食品のカラクリと暮らしの裏側

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無塩せきハムは発色剤が添加されないだけで市販のハムと同じ/食品のカラクリ・食肉11

2014年04月23日 | 食肉・揚げ物・玉子
Ntpkarakuri

食品のカラクリシリーズ ハム2/食肉
無塩せきハムは発色剤が添加されないだけで市販のハムと同じ
見掛けが悪くても健康を考えて「無添加ハム」がオススメ

R1114593592 一般のハム
食品区分はマイブログ独自のものです。

■無塩せきハムは結構・食品添加物や他添加物が入れられ安心できない
市販の「ハム」に付いて、2回目です。ヨーロッパ本場のハムを召し上がった方は、口を揃えて日本のハムは歯ごたえがなく不味い・甘いと言います。ロースハムとは良質の肉を使ったハムのことでも、日本の水増し・糖分や食品添加物の過剰注入では台無しです。前号の説明のように、製造工程中に糖類・添加物がたっぷり加えられた30%前後の水溶液が注入されるからです。

「無塩せきハム」は、どうなのでしょうか? 無塩せきハムの定義は、JAS法で見栄えをよくする発色剤が使用禁止だけのことです。従ってあまり過信せず、多少、一般のハムより食品添加物が少ない程度と考えるべきです。メーカーは消費者に良質のハムと思わせ、買わせる手口です。名前やイメージに、釣られないことです。

「塩せき」という言葉は、肉などを塩漬けにすることです。古代人は肉を塩漬けにして保存したことが、今日のハム・ソーセージへと発展したものです。そう考えると、“現代人”のハムなどの製造がいかにインチキなことかが見えてきます。元々の読み方は「塩漬」(えんし)ですが、“えんせき”と読み間違えたことが定着してしまいました。そのため今では、「塩せき」のままでひらがなで表します。

無塩せきを、塩がゼロと勘違いしている方も多いようです(笑)。結論を言えば、一番身体に良いハムは、「無添加ハム」です。一部のスーパーに、片隅にポツンと置かれています。無添加のため見掛けが悪いので、あまり売れません。でも下記の添加物の相違を見れば、どちらが良いか一目瞭然です。健康を考え、また賢い消費者が増えて、無添加ハムが売れるような状況になって欲しいものです。

◇一般のハムと無添加ハムの添加物の相違 (前出)
無添加ハム ・豚肉 ・食塩 ・砂糖 ・香辛料 (ピンク色が薄く、色が悪い)

一般のハム (メーカー・製品によって異なる・重量順表記ではない)
・豚肉 ・糖類(水飴・乳糖・ブドウ糖など製品よって異なる) ・食塩 ・香辛料 ・大豆たんぱく
・卵たんぱく ・乳たんぱく(カゼインナトリウム) ・亜硝酸塩 ・リン酸塩 ・コチニール色素
・グルタミン酸ナトリウムなどの調味料 ・その他

 *亜硝酸塩…発色剤(加熱・酸化による褐色化を防ぐ)、ボツリヌス菌の増殖抑制など。
  急性毒性など、食品添加物の中で非常に危険度が強い。
 *リン酸塩…結着剤・保水剤、歯ざわりをよくする効果など。リン酸塩を多く摂取すると、
  カルシウムの吸収を妨げ、骨や歯が弱くなる。
 *コチニール色素…着色剤(南米のサボテンに寄生するエンジ虫を磨り潰したもの)。
  天然でも突然変異性(遺伝子に傷を付ける作用)がある。
 *カゼインナトリウム…保水性、脂肪の分離を防ぐ。

Sankoua 前号/ハムは30%もの水や添加物を注射針インジェクターで水増し注入する

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