったのです。振り返るなら、今日、移転のドタバタ、水産関係者・都民を無視した騒動の大本になった顛末です。2011年、豊洲移転に関する都議会は、従前、賛成自民党・公明党62人、反対の民主党・共産党など63人によって、1票差で移転が否決される見込みでした。ところが石原知事や都議会自民党のドン・内田茂幹事長の強引な工作によって、民主党議員1人が口説き落とされ、切り崩し・賛成に寝返らせたのです。よりによって造反したのは、築地を守る目的の築地市場再整備特別委員会、委員長の花輪智史(ともふみ)・民主党議員でした。花輪議員は採決の直前に民主党を離れ賛成に回り、その結果、逆転し賛成63票対反対62票で予算案が可決され、豊洲への移転が決定されたのです。裏切り・寝返りがなければ豊洲移転は否決、築地再整備の路線が踏襲され、今日の豊洲移転などの問題は起こらなかったのです。返す返すも、取り返しのつかない事態でした。これが、<築地の不運>1つめです。

<築地の不運>2つめが、こんな大騒動の造反可決された日が、2011年3月11日でした。ご存じのように東日本大震災の日で、メディアがニュースで取り上げずに都民には全く知らされなかったのです。別の日なら大ニュースとなって、その後の注目度も増して成り行きが変わっていたかもしれません。石原知事や自民党幹部がこんな手を使ってまでも強引に豊洲移転をさせたのは、裏に利権や賄賂性があると言わざるを得ません。当然ながら花輪議員は都議会に居られなくなり、同年4月の世田谷区長選に無所属で立候補。自民党の手厚い推薦・支援にも関わらず、見事落選。その後も臆面もなく2012年には日本維新の会から総選挙に立候補も同じく落選、今年2017年の総選挙は希望の党から九州比例・惜敗率28.8%で同党最下位の大惨敗。民主→無所属(事実上・自民党)→維新→希望へと、次々、政治母体を変更するなど、何の信念・政治信条もない人物です。こんな男に豊洲移転が決められ、建設費6,000億円以上が無駄金に、築地関係者や都民の生活が翻弄されたと思うと、悔しさ・やるせなさを感じます。こうしたことを、ほとんど報じないメディアも腐っています。

Sankoua
次号/築地からの市場移転3条件・移転候補地5か所は「豊洲ありき」の下に設定された

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元東京ガス社員証言・豊洲の東京ガスが出した汚染物質は築地とは桁違い/魚を大事にしない日本人R1-14

2017年06月13日 | 江戸前から繋がる世界
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魚を大事にしない日本人シリーズ R1-14
ROUND1 江戸前から繋がる世界の海 Part3豊洲新市場の危険性(移転すべきではない)
元東京ガス社員証言・豊洲の東京ガスが出した汚染物質は築地とは桁違い

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■証言・公益事業者が消費者の利益を忘れ健康被害を出すことは避けてほしい
豊洲にあった「東京ガス工場の規模(汚染度)を知らないのか」「生鮮市場などありえない」と、元東京ガスの社員だった方の証言を載せます。しんぶん赤旗に載っていた記事を、ほぼそのまま投稿する次第です。労働組合中央委員だった、伊野正之(ただゆき)さん(78歳)の悲痛な声です。都議会でも、当時の酷い状態を証言されてきました。長年、現場で作業された方なので、文章をご覧になれば桁違いの汚染の酷さが切実に伝わってきます。さて飽くまで現状で測ったデータから、自民党や専門家会議は安全だと簡単に言い切りますが、果たしてそうなのでしょうか?
【注意】文章各所のタイトルは投稿者が付け、また一部の補足説明を行っております。

地下4.5mまでの土壌を交換したと都が言ってますが、その下の汚染物質は完全に取り除かれてはいません。伊野氏や多くの専門家が言うように、地下水が地上付近まで湧き上がっており、交換した土壌を再汚染しているのです。私は豊洲と同じ江東区に住み、子供の頃、高度成長期の湾岸地帯の汚染を体験しているだけに、おっしゃることが手に取るように分かります。伊野氏が語るように当時は環境基準も意識も低く、ベンゼン・シアンなどの汚染物質は、そこら中にぶちまけていた訳です。また「豊洲雨」(下記)が1年中降り続いていたので、いくら土壌改善したところで、所詮、無理なんです。役人や政治家は、歴史も現実も、また労働者が経験で積んだ貴重な危険回避の術も何も分かっていないのです。これから半世紀後の将来に対し、私達の判断が求められています。まだ遅くないので、豊洲には行くべきでないと声をあげましょう。政治家や役人、自民党よりのメディア(コメンテーター)に騙されてはいけません。

                    ■伊野正之氏の証言■
▽有害物質の「豊洲雨」が1日120回・20年間降り続き地面に浸み込んだ
・私が東京ガス豊洲工場で働き始めたのは1957年です。石炭乾留(かんりゅう=密閉した炉内で石炭を約1000度で加熱し、揮発分と残留物を分ける作業)によって、ガスを取り出す「室炉(しつろ)」と呼ばれる職場で働きました。
・室炉から出てくる石炭殻は大量の水で冷やされ、消火塔からはモクモクと蒸気が上がりました。その蒸気が炭の粉を含んだ水滴となって降り、私たちは「豊洲雨(とよすあめ)」と呼んでいました。豊洲雨に有害物質が含まれていたと知るのは後のことです。
・豊洲雨は1日当たり120回、20年間降り続け、豊洲の地盤にしみ込みました。晴海や月島からも、蒸気はよく見え、豊洲の象徴でした。石炭乾留の副産物のタールなどの残留物にも、ベンゼン、シアン、ヒ素、水銀、鉛、六価クロムなどの有害物質が含まれていました。

▽排水も海水で薄めてそのまま高濃度のまま東京湾に流した
・当時は戦後復興から経済成長の時期で、首都圏のガス需要は逼迫(ひっぱく)しました。24時間、365日、30年間も、盆も正月も休まず、旺盛に稼働した場所は・・・[省略]・・・1000人近い労働者が不夜城として稼働させたのが、豊洲工場です。
・技術革新ごとに最新のプラントが建設され、原料は石炭から石油、ナフサ、LPG、天然ガスと変わり、排出される有害物質もさまざまに変化しました。
・工場からの大量の煙は、湾岸沿いの他の工場と一体となってスモッグ公害として問題になりました。美濃部亮吉革新都知事が誕生(1967年)し、やっと規制が始まりました。都庁と直通の「赤電話」が鳴ると硫黄分をあまり出さない「ミナス」という高価な原料に切り替えたものです。
[投稿者補足]①ミナス/東南アジア産の低硫黄分の原油 ②赤電話/都が都内各所の大気汚染を計測しており、規制数値に近づくと通告してきたと思われます。
・排水も無害化することにはなっていましたが、実際は海水で薄めて、今では信じられない濃度で流しました。

▽土壌交換した盛り土も既に有害物質で汚染されている
・豊洲は、東京湾を埋め立てた地盤の弱い土地です。地下水位が高く、海と河で囲まれ、潮の干満の影響をもろに受けます。
・地中に潜った汚染は、それ自体が汚染されていた潮の満ち引きやパイピング現象(水圧の高いところから低いところへ向かって流れる現象)によって、縦にも横にも移動します。地面の中の汚染が動くのです。
・コンクリートで表面を覆ったとしても、地盤の悪い豊洲は地震の液状化で地中の物質が地上に出てきます。東日本大震災の翌日、豊洲を見にいきました。土砂と一緒になった泥水の大きな噴き出しを見て驚き、汚染も湧いたのではと思います。
・「築地も、駐留軍のクリーニング工場やガソリンスタンドがあって、汚染されている」という人がいますが、(豊洲とは)質や桁が全く違います。ネズミだとか、雨漏りなどとは、比べる次元では到底ありません。

▽豊洲移転は消費者の健康を害しこんなに恥ずかしいことはない
・東京ガスの当事者は、汚染の事実を知っています。同様の工場があった南千住(荒川区)や大森(大田区)は、汚染対策を実施していますが手放していません。売れるような土壌にしようとすれば、巨額の汚染除去費が掛かるからでしょう。
[投稿者補足]現在は、南千住/水素ステーション・関連事業 大森/グラウンドなどに使用されています。
・公益事業者であるガス会社が大手ゼネコンと一緒になって再開発ビジネスに手を染め、消費者の利益を忘れたり、健康被害を出したりするようなことは避けてほしい。
・大企業による公害は、チッソの水俣から始まって東京電力の放射能汚染で極まっています。豊洲へ生鮮市場の移転を強行すれば、日本や世界に流通する食物に、東京ガスが出した汚染物質が付着し、人の体をいためることになるかもしれません。人間として、一労働者として、こんな恥ずかしいことはありません。

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豊洲市場の安全宣言は欺瞞、有識者はさらなる莫大な追加工事が必要と指摘/魚を大事にしない日本人R1-13

2017年05月23日 | 江戸前から繋がる世界
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魚を大事にしない日本人シリーズ R1-13
ROUND1 江戸前から繋がる世界の海 Part3豊洲新市場の危険性(移転すべきではない)
豊洲市場の安全宣言は欺瞞、有識者はさらなる莫大な追加工事が必要と指摘

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■農水省も土壌汚染地の卸売市場設置に「想定し得ない」(あり得ない)見解
自民党と公明党は豊洲市場への移転促進を“政争の具”にしており、本末転倒、非常に腹が立ちます。飽くまでも、卸売業者等の健康や消費者の安全・安心の観点から判断すべきです。そんな折り農水省が、「土壌汚染された土地の上に、卸売市場をつくることはとんでもない」という見解を示しました。詳しい資料も作成されており、「一般の土地利用であれば、汚染を遮断さえすれば可能である。しかし生鮮食料品を取り扱う卸売市場用地の場合には、想定し得ない」と書かれています。この場合の「想定し得ない」ということは、そもそも汚染土壌の上に生鮮食品の市場を作ることは想定外のことで、『とんでもない』(あり得ない)という意です。 農水大臣自らも、「東京都が汚染の除去の措置を行わず、盛り土等のみを行った状態で卸売市場の用地とすることを、想定し得ないものとの認識を持っている」と発言しました。私達消費者のほうがびっくりするぐらい、常識にそった明解な見解です。

都もかつて、「汚染土壌が無害化された安全の状態とは、汚染物質が全て除去・浄化され、土壌はもちろん地下水中の汚染も環境基準以下になること。盛り土による遮断。」と約束をしました。しかし依然、汚染物質は残され、盛り土さえされていません。にも関わらず地下水汚染が明らかになると、専門家会議の平田座長は「地下水は飲まないから問題ない。地上は安全。」と、無責任にも豊洲市場の“安全宣言”を下したのです。座長はその一方で、「施設下の地下空間には、気化した水銀・ベンゼン・シアンを含むガスが発生している」と、リスクを認めています。専門家会議とは別の有識者は、この結論(安全宣言)を、“学者バカ”と指摘します。一般論と前置きして、専門家の悪い癖は「与えられた条件」だけの狭い範囲でしか判断しないことだと言い切ります。従って今後、数十年・半世紀後の設備の老朽化、地震による液状化で汚染物質が発生することに大丈夫なのか、重大なる懸念が生じています。

■日本環境学会元会長は現行不備と設備老朽化時の危険を示す
ある発行物に、土壌汚染が専門の2人の日本環境学会元会長の厳しい指摘が示されていました。どちらも豊洲市場へは移転すべきではないとの見解なので、要旨をご紹介します。まず元大阪市立大学院教授の畑明郎氏は、専門家会議の“地上は安全”について、「地下の汚染物質を全て除去するか完全に密閉しない限り、地上が安全とは言えない」 「地上だけ安全は、技術的に不可能」 「専門家会議が示す地下空洞の汚染対策は、換気や底面をシートで覆うとしているが、それだけではガスや地下水が出てくることを防げない」 「盛り土がない12万㎡に、コンクリートを打つしかない」 「その上に、常に強制排水・強制換気が必要とするなど、地上の安全を保つにはさらなる莫大なコストを要する」。

次に元フェリス女学院大学長の本間慎氏は、「有害物質が土壌中に存在し、揮散(投稿者補足=きさん・揮発性物質が蒸発して広がること)している状態で、地上が安全というのは誤り」 「東日本大震災で豊洲は100か所以上が液状化、噴砂が発生した。今後起き得る地震で、地下の有害物質が噴出・気化し多大な影響を与える」としています。専門家会議が最近になって追加工事の案を示しましたが、環境基準以下の「無害化」が達成できるのでしょうか。このようにお二方は、現時点における地下盛り土がないことや安全対策が不足、その結果、将来における設備の老朽化と地震の影響で、危険度が増すことを強調されていました。

■豊洲市場に移転しないことが子供・孫世代の健康を守るための防御でもある
豊洲など東京湾岸地帯は東日本大震災で液状化が起こり、至る所でマンホール管が1mも浮き出しました。実際は地盤沈下で、一面が砂状になったのです。このように“安全宣言”は、将来に渡る災害時の危険が考慮されているとは言い難いのです。あなたは会社で、「予防原則」を教わったでしょう。まだ危険性が科学的に立証されていない段階でも、疑わしきは避けることです。現状はそれ以上で、既に危険性が立証されています。従って6,000億円以上の巨額が費やされたからといって、危ない豊洲市場に行くべきではありません。食べ物の問題は、私達だけでなく次世代にも影響します。半世紀・1世紀後に禍根を残さないために、今私達が正しい判断をすることが次の世代への義務・責任です。「安全な食を得る」~私達自身、かつ子供・孫世代の健康を守るための防御です。危険な豊洲へ行くより、「築地市場の再整備」、つまり大改築案のほうが遥かに賢明です。

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豊洲新市場からは将来に渡り有害物質の発生が予想され移転すべきでない/魚を大事にしない日本人R1-12

2017年03月08日 | 江戸前から繋がる世界
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魚を大事にしない日本人シリーズ R1-12
ROUND1 江戸前から繋がる世界の海 Part3豊洲新市場の危険性(移転すべきではない)
豊洲新市場からは将来に渡り有害物質の発生が予想され移転すべきでない

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■これからも私は豊洲新市場について厳しい姿勢で投稿します!
前号に続き、2009~2012年頃に投稿(既に削除済)した「魚を大事にしない日本人シリーズ」の、ダイジェスト版(一部・修正)の2回目です。小池新都知事も、就任してから初めて豊洲新市場の汚染の酷さを知ったのではないでしょうか? 当の都民も、知事の発表によって知った方が多いと思います。当時、豊洲新市場への移転を強引に推進したのは石原元知事でした。それを何の批判もなく支持したのが、自民党と公明党です。にも関わらず、今では3者とも知らぬ存ぜぬのポーズを取ることは卑怯な態度です。都関係職員も、本当は実態を把握していたのでしょう。極めて、許し難いことです。

▽盛り土しても地震の液状化で有害物質が大量に出てくる危険性
<ここから2009~2012年頃の投稿> 『専門家は土壌対策として盛り土しても、アスファルトやコンクリートの僅かな亀裂は避けられず、有害物質の揮発や飛散して表面に出てくることを指摘しています。さらにもう1つ専門家が事前に警告を出していたのですが、大地震が起こると下町の土壌特有の液状化現象によってズブズブになることです。』

『地元の人間は、大地震前から知っていました。素人の私(多少、食の危険に関心を持っている)が知っているぐらいだから、都も事前に知っていたはずです。案の定、今回の東日本大震災で108か所が液状化しました。しかしその後も、液状化対策の実施はされず終いでした。従って今後の地震の大小に寄らず、簡単に有害物質が表面に出てくる危険性が高いのです。』

▽強引な移転の裏には必ず都役人のいかがわしい癒着や思惑がある
『東京ガスのガス製造工場跡地であったことから、土壌が各種の有害物質で汚染されています。そもそも1999年、都は東京ガスに土地購入を求めました。この最初の行動自体が、誤りの元です。そんな土地の上に食品施設を作ることは、安全性が保たれないことは分かりそうなものです。いかに役人が、無責任なことが分かります。』

『豊洲新市場は、移転費用が総額5,000億円(追記2017.3現在/5,884億円+α)にも達します。それでも、まだまだ不足するでしょう。想像以上の巨額が、投じられます。これほどまでに強引に移転を実施する裏には、必ず都・役人のいかがわしい癒着や思惑があると考えます。』

▽有害土壌の影響は都民の健康問題に留まらず国民全体に及ぶ
『豊洲新市場への移転反対のまとめです。豊洲を抱える江東区民の多くは、歓迎どころか大反対の立場の方が多いようです。私も同じ江東区出身なので、昔の豊洲一帯が極めて酷い環境悪化状態(まさしく公害)だったかを知っている以上、強く反対します。また食すのは区民・都民だけではなく、流通経路から鑑み国民全体の健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。私達が安全・健全な鮮魚・刺身・寿司ネタが食べられることを第一に考え、豊洲新市場に移転すべきではないと考えます。』

■メディアの影響で豊洲のアクセント・盛り土の読み方が変わってしまった
ここからは、現時点での説明です。土壌問題の怖さは、専門家が言うように現時点より年月が経過するほど危険性が増すのです。地下水を通じて土壌の有害物質が溶け出して地上付近に達する、さらには揮発したベンゼンなどが建物の隙間(コンクリートの僅かな裂け目)から室内に流れ込むなどです。都は、地下水は中和して海に排水するとしていますが、その時点では遅いのです。それらを鑑み、繰り返しますが「移転すべきでない」と考えます。

最後は余談に近い話で、マスコミの影響によって豊洲はトヨスと平板読みになってしまいました。しかし本当は、クルマのメーカーと同じアクセントで、「ト・ヨ・ス(タ)」と発音します。また「盛り土」の読み方は、もりど・もりつち、の“ど・っち?”。豊洲問題発生時から、メディアは「もりど」と読んでいます。しかし小泉元総理も指摘していましたが、かつては「もりつち」と言っていたのです(古い辞書には、もりどは記載されてないものがある)。それはともかく、盛り土もされていなかったことは論外です。これからも私は豊洲新市場について、厳しい姿勢で投稿します。

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豊洲新市場の危険性を私は2009年頃からブログで指摘してきた/魚を大事にしない日本人R1-11

2017年03月01日 | 江戸前から繋がる世界
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魚を大事にしない日本人シリーズ R1-11
ROUND1 江戸前から繋がる世界の海 Part3豊洲新市場の危険性(移転すべきではない)
豊洲新市場の危険性を私は2009年頃からブログで指摘してきた

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築地市場の夕景/中央・右の辺り、左下・隅田川と勝鬨(どき)橋

■豊洲という場所は、市場移転してはいけない危険な土壌
既号では、築地の生立ち、豊洲の始まりは関東大震災の瓦礫処理のため埋め立てられた場所だったなど、両地の歴史と経緯をお伝えして参りました。ここからは、「豊洲という場所は、市場移転してはいけない危険な土壌」であることの連載を致します。皮切りは、私がこの「魚を大事にしない日本人シリーズ」で2009~2012年頃に投稿した内容(当時の投稿は削除済)を一部修正し、ダイジェスト版にして2回に分けてご紹介します。当時から、私は大反対していたことが分かります。自我自賛ですが、今より多少若かった昔は頑張って書いていたなと感じます(苦)。

▽東京ガス跡地から発生したベンゼンは環境基準の4万倍
<ここから2009~2012年頃の投稿> 『残念ながら石原都知事が強く推している、築地から「豊洲」への移転が濃厚となりそうです。そこで豊洲新市場の危険性について、詳しくお伝え致します。豊洲新市場への移転は、鮮魚・刺身・寿司ネタ好きな皆様に留まらず、多くの都民・国民全体の食生活を揺るがす重大な問題です。移転先は東京ガスのガス製造工場跡で、土地の有害物質が環境基準を大幅に上回っています。』

『中でも発ガン性・生殖毒性が強いベンゼンは、環境基準値の43,000倍もの検出値です。環境基準値とは、ガンが10万人に1人発症する恐れがあるレベルとしています。それがベンゼンだけではなく、急性毒性があるシアン化合物が860倍、ひ素49倍、水銀24倍などが検出されているのです。』

『数十年前の頃は、ガスは石炭を蒸し焼きにして作っていました。その際にベンゼンの発生は回避できず、豊洲新市場はその他の化学物質・有害物質の巣窟になっていることぐらい分かりそうなものです。こうした土地の上に食品用の建築物が作られる、また新市場で働かざるを得ない人達への健康保全対策はなく、都の常識や安全への欠如は致命的です。』

▽盛り土をしても有害物質は揮発や飛散して表面に出てくる
『豊洲新市場の面積は、築地の約2倍、東京ドーム10個分の44万㎡もの広大な土地なのです。その対策は、厚さ2mの土地を入れ替え、その上に2.5mの盛り土、そしてアスファルト塗装やコンクリートで遮断すると言っています。専門家は、こうした対策を講じてもアスファルトやコンクリートの僅かな亀裂は避けられず、時間が経てば有害物質は揮発し、飛散して表面に出てくることを危惧しています。

『将来に危険や影響を及ぼす東京ガス工場跡地のこんな土地に、なぜ鮮魚・刺身・寿司ネタなどの食品を扱う施設を作るのでしょうか!?豊洲に食品を扱う施設を作ることは、どうしても賛成できません。市場関係者のみならず、大勢の消費者の反対活動が高まっています。市場関係者は築地市場を大幅に改修、あるいは段階的(エリアごと)に新設していったほうがよいとしています。とにかく、豊洲への移転はやめるべきです。』

■当時は盛り土の工事は未着工・まさかその後「盛り土なし」とは!
現時点での補足です。投稿当時は、盛り土の工事は未着工でした。その後ご存じのように、肝心な盛り土が為されていないことが発覚しました。都の役人は盛り土がされていないことを勝手な理由をつけて説明、あるいは知らなかったと弁明しました。私が書いた2回の内容は、全て新聞やTVニュースが情報源です。従って、当の役人が豊洲の土壌の危険性を知らない訳がないのです。極めて、無責任です。これらも含めて、今後、シリーズ連載として投稿して参ります。

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豊洲の始まりは関東大震災の瓦礫処理場、近年は東京ガス工場跡/魚を大事にしない日本人R1-10

2016年11月01日 | 江戸前から繋がる世界
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魚を大事にしない日本人シリーズ R1-10
ROUND1 江戸前から繋がる世界の海 Part3豊洲新市場の危険性(移転すべきではない)
豊洲の始まりは関東大震災の瓦礫処理場、近年は東京ガス工場跡

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■豊洲一帯は東京ガスを始め高度経済成長を担った一大重化学工業地帯だった
豊洲新市場は言うまでもなく様々な有害物質発生の恐れ、「食の安全」を確保するための盛り土がなされてなかったなど、都の怠慢・無責任さが批判されています。それらの問題を早く説明したいのですが、前号の築地の変遷と同様に「豊洲」の成り立ちからお伝えして参ります。ご覧になれば、“そもそも論”としてなぜ水産物・食品を扱う大事な場所に、この地を選定したのか極めて憤りを感じざるを得ません。さて豊洲は、元々が1923(T12)年の関東大震災の瓦礫を処理するために、埋め立てられた土地です。近辺の五輪会場予定地の有明を始め、東雲(しののめ)も埋め立てが進みました。豊洲の成り立ちからして、当時は木造の瓦礫が多かったにせよ化学製品も混じり、元来、有害物質が含有する土地だったのです。

戦後の1948(S23)年に本格的な埋め立て工事が始められ、その後、豊洲石炭埠頭として使われました。当時は、「石炭」が重要なエネルギーだったのです。当時のガスは、石炭を燻して作りました。その関係もあって、1956(S31)年には東京ガスがガス製造工場として進出、さらなる埋め立てがなされ豊洲ガス埠頭に生まれ変わりました。近隣には東京電力の火力発電所も稼動しており、今で言う臨海部(東京ベイエリア)一帯は、公害を伴いながら戦後復興や高度経済成長を担った一大重化学工業地帯だったのです。今でも石炭埠頭の面影が残る港湾近くの建築物、石炭を運んだ貨物列車の線路跡も見受けられます。私は豊洲と同じ江東区在住ですが、豊洲とはだいぶ離れています。それでも当時は街中至る所に高い煙突が立ち、子供の頃は煙突からもうもうと吹き出す煤煙で、1日中青空が見えない日が多々ありました。

■有害物質は今後も揮発や毛細管現象によって地上や建物に充満する
主力エネルギーは、その後、石油・天然ガス・原子力に置き換えられ、豊洲の東京ガス製造工場は、1988(S63)年に役目を終え操業を停止します。従って豊洲市場の水産卸売場棟・水産仲卸売場棟・青果棟の下は、元はガス発生装置と燃焼炉、石炭やコークス置場です。現在、盛り土がされていない事実が論じられていますが、2011年の東日本大震災後、豊洲のこの場所100箇所以上で、「液状化現象」が起こりました。例え完全な盛り土をしたとしても、長い年月と繰り返す地震を経て、揮発や毛細管現象によって有害物質が地上や建物に充満する恐れがあります。一連の説明のように、後号で誰がこんな場所に強引に移転させようとしたかをお伝えします。

どうせ跡付けでしょうが、「豊洲」は、将来、豊かな洲になるよう名付けられたと聞きます。近くにある「夢の島」という地名と同様に、近代になるまで「地名がなかった」ことを指します。両所の土地を掘り返したら、何が出るか分かりません(夢の島は都内のゴミを埋め立てた)。同じ豊洲でも、北西エリアは超高層ビルの林立・ららぽーとやその他「トヨススポット」として人気ある場所に変わりました。新市場予定地はここから離れた、言わば南西に伸びる巨大な人工島です。両者は同じ豊洲でも、全く趣が違います。余談ですが、店舗数1.9万店を誇るセブンイレブンの第1号店が、現在も豊洲に健在です。1974(S49)年、酒屋から転じた店で、最初に売れた商品はサングラスだったそうです。初期のコンビニは、雑貨と加工された食品を扱う“よろず屋”的な位置付けでした。

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まずは明治政府海軍発祥の地だった築地の生い立ちから説明/魚を大事にしない日本人R1-9

2016年10月11日 | 江戸前から繋がる世界
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魚を大事にしない日本人シリーズ R1-9
ROUND1 江戸前から繋がる世界の海 Part3豊洲新市場の危険性(移転すべきではない)
まずは明治政府海軍発祥の地だった築地の生い立ちから説明

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■有害物質が充満する中、「豊洲直送の鮮魚」と言われても食べたくない!
ここからは、豊洲新市場の危険性(移転すべきではない)連載します。豊洲新市場の有害物質の発生について、2016年、築地からの移転(小池新都知事が待った!を掛けたため延期)の際に初めて知った都民が多く残念に思いました。当シリーズで、2009年頃から豊洲新市場の危険性を指摘してきました(現在は再編集済)。有害物質で発ガン性が高いベンゼンが環境基準の43,000倍、シアン化合物が860倍、ヒ素49倍、水銀24倍などが地中から出てきた投稿も書きました。実はそれ以前から新聞記事などをストックし、豊洲はかなり危険だとして移転に反対していたのです。都議会野党や市民団体も、2000年初頭から移転反対の行動を続けていました。移転に賛成した自民党・公明党は、あたかもこの危険性を、今回、初めて知ったような言動を繰り返すのは責任逃れです。そもそも彼等が、強引に移転を進めてきたのです。

2001年・石原都知事が、豊洲に移転することを発表しました。その後押しをしたのが、両党です。一方、当時から共産党を始め野党が、豊洲には高濃度な有害物質が蓄積されていることから、何度も都議会の場で移転反対を主張してきました。「築地直送の鮮魚」と言えば、新鮮・美味しそうに思えます。未だに有害物質が多発している豊洲を知れば、「豊洲直送の鮮魚」と言われても食べたくないでしょう。5,884億円を要した設備でも、率直なところ「安全・安心」が得られない以上、豊洲に移転すべきではないと考えます。詳細な現状は新聞・TV等でご存じと思いますので、別の視点から“掘り下げ”ます。築地・豊洲の生い立ち、誰が豊洲の地を選んだのか?その過ちの過程、豊洲そのものの危険性、大手ゼネコンとの官製談合・癒着などをお伝えします。

■明治の頃の築地は粋な軍人・お洒落な外国人が颯爽と歩くモダンな街だった
23ヘクタールある現在の築地は、明暦の大火の翌年・1658年に作られた埋め立て地でした。築地という言葉自体が、海や沼を埋め立てた土地を表すものです。江戸中期は松平定信別邸の大庭園で、現在の築地本願寺から築地市場一体の規模でした。さらに歴史は下り、幕末の黒船来航に慌てた幕府は、この地ににわか仕立ての幕府海軍を作りました。明治政府になっても、1871(M4)年、そのまま海軍省が置かれました。東京湾に臨む隅田川の河口にあり、何もない埋立地と海に近く良い地理的条件から、近代日本の「軍港」として使われるようになったのです。敷地内には、海軍兵学校・海軍大学校・海軍医学校などが作られ、築地は「海軍発祥の地」なのです。

現在でも、築地市場の北西側を走る新大橋通りの向う側、朝日新聞本社の隣には海上保安庁・海洋情報部が置かれています。明治や戦前の旧海軍省・水路部の頃から続けられている「海図」(水深・海底地質データ)作成、海流・潮流などの調査をしています。また築地市場の北隣・聖路加病院(ツインタワー)がある辺りの明石町は、明治時代、超ハイカラだったそうです。外国人居留地が置かれ、築地異人館・教会も建てられていました。今日、全国に数々あるミッションスクール、その大本・発祥の地が明石町だったのです。今でもこの辺りは、“異国”の雰囲気が感じられます。今でこそ築地と言えば刺身などの鮮魚、卸売り・仲卸し・場外市場がにぎわう街ですが、明治の頃は粋な軍人、お洒落な外国人が颯爽と歩くモダンな街でした。

■1935(S10)年、日本橋から現在の築地に移転
江戸時代は東京湾沿岸の漁師、千葉からは特別仕立ての“快速舟”が造られ、それに乗せて獲れ立ての魚が幕府に献上されました。残りの魚が日本橋で庶民に売られ、それが江戸の魚市場の成り立ちです。大正時代になり日本橋市場も手狭になり、今で言う中央卸売市場の計画を模索中に、1923(T12)年・関東大震災が起こりました。東京市は築地の海軍省から、一部の用地を借りて仮設の市場を開いたのです。その後、順次、拡張し1935(S10)年に今日の築地市場が建てられました。築地の魚河岸の方々は、築地に対して並々ならぬ強い思い入れがあります。親の代以前から苦労を背負い、また聞かされてきたのでしょう。それを役人の都合によって、まして有害物質が充満する豊洲に行ける訳がないでしょ!こんな豊洲という土地を選んだ役人は、罪深いと思います。

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築地市場の魅力を知って移転の必要がないことを理解しよう/魚を大事にしない日本人R1-8

2013年03月18日 | 江戸前から繋がる世界
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魚を大事にしない日本人シリーズ R1-8
ROUND1 江戸前から繋がる世界の海 Part2築地市場を全て新築してこの地に残そう
築地市場の魅力を知って移転の必要がないことを理解しよう

F188334708 築地市場/フリー素材

ここまで、築地市場の歴史と良さをご紹介してきました。完全に、1つの市・街(まち)ですね。様々なTV番組で、築地市場の魅力を取り上げています。今まで行かれたことがない方も、魅力を感じたのではないでしょうか!これを機会に、ぜひ行くことをお勧めします。さて過去には豊洲新市場の土地から、環境基準の43,000倍のベンゼン、その他の有害物質が検出しました。築地市場の魅力を感じれば、わざわざ移転の必要がないことが分かります。

一方、築地市場の不衛生や、建物の劣化が進み危険な箇所も見受けられます。だから豊洲新市場へ移転しよう!は、短絡過ぎます。当初の2014(H26)年から2年延期、2016(H28)年に豊洲新市場への移転が予定されています。【追記2016.11/豊洲新市場の建物の下には盛り土がされていないことが判明し、移転が延期されました】 豊洲新市場の予定地は、築地から南東2kmの位置(江東区・こうとうく)です。

そんな豊洲新市場の鮮魚・刺身・寿司ネタは、食べたくないでしょ! 豊洲新市場へ行くより、現在の築地市場を丸ごと新築することです。継続的な食品提供が求められるため、数年間休業するなど一辺に新築ことは許されません。しかし例えば一定期間、一部を大田市場へ仮移転する、あるいは部分的に取り壊し、順次、新築を繰り返すなどの方法はいくらでもあります。

豊洲新市場の危険性から、移転すべきではないと考えます。移転すれば、豊洲新市場の使用は50年以上に及びます。今後いつまた、有害物質が発生・検出されるか分かりせん(検出される可能性が大)。 【金額修正2016.11/5,884億円】が無駄になっても、食品の安全・安心には代えられません。建屋は、食品関係以外なら使い道は多々あるでしょう。東京都は予算が潤沢なので、半世紀先を見て中止を決断すべきです。

<補足>約6,000億円の予算の大半は、築地市場を売った費用、扱いを行う水産業者からの手数料などで賄われます。従って、丸々、都の税金ではないのです。しかし移転しない場合は、6,000億円は都が全額負担する必要が生じます。
【編集連絡】従来、掲載しておりました当号以降の投稿、及び2009年当時からの豊洲新市場の危険性を訴える投稿は、一旦、削除しました。再編集し、改めて「Part3 豊洲新市場の危険性(移転すべきではない)」として、順次、投稿致しております。

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昭和の名残り国鉄東京市場駅の円形エリアが存在する築地市場/魚を大事にしない日本人R1-7

2013年03月18日 | 江戸前から繋がる世界
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魚を大事にしない日本人シリーズ R1-7
ROUND1 江戸前から繋がる世界の海 Part2築地市場を全て新築してこの地に残そう
昭和の名残り国鉄東京市場駅の円形エリアが存在する築地市場

F173835603 築地市場/フリー素材

現在の築地市場は、写真や地図を見ただけで分かるように建物・敷地の南側一帯が円形にカーブしています。これは、良き時代の鉄道線の名残りです。現在のようにトラック搬入オンリーではなく、S59年まで築地市場内に国鉄・東京市場駅が存在し、旧・汐留貨物駅(今の汐留エリア)から貨物線を通じて、貨物車で水産品を大量に運んでいました。残念ながらS62年の国鉄民営化と共に、廃止されてしまいました。市場の一部の鉄骨はヨーロッパ調の造形美が見られ、歴史的価値があるそうです。築地市場の見所を鉄骨の造形美なんていう奴は、変人の私ぐらいでしょう(汗)。

さらに関心を持ったのは、場内を走る小さな運搬車両です。「ターレ」と呼ばれ、正確にはターレット・トラックです。これが築地の主役なのです。電動エンジン部分の上に輪っか(ハンドル)があり、ハンドルを切るとそのままエンジン本体も旋回する例の小型運搬機です。狭い場内では小さくて小回りが利き、かつ電動なので排ガスを出さないので衛生的です。最大スピードが15km/Hで、場内は2,600台が走り廻っているそうです。築地だけでなく、様々な分野に使われています。人生に一度、できればこのターレに乗ってみたいですね。

1日54t ものゴミが出て、その多くが発泡スチロールです。魚を氷で冷しながら移送する、よく見掛けるあの白い箱です。場内には再生工場があり、その日のうちに山となった白い箱が樹脂に戻されます。前号で、築地市場は1つの都市だと申し上げました。場内には、郵便局・診療所・宿泊施設・理容室・図書館(民間)・宝くじ売場も用意されています。場外市場もにぎわっていますが、1つだけ皮肉を言えば、人気がある店はあまり築地市場内の魚介類を使っていません。“魚河岸のオニイサン達”はそんな店には眼も触れず、昔から続いている本当に美味しい場外市場店で食事をしているのです。

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築地市場は関東大震災後に日本橋から移転してきた/魚を大事にしない日本人R1-6

2013年03月17日 | 江戸前から繋がる世界
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魚を大事にしない日本人シリーズ R1-6
ROUND1 江戸前から繋がる世界の海 Part2築地市場を全て新築してこの地に残そう
築地市場は関東大震災後に日本橋から移転してきた

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かつて江戸前の象徴・日本橋

江戸時代から時は流れ東京に変わっても、食生活は東京湾とは切っても切れない関係です。江戸前の魚を扱う魚河岸は、昭和初期まで日本橋にありました。手狭や衛生環境が悪化し、移転を検討していた矢先の大正12年に関東大震災が起こり、その後東京の復興を経て現在の築地に移転しました。築地市場は、東京ドーム5個分・23ヘクタールもある広い場所です。

毎日4万人が働く完全な1つの“大都市”なのです。1935(S10)年に開業し、現時点では1日2,000トン以上の取引が行われる世界一の市場です。年間で6,000億円が動き、場内では4万人が忙しく働いています。仲卸業者が600店前後、使用する水が1日8,000トン、トラック搬送が19,000台など、完全な、“都市機能”を持ったエリアと言えます。

築地と言えば、何と言っても鮪(まぐろ)でしょう。例えば鮪100本のセリがたった10分で終わるなど、1本6秒の早さです。今や秋葉原と同様に世界のワンダーランド化し、ニュースにもなるように早朝から外国人の観光スポットになっています。場外の飲食店も、忘れてはならない存在です。

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