食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

▽[魚介類]食品のカラクリシリーズ/食品別リンク表紙

2024年05月18日 | 魚 介 類
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食品のカラクリシリーズ 食品別リンク表紙  ■魚介類

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Sindk45140906 ■魚介類

ゲノム編集魚ってご存じですか?真鯛・トラフグの巨大化目的も制御不能な遺伝子改変も
 ◇肉厚1.5倍のマッチョ真鯛・2倍のスピードで成長するトラフグ(22世紀ふぐ)
稚魚を川に大量放流しても魚は増えないどころか生態系のバランスが崩れ衰退が懸念
 ◇自然でない人工孵化行為をすれば、結局、魚のためにならぬのだろう
佃煮は偽装魚(代用魚)や塩分過多・たっぷりの食品添加物に注意
 ◇カルシウムが豊富でも全体的にはあまり健康的な食品ではない
毎年初競りのクロマグロ超高額落札!寿司店の売名行為に怒り
 ◇漁師は一獲千金を狙い無理して漁を行うので海難事故が懸念される

回転寿司のネタだけを食べシャリを残す糖質制限中の女性が急増
 ◇食料の無駄の他に無理なダイエットは早期に女性自身にガタが来る
スーパーの刺身1点盛りと刺身盛り合わせとでは品質・健康面で全く別物
 ◇刺身盛り合わせは質が悪い物を組み合わせ油脂や食品添加物がベットリ
中国・東南アジアの魚介類からはA型肝炎ウィルスが検出され死亡が絶えない
 ◇回転寿司店ではブラックタイガーや浅蜊・大あさりなどの貝類に注意
そんなバカな!ニジマスを使っていても「サケ弁当」の表示がOK
 ◇これではいつまでも回転寿司店でニセモノ魚・深海魚を食べさせられる
コンビニ弁当・弁当チェーンの海老フライはどうして大きさが同じなのか?
 ◇別々の海老の胴体と尾っぽをくっ付けて衣で大きさを誤魔化す

バイキングやパーティーのキャビアは怪魚の偽装卵か人工卵
 ◇林檎・昆布・烏賊墨で作る人工キャビアのキャビアンヌが一般的
水産庁のファストフィッシュ作戦は骨なし魚を助長し却って魚離れに
 ◇魚離れを食い止めたくても長い眼で見れば魚の加工食品は逆効果
バカ親達への給食クレーム対策がきっかけで骨なし魚が大ヒット
 ◇親の我が子への躾怠慢と料理の手抜きが骨なし魚を急激に増やした
ホッケに400本の注射針を射ち込むインジェクターとはどんな機械?
 ◇インジェクションで溶液を増量すれば飲食店・水産業者が儲かる図式
居酒屋のホッケが旨いのは400本の注射針を射ったから
 ◇魚の旨みではなくインジェクションで射った添加物そのものの味

鯖寿司・空弁焼さば寿司は本当に北陸・若狭小浜で獲れた鯖なの?
 ◇ノルウェー産の鯖を古風な小浜で獲れたような雰囲気に見せ掛けて売る
沼津産の鯵の干物は本当に沼津で獲れた鯵なの?
 ◇伊豆名物・沼津産鯵の干物は半分が外国産の別種の鯵
鱈子・明太子は20種近くの食品添加物で漬け込む
 ◇無着色鱈子も発色剤が使われているので食品添加物は減っていない
中国産鰻は実態が分からないほどの水銀や農薬汚染
 ◇水銀等で汚染された土壌から流れ出た水で養殖されている
釣船居酒屋・活魚店の活き造りは出所不明な痩せ細った養殖魚
 ◇大海原で獲れた魚ではなく都会の生け簀に飼われた魚

誠に勝手ながらコメントのやりとりは致しておりません

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ゲノム編集魚ってご存じですか?真鯛・トラフグの巨大化目的も制御不能な遺伝子改変も/食品のカラクリ・魚介類19

2024年05月18日 | 魚 介 類
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食品のカラクリシリーズ ゲノム編集魚・ゲノム編集食品/魚介類
ゲノム編集魚ってご存じですか?真鯛・トラフグの巨大化目的も制御不能な遺伝子改変も
肉厚1.5倍のマッチョ真鯛・2倍のスピードで成長するトラフグ(22世紀ふぐ)



■「生命体に備わるバランス」を破壊すると想定外の変異が起き人間は制御できない
「ゲノム編集魚」「ゲノム編集食品」とは?遺伝子を切り貼りして本来持つ性質を変えるのがゲノム編集技術。こうしたことで生まれる魚や食品を言う。日本では肉厚1.5倍の“マッチョ”な真鯛(マダイ)、トラフグの巨大化、血圧の上昇を抑える物質GABA(ギャバ)を豊富に含むように改変されたトマトなどが、厚労省に届け出がなされている。一見、良いことのように思えても問題は山積している。マダイはゲノム編集によって、筋肉を抑制する遺伝子を壊されることで、体のサイズがどんどん大きくなる。トラフグは食欲を抑制する遺伝子を破壊され満腹感が失われ、ひたすら餌を食べ続け巨大化する。これらは表示がないまま既に市場に出回り(投稿時点は通販)、ふるさと納税の返礼品にしている自治体である京都・宮津市、陸上養殖施設で育てた「22世紀ふぐ」)がある。

 上がゲノム編集トラフグ

そこで、従来からある「遺伝子組み換え」と「ゲノム編集」とでは何が違うのか。遺伝子組み換えは、他の生物の遺伝子を導入して品種の改良を行う技術。一方のゲノム編集は標的とする遺伝子を破壊して、新しい性質を生み出す技術である。特定の遺伝子のDNAを切断することで、その働き方を破壊できるため、遺伝子組み換えに代わるものとして応用が広がっている。生物本来の働きを破壊することによって、前述のマダイやトラフグは餌を食べ続け、特にトラフグは約2倍の早さで成長する(いずれも写真参照)。アメリカは規制がなく、既にゲノム編集された大豆やトウモロコシの商業用栽培が始まっている。日本にもゲノム編集された大豆が入ってくる。問題は、狙った遺伝子を正確に破壊できるとしているが、標的以外の箇所で意図しない遺伝子消失や入れ替え現象が起き、新たな毒素やアレルギーを引き起こすアレルゲンが生成される可能性があり、前立腺がん・乳がん、脳の働きや生殖行動、病気になりやすいなど深刻な健康被害が考えられる。

遺伝子組み換えの際にも言われたように、「生命体に備わるバランス」を破壊すると想定外の変異が起き、人間はそれを制御できないのだ。だから制御できないものの応用化は危険と判断される。食品に厳しいEUや欧米の市民団体は、ゲノム編集食品への厳しい規制を求めている。日本政府・厚労省は衰退する水産業の成長戦略にしており、案の定、無頓着に「安全性に問題ない」の繰り返しばかり。専門家は安全審査や動物実験さえ行われないまま既に市場販売され、知らずに国民が食べ続けるのは危険と警告している。例えば「22世紀ふぐ」のように陸上養殖施設から液体やトラフグの精子が排出されており、自然界のフグと交合すれば変異、生物多様性に影響が出る。結局、魚体の巨大化・成長スピードを上げ、企業の利益を優先させるためだ。人間そのものや生物においても、ゲノム編集食品の流通・販売の禁止を求めるべきだ。

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稚魚を川に大量放流しても魚は増えないどころか生態系のバランスが崩れ衰退が懸念/食品のカラクリ・魚介類18

2024年03月20日 | 魚 介 類
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食品のカラクリシリーズ 稚魚の放流/魚介類
稚魚を川に大量放流しても魚は増えないどころか生態系のバランスが崩れ衰退が懸念
自然でない人工孵化行為をすれば、結局、魚のためにならぬのだろう



■シミュレーションによる「理論分析」と北海道の河川で「実証分析」の結果が・・・
しんぶん赤旗の「科学」特集記事を活用しました/資源管理や自然保護の観点から魚の種類や数を増やそうと、人工的に孵化(ふか)させて育てた稚魚を河川に放流する試みが国内外で進められている。こうした放流は、生態系にどんな影響を与えるのか―。米ノースカロライナ大学、北海道立総合研究機構(道総研)、北海道大学などの研究チームが理論分析(予測)と実証分析から検証した。何と結論は意外なもので、多くの場合『放流しても魚は増えない』、むしろ『川の魚全体に長期的に悪影響を及ぼす』、『放流数が増えると魚類群衆の種類も密度も減る』結果だった。様々な魚がおり、食べ物をめぐる競争など互いに影響し合いながら共存してきた。しかし自然界ではありえない膨大な数の稚魚を放流すれば、生態系のバランスが崩れてしまい、放流する魚を含む生物群集全体の衰退につながる可能性が懸念されると言う。

研究チームの検証はシミュレーションによる「理論分析」と、北海道の河川での過去21年間の魚類群集データ(道総研が1999~2019年まで調査)を使った「実証分析」の2つの角度から実施した。理論分析は放流する10種の魚類群集のシミュレーションで、放流する魚が子孫を残す数、個体の生き残りやすさ、競争の強さ、環境収容力(どれだけ多くの生き物が生息できるか)など異なる32パターンのシナリオを準備。放流によって、魚類群集の種数や密度が変化するのかを計算した。一方、「実証分析」の対象は、北海道全域の31河川。現在、放流ゼロから最大で年間24万匹が放流される河川まで、様々な規模で「サクラマス」の放流が行われている。それらは①「保護水面」に設定され、釣りを含めて漁獲が禁止されている。②放流後すぐ海に出ていくサケとは異なり、サクラマスは少なくとも1年間は河川に留まる。③他の魚との相互作用が強い~放流の影響を調べる上で、理想的な“天然の実験場”と言える。

■結果・放流すればするほど魚同士の競争が激化し自然繁殖による増加が抑制される
「理論分析と実証分析」とを突き合わせた結果―――
1.多くの場合、群集内で別種の魚との競争が激化し、放流対象以外の種が排除される。
2.過度な放流では、仲間同士の競争が激化し、放流対象種の自然繁殖による増加が抑制される。
3.放流対象種の増加につながるのは、環境収容力が大きく仲間同士の競争が弱い場合のみ。

道総研は、「放流し過ぎると何らかのマイナスの影響があると思っていた」、「放流が増えれば増えるほど、生息数が右肩下がりに減ってしまう、中々、理解しづらかった」、「当初は分析が間違っていると疑うほど意外な結果だったが、実証分析からも裏付けされた」としている。また他の魚類群集にも共通する結果には、「餌や場所をめぐる奪い合いの強さに注目する。本州のアマゴ、イワナのように、同じ場所に長期間生息する魚や縄張りをめぐって競争するアユなどでは、同じような結論が導き出される可能性は高い」。

研究チームは今回の結果から、放流への過度な依存は、将来的に生物多様性や生態系サービス(自然の恵み)に大きな損失を招くと指摘。持続可能な資源管理や生物多様性保全には、野生のサケマスが産卵遡上(そじょう)するダムなどの部分撤去、魚道の設置、河川改修で失われた環境の復元などが重要だと訴えている。今後、各地で行われているサケマスなどの漁業対象種の孵化放流事業が、どれだけ悪影響をもたらすのかを調べたいと言う。また経済的利益をもたらす魚だけではなく、絶滅危惧種など個体群の状態がより深刻な魚を、はたして放流で守れるのかという問題への応用も必要になると話している。

【知識】桜鱒 サケ目の魚。全長60cmほど。体は延長し側扁するがサケより丸みを帯びる。体色は背面が濃藍色で小黒点が散在し、腹面は銀白色。淡水で孵化し、2年後に海へ下る。3年目に成熟して産卵のために5〜7月頃川を上る。食用として美味。本種の陸封河川型がヤマメ。北洋から関東地方以北の太平洋側と中国地方以北の日本海側に分布。

■投稿者の文章|魚社会を見て人間は自然界において謙虚であるべきと再認識した
よくTVニュースでは、幼い子や小学生が稚魚を川に流す微笑ましいシーンを見る。その程度では問題はないだろうし、大半はやや大きな魚に食べられてしまうだろうなと思っていた(それは魚社会の自然な営み)。でも専門家が言うように何万匹も放流すれば、投稿者のような素人でもバランスが崩れるのは分かる。これって人間様の世界と同じか?大都市のように大量の人間が集まれば競争が激しくなり、失われるものも大きくなること。魚の世界も勝手な人間が自然環境を壊し、だからと言って自然でない人工孵化行為をすれば、結局、魚のためにならぬのだろう。やはり人間は、(投稿者は無宗教だが)神から与えられた自然の営みを壊してはならない。人間は自然界において、謙虚であるべきと再認識した。

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佃煮は偽装魚(代用魚)や塩分過多・たっぷりの食品添加物に注意/食品のカラクリ・魚介類17

2017年01月18日 | 魚 介 類
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食品のカラクリシリーズ 佃煮/魚介類
佃煮は偽装魚(代用魚)や塩分過多・たっぷりの食品添加物に注意
カルシウムが豊富でも全体的にはあまり健康的な食品ではない

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写真の店舗とは関連ありません/食品区分はマイブログ独自のものです

■保存食なのに保存料を入れざるを得ない“本末転倒”なことが起きている
「佃煮」は古い歴史があり、アミ・小女子(こうなご)・公魚(わかさぎ)などの小魚、浅蜊(あさり)・蜆(しじみ)などの貝類、昆布・海苔などの海藻類が一般的です。そして現代の材料は、椎茸(しいたけ)・蕗(ふき)・土筆(つくし)や様々な野菜・植物、牛肉のしぐれ煮など幅広い範囲に及びます。朝食やお茶漬け、酒の肴、あるいは食欲が進まない時など重宝がられています。しかし気を付けないと、魚介類・貝類は偽装魚(代用魚)・偽装貝が使われています。また保存料・着色料・甘味料・増粘剤・アミノ酸(いわゆる味の素)などの食品添加物がたっぷり入っています。佃煮は手頃な健康食品と思っている方がいますが、必ずしもそうではないのであまり食べ過ぎないことです。

偽装魚とは、回転寿司の例では国産の本物魚と思わせていますが、味や食感が似た全く別種の外国魚や深海魚が使われることを言います。佃煮でも、浅蜊は中国やベトナムで獲れる別種のアケガイ・イヨスダレ、公魚は南米産のペヘレイです。蜆も国内産と謳ってあっても恐らく北朝鮮産でしょう。その他の魚介類も、表示とは異なり極めて怪しいものです。特に野菜のほとんどが中国産と言われ、過剰な農薬が気に掛かります。本来の佃煮は、醤油・砂糖・みりんでじっくりと味濃く煮詰めます。しかし昨今は塩分を気にする人が多く、一般的には9%前後の塩分を5%以下に抑えた薄味佃煮が売られています。そのため保存食であるべき佃煮に「保存料」を入れざるを得ない状況、要冷蔵品など“本末転倒”なことが起きているのです。哀しいことに、漬け物や梅干しも保存料たっぷりなのです。

■本来の佃煮とは縁のない食品添加物が多種入れられる
佃煮の種類にもよりますがソルビン酸Kと呼ばれる保存料が添加され~食品添加物危険度ランク5段階のうち危険度上位2番目の「ランク4」レベルに相当します。ソルビン酸Kには、異変原性と呼ぶ遺伝子に傷を付ける毒性があります。着色料も、全体的に危険度が高いのです。保存料・着色料を使っていないと書かれていても、安心はできません。保存料や着色料の部類に入っていない食品添加物を使っているに過ぎません。保存料・着色料と書くと売れなくなるため、佃煮に限らず加工食品やコンビニ食品はこういう手で食品添加物を混ぜ込むのです。下記のように、本来の佃煮とは全く縁のない物質が多く添加されます。

▽市販品の佃煮例(昆布)
醤油・還元水飴・昆布・砂糖・たんぱく加水分解物・ごま・醸造調味料・酸味料・調味料(アミノ酸等)・甘味料(甘草)・増粘多糖類

▽市販品の佃煮例(浅蜊)
あさり・生姜・たまり・醤油・砂糖・水飴・ソルビット・保存料(ソルビン酸K)・調味料(アミノ酸等)
※ソルビットは、危険度が低い甘味料です。

残念ながら醤油・みりん、漬け物・梅干しなど和食と言われる食材ほど、かなりの量の食品添加物が入れられているのです。下記リンクを参照下さい。

■佃煮のルーツは江戸開府時の徳川家康
佃煮のルーツを説明すると江戸初期に、文字通り今の東京・中央区の隅田川河口の佃島で生まれました。佃島で作られたことから、佃煮と呼ばれたのです。保存性と安さから、江戸庶民の食事には欠かせない品になりました。また参勤交代時、下級武士が江戸の名物・土産物として各地に持ち帰ったことから、全国で作られるようになったと言われています。

徳川家康は、“本能寺の変”の際には大阪・堺にいました。急遽、三河・岡崎城に戻ろうとした時に川を渡る舟がなく、摂津・佃村(現:大阪市西淀川区佃)の漁民から漁船の手助けを受け、無事、生きて戻りました。その恩を感じ、江戸開府後に漁民等を江戸に呼び寄せ住まわせたことから、佃島という名称になりました。さらに特別な漁業権を与え、当時、あまり食用にされなかった隅田川の雑魚を煮詰めたのが、佃煮の始まりです。今風に言えば、雑魚・未利用魚の有効利用の始まりでしょうか。佃島にある住吉神社は、大阪・住吉明神から分霊したものです。今や佃島は超高層ビル化、ドラマのロケ地によく出てきます。歴史がある風情と近代化のミスマッチが、どういう訳かうまく合っている街並みです。

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市販の漬物は発ガン性やアレルギーを伴う大量の化学物質漬け
低塩漬物は却って塩分を摂り過ぎてしまう落し穴
調味梅干はそのままでは腐るので保存料がたっぷり入っている

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毎年初競りのクロマグロ超高額落札!寿司店の売名行為に怒り/食品のカラクリ・魚介類16

2017年01月11日 | 魚 介 類
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食品のカラクリシリーズ 初競り/魚介類
毎年初競りのクロマグロ超高額落札!寿司店の売名行為に怒り
漁師は一獲千金を狙い無理して漁を行うので海難事故が懸念される

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■2019年初競りは史上最高値の3億3,360円、278kg
新春恒例、豊洲市場の初競(せ)りが行なわれます。毎年、青森県・大間産の本鮪(クロマグロ)が超高額で落札されます。2019年は、史上最高値の3億3,360円、278kg。単純に計算し、1kg当たり120万円。残滓を取り除き、ネタ単価(1貫~この場合1個)は2万円。あまりにも、常軌を逸しています。TVなどのメディアが囃したて世間を騒がすが、何のことはなく毎年のようにある寿司チェーン店が競り落としています。言わば売名行為、店の宣伝である。競りを乱すとして、批判的な声も多い。こうした大金にモノを言わす“演技”(パフォーマンス)、「バカゲタ商法」はやめて欲しいものです。それを400円前後で販売する理由を、“出血サービス”・お客様サービスと言うが、経営者である以上、他の商品に年間を通じ価格転嫁しているのは当然です。

一方、漁師は初競り向けに、年末ギリギリに質の良い200kg以上の本鮪をタイミングよく釣り上げる必要があります。漁業に詳しい解説者は、一獲千金を狙い無理して漁を行うので海難事故が懸念されると言います。大間産の鮪はどれでも美味いと思うのは、間違いです。大間産でも、味や肉質はピンキリ。なぜなら、本鮪は北太平洋を数千kmの範囲で回遊する魚。その時期、たまたま大間に近づいた“運の悪い鮪”が獲られただけ。大間産でなくても、もっと美味しい鮪があるというのが定説です。この際、“大間信仰”は意味のないことだと理解すべきでしょう。

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回転寿司のネタだけを食べシャリを残す糖質制限中の女性が急増/食品のカラクリ・魚介類15

2016年10月04日 | 魚 介 類
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食品のカラクリシリーズ 回転寿司シャリ残し/魚介類
回転寿司のネタだけを食べシャリを残す糖質制限中の女性が急増
食料の無駄の他に無理なダイエットは早期に女性自身にガタが来る

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■栄養の25%が頭脳で消費!頭に栄養が届かないからこんなことをする?
糖質制限・炭水化物ダイエットと称し、回転寿司店でネタだけを食べ、シャリを丸々残す女性が急増しています。シャリばかりを残すなんて、最低の行為であり店に失礼です。ダイエットとは言え、心が痛まないのでしょうか? 回転寿司は魚介類の印象があるが、糖質・炭水化物オンパレードなんです。だからといって、残す=廃棄されるのは論外です。大手回転寿司チェーンはいざ知らず、中小の回転寿司店ならメニューになくても、板さんに頼めば刺身を作ってくれます。但し、シャリはなくても値段は同じ。店によって違いますが、概ね2皿分・4~5切れ単位で出されます。今や糖質抜きは、寿司に限らず麺抜きつけ麺(麺の代わりに肉)、ご飯抜き弁当(代替:ブロッコリー)にも及びます。たとえ糖質はゼロでも却って脂質を多く摂ってしまうので、やせていても“隠れメタボ”になると言います。

こんなことをしていたら食料の無駄(大量廃棄の原因)問題の他に、無理なダイエットは当の女性自身に早期にガタが来ます。それだけに留まらず、将来、子供が成長した際、糖尿病や高血圧などの生活習慣病になる確率が高いことがデータで明らかになっています。糖質・炭水化物は、人間のエネルギーの基本。それを抜くこと自体が、危険な行為と悟るべきです。そもそも、糖質ゼロ商品には懐疑的です。意外とご存じないのが、栄養の25%が頭脳を使うことによって消費されます。頭に栄養が届かないから、こんなことをする?と、皮肉も言いたくなります。古今、様々なダイエットが世に出てきましたが、効果が定着した試しはないのです。スタイル優先もいいが、所詮、若い今だけのこと。将来を考え食べ物はバランスよく食べ、一生に渡る親子共々の健康が第一と思いますが。

Sankoua 女性が行き過ぎたダイエットをすると生まれた子供は将来糖尿病に

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スーパーの刺身1点盛りと刺身盛り合わせとでは品質・健康面で全く別物/食品のカラクリ・魚介類14

2016年01月12日 | 魚 介 類
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食品のカラクリシリーズ 刺身の盛り合わせ/魚介類
スーパーの刺身1点盛りと刺身盛り合わせとでは品質・健康面で全く別物
刺身盛り合わせは質が悪い物を組み合わせ油脂や食品添加物がベットリ

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■健康のために刺身盛り合わせをやめて1点盛りを2種・3種買いましょう
消費税の軽減税率の検討段階で、刺身の盛り合わせが加工食品であることを、国民の多くが知るきっかけとなりました。それ以前には、食品関係者でもごく一部の方しか知っていませんでした。刺身の1点盛りは生鮮食品、煮たり焼いたりしない刺身でも2点盛り以上は「加工食品」の分類になる、おかしな法律が存在します。単なる分類だけの相違じゃないか!と思っている方、その背景を認識しないと、一生、まがい物・不健康食品を食わされますよ。

2015年に「食品表示法」が施行、従来のJAS法・食品衛生法・健康増進法の「食品表示」の部分だけを集合・統一した法律です。しかし消費者視線による根本的な改善を図らぬまま、旧態依然・業者寄りの法体系をそのまま持込んだため、こんな“摩訶不思議”なことが起こるのです。例えば、あなたがスーパーで鮪(まぐろ)と烏賊(いか)の刺身2点盛りを買うなら、高くついても鮪と烏賊それぞれの刺身1点盛りを買うことをお勧めします。それは、2つの理由があります。

1つめは刺身のような生鮮食品には、何も添加してはいけないルールがあります(それでもルール違反を見掛けるが)。しかし刺身が加工食品扱いになってしまえばその規定が適用されないため、油脂や食品添加物が嫌というほど使われます。コストカットのため質の悪い鮪を仕入れ、美味しく見せるために赤い着色料、食感をトロっぽくするために事前に植物油に浸しておくケースが多発しています。烏賊も、食品添加物の甘味料を塗るのです。烏賊が甘いのは新鮮だからではなく、甘味料のせいです。刺身1点盛りと刺身2点盛りでは、こうした違いを知っておきましょう。スーパーであっても、信用できません。

■刺身盛り合わせは加工食品と理解し、まがい物を食わされないように
刺身盛り合わせが加工食品扱いになるのは、専門用語で「異種混合」という区分けがあるからです。例えば鮪と烏賊は「異種混合」、鮪と茹で蛸(ゆでだこ)の盛り合わせは「加工品混合」です。つまり異なる種類が混合されると、加工食品になるルールがあるのです。刺身1点盛りなど生鮮食品は、「原産地表示(漁獲海域)」と「解凍・養殖」の義務があります。しかし加工食品の扱いになれば、義務がなくなるのです。刺身1点盛りを勧める2つめの理由は、どんな品質なのかが分からないからです。刺身盛り合わせに表示義務を課すと、生産者や販売者が原産地(獲れた海域名)や解凍・養殖の表示が多岐になり、表示ラベルの変更など作業性が悪く、経費も掛かることを理由に表示が免除されることです。

しかし現在のスーパーや街の魚屋さんでも、食品管理は格段に向上しています。これほど食品表示が必要とされる今、こんなバカな前時代的な管理を許容するこの法律は、やはり消費者より生産者向けに制度化されたものだからです。むしろ生産者(実際は加工業者)やスーパーは、この法律の恩恵を受けるどころか「悪用」しています。意図的に“異種混合”させて、食品表示隠しをするのです。養殖鯛やハマチなど中国産と表示すれば売れない、知る人は知るダイオキシンやメタル水銀が非常に高い地中海産養殖鮪、安くて質の悪い着色鮪などは、刺身盛り合わせ専用に使われます。

つまり刺身1点盛りと刺身盛り合わせは、質の面・健康面を考えれば全く別物なのです。中国産や都合の悪い食材は、見えにくいルートに乗せるのです。大手スーパーでさえ、法律の抜け道を悪用して(残念ながら法律には違反していないため)意図的に使い分けています。魚介類は消費者にとって、見掛けからは分かりにくいため、こうした事前の知恵が必要と考えます。刺身の説明をしていたら食べたくなったので、今夜は刺身にしましょうか?

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中国・東南アジアの魚介類からA型肝炎ウィルスが検出され死亡が絶えない/食品のカラクリ・魚介類13

2015年08月04日 | 魚 介 類
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食品のカラクリシリーズ 輸入魚介類のA型肝炎ウィルス感染/魚介類
中国・東南アジアの魚介類からA型肝炎ウィルスが検出され死亡が絶えない
回転寿司店ではブラックタイガーや浅蜊・大あさりなどの貝類に注意

K412a0002_008050 海鮮焼き

■A型肝炎ウィルスに感染しても治療薬や治療法がない
食品安全委員会の資料によると、輸入されるブラックタイガーや蛤(はまぐり)・浅蜊(あさり)・ウチムラサキガイ(通称:大あさり)、赤貝・鳥貝など二枚貝から、A型肝炎ウィルスが多く検出されています。主に中国や東南アジアから輸入された魚介類であり、現地の水質汚染による原因が明らかです。国産の牡蛎(かき)でも、感染が目立ちます。ここ10年間、国内で82人が死亡し、毎年100~500人がA型肝炎ウィルスに感染しているのです。

大規模な例では、1988年に上海でA型肝炎ウィルスに汚染された蛤を食べて、29万人ものA型肝炎ウィルス患者が発生しました。そもそも日本ではA型肝炎ウィルスは常在しておらず、主に東南アジアからのものとされます。そのため海外渡航者から、あるいは中国や東南アジアから輸入された食品から感染します。A型肝炎ウィルスが検出された輸入食品の約75%が魚介類ですが、野菜・果物・食肉・水からも検出されています。

A型肝炎は、ウィルスに汚染された食品や水を摂取することによって発症します。やっかいなことに潜伏期間が平均4週間(2~7週間)もあり、発症しても原因の食材が分からないことが多いのです。一般的に発熱・全身倦怠・悪心(おしん)・嘔吐・黄疸などの症状が出て、最悪は肝機能が悪化して死亡に至ります。しかし治療薬や治療法がなく、ひたすら症状がなくなるまで絶対安静しかないのです。感染しないように極力生食を避ける、あるいは食べる前にしっかり火・熱を通すことしかありません。

■回転寿司や輸入魚介類を食べるのを少なくしよう
問題は、A型肝炎ウィルスに限らず輸入食品の国内検疫(検査)が少ないのです。従って大半はスルーして、そのまま市場に出回ってしまいます。ビックリしたのは、A型肝炎ウィルスやノロウィルスを検出しても、食品衛生法の違反にならないことです。情けないことに、ウィルスに関する規格基準が設定されていないからです。陽性が出た場合、輸入業者に生食用から加熱加工用に指導する程度です。これほど大量に食品を輸入しているのに、お粗末過ぎる日本の検疫体制なのです。

A型肝炎ウィルスは経口感染するため、感染している寿司店の板前や飲食店の調理者から、お客に感染した例もあります。中国・東南アジアの海老や二枚貝が感染の恐れがあると言いましたが、輸入品の魚介類を食べる限り、あらゆる種類の魚介類にA型肝炎ウィルスの危険性が付きまといます。現地の衛生環境の不整備、従業員の衛生意識の低さも原因の1つです。そうでなくても中国や東南アジアの魚介類は、汚染された水で養殖されるため農薬や抗生物質、不明薬剤の使用が多いことを知っておきましょう。

日本人は、中国や東南アジアの養殖魚や現地で加工された魚介類を大量に食べています。スーパーでも、中国などの輸入魚介類が並んでいます。また回転寿司店は大手・中小を問わず、ネタは1貫サイズに切ってあるものがパック輸入されます。食品メーカーも個人も、「安さ」を理由に中国や東南アジアに頼り切っていると、運の悪い方は『輸入された病原体』によって、身体を悪くしたり死亡させられます。祖父母の方、可愛いお孫さんと回転寿司へ行くのは最悪です。どちらも、一番、細菌やウィルスに弱い身体なのですから。

Sankoua
ユッケに厳しい提供条件・レバ刺しなど牛の生レバーは遂に提供禁止
豚のレバーも生で食べないよう注意を呼び掛け、“禁レバ法”も検討

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そんなバカな!ニジマスを使っていても「サケ弁当」の表示がOK/食品のカラクリ・魚介類12

2014年06月27日 | 魚 介 類
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食品のカラクリシリーズ サケ弁当/魚介類
そんなバカな!ニジマスを使っていても「サケ弁当」の表示がOK
これではいつまでも回転寿司店でニセモノ魚・深海魚を食べさせられる

K1522187438

■消費者庁は業者の圧力に負けて表示問題でも“腰抜け状態”
メニュー適正表示ガイドラインの説明です。中でも、最大に疑問、許せないと思うことは、消費者庁がニジマス(サーモントラウト)を使っていても、「サケ弁当」“しゃけ弁”の表示をOKとしている点です。理由は、ニジマスを「サケ弁」と表示しても、「消費者が勘違いしない」ことを挙げています。いや、消費者は「サーモン」を使っていると思っている方が大半と思われます。昨今の偽装表示問題から、サケ弁はニジマスを使っていることを知ったのではないでしょうか?

ごくごく簡単に説明すれば、「トラウト」は鱒(ます)類を指し、淡水で育てればニジマスと呼び、概ね25cmぐらいの体長です。一方、海水で養殖すれば70cmの大きさになり、主に南米チリなどで育てられ、「サーモントラウト」と呼ばれます。消費者庁は、生物学的には全く同じであり、ニジマス(トラウト)を使っても「サケ弁」表示OKといった、無理・強引な解釈です。

その背景には、「ニジマス弁当」では売れなくなるといった水産業者・飲食店・回転寿司業界などの厳しい抵抗があったとされます。一方、主婦連や消費生活関係者は、「使った食材の名前を、正しく表示させることを基本とすべき」「サーモントラウトを使用していることを積極的に表示して、美味しさを伝えるべきだ」「今までいわゆるニジマスであることを知らずに食べていたのだから、業者は消費者の認識を変える努力をすべき」などの声が挙っています。

■これでは今後も回転寿司は本物の魚ではない「偽装魚」ネタが続く
普通、日本では、鮭(さけ)は国産のシロザケやノルウェーから輸入されるアトランティックサーモン(タイセイヨウサケ)を指します。そもそも弁当チェーンや回転寿司店などの飲食店には、JAS法などの表示義務がありません。従って、今後もニジマスを使いながら、堂々?と「サーモン握り」などのお品書で売ることでしょう。全く消費者庁の“腰抜けぶり”(消費者よりも、業者の立場にたった姿勢)は、これからも延々と続くでしょう。

実はサケ弁表示の問題は、ほんの小さな部分です。投稿者が危惧していることは、消費者庁がこんな考え方なら、飲食店や回転寿司店の「偽装魚」は解決しません。回転寿司が安いのは、ほとんどが本物の魚を使っておらず、偽装魚と呼ぶ外国の別種魚や深海魚だからです。言わばニジマスをサケと呼んでもよいなどと言っているようでは、日本人は今後もニセモノ魚、インチキ魚を食べされ続けるでしょう。

▽消費者庁メニュー適正表示ガイドライン (前出)
R43guide

Sankoua 消費者庁が食品偽装に対するメニュー適正表示ガイドラインを公表

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コンビニ弁当・弁当チェーンの海老フライはどうして大きさが同じなのか?/食品のカラクリ・魚介類11

2014年04月10日 | 魚 介 類
Ntpkarakuri

食品のカラクリシリーズ 海老フライ/魚介類
コンビニ弁当・弁当チェーンの海老フライはどうして大きさが同じなのか?
別々の海老の胴体と尾っぽをくっ付けて衣で大きさを誤魔化す

K4118118589
食品区分はマイブログ独自のものです

■海老フライはアイスキャンデーを作るような容器で固める
回転寿司の海老や「海老フライ」など、日本人は海老が大好きです。タイ・ベトナムなどの東南アジアで大量に養殖するため、現地の自然環境を悪化させています。ことわざも、昔は「海老で鯛(たい)を釣る」でしたが、現在では「海老はタイ(国)で獲る」に変わって?しまいました(オヤジギャグ)。

ところでコンビニ弁当や弁当チェーンの小振りの海老フライは、見事なぐらい寸分違(たが)わず同じ大きさです。海老の大きさを1匹ずつ選別したのではなく、海老フライの作り方に驚きのカラクリがあるからです。小さな海老に比べて過剰な大きさの容器(アイスキャンデーを作るような容器)に、海老と衣・バッター液・食品添加物を入れて押し固め冷凍します。アイスキャンデーのバー代わりに、小さな海老を差し込み冷凍したようなものです。

海老の大きさが多少違っても、揚がったフライは同じ大きさになる仕組みです。業務用の海老フライだけに、小さな海老を少しでも大きく見せ掛けること、一々衣を付けていては手間を掛ってしまうので、“アンコの鯛焼き”のごとく、こんな容器で海老フライの下ごしらえをするのです。作業が容易、衣を大きく見せて、儲けを増やすための「魔法の容器」なのです。驚くカラクリは、これだけではありません。

■“他人同士”の胴体と尾を合体させたフランケンシュタイン海老フライ
コンビニ弁当や弁当チェーンの調理場では、海老フライにもっと酷いビックリする作業を行います。アイスキャンデー容器に入れる際には、予め尾っぽを切り落とします。揚げる時に、切ってあった別の尾を差し込み繋げるのです。

理由は、工程上、容器に海老全体を挿入する必要があります。尾が見えない海老フライは見掛けが悪く、売り物になりません。そこで尾を見せるためには、揚げる際に尾を差し込めば簡単だからです。海老の胴体と尾は、“同一人物”のものでないのです。しかし調理として考えた場合に非常に不自然で、食べ物として、また消費者を蔑(ないがし)ろにしていると考えます。皆様は、日常、こんな“フランケンシュタイン海老フライ”を、食べさせられているのです。

一方、国民生活センターが、スーパーの惣菜フライの衣を調査した結果があります。海老フライは、酷い店では何と2:8で圧倒的に衣のほうが多かったそうです。安物の海老フライほど身は小さく、衣ばかりが大きいのです。無残なほど“痩せ細った海老”を使ったフライを食べれば、油脂・脂肪の摂り過ぎから逆に私達が太ってしまいます(笑)。安物海老フライは、知らずに多くの油脂や食品添加物を摂り込んでしまい、身体に悪いことばかりです。

Sankoua ファミレスの輪切りにしたゆで玉子の直径はどうしてみな同じなのか?

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バイキングやパーティーのキャビアは怪魚の偽装卵か人工卵/食品のカラクリ・魚介類10

2014年04月07日 | 魚 介 類
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食品のカラクリシリーズ キャビア/魚介類
バイキングやパーティーのキャビアは怪魚の偽装卵か人工卵
林檎・昆布・烏賊墨で作る人工キャビアのキャビアンヌが一般的

K4108875664 写真はカナッペです

■日本ではそう簡単に本物のキャビアは食べられないと思いましょう
本物の「キャビア」は、超高価なチョウザメの卵です。絶滅危惧種に指定されているため、今後、一生、本物はもう食べられないかも知れません。高級ホテルのパーティーや洋食はともかく、食べ放題のバイキングのキャビアは絶対ニセモノです。今やそう簡単に、本物のキャビアが食べられる環境にないと思いましょう。因みにチョウザメの名称が付いていてもサメの種類ではなく、シーラカンスのような2億年以上前から生息する古代魚の残存種です。

キャビアの偽装は2つあり、ヨーロッパ産の毒々しい色をした怪魚のランプフィッシュの卵です。元々、赤い卵なのですが、成分不明の着色料を使い本物の色に似せます。魚卵は本物より小さく、フランスパンなどに載せておくと、着色料が溶けて色落ちするそうです(笑)。

もう1つが、「ニセモノいくら」の作り方の延長上にある、カプセル商品の「キャビアンヌ」という製品です。昆布の粉に何とリンゴやイカ墨を加え、細いチューブで垂らすと人造(人工)キャビア~「キャビアンヌ」の完成です。結構、売れているようです。今時、キャビアと謳えば誰もがニセモノと思うため、メーカーは人工キャビアと言われるのを嫌い、堂々と“海鮮キャビア”として製造しています。名前を聞けば分かるほどの、都内の有名バイキングにも使われています。

■高級ホテルの食品偽装メニュー事件で明らかになったレッドキャビアとは?
2013年、高級ホテルの食品偽装が大騒ぎになって、突如、「レッドキャビア」が注目されました。レッドキャビアは、本来、鱒(ます)の魚卵です。それを偽り、飛魚(とびうお)の魚卵・“飛びっ子”を出したのです。レッドキャビアはフランス料理やオードブルでは有名でも、レッドキャビアと呼ぶこと自体が、日本では優良誤認(良質と錯覚)するでしょうね。魚卵偽装の典型として、鱒(マスコ)がいくら(鮭の卵)のとしてよく出されます。余談ですが、“シャケ弁当”も実際の魚はニジマスです。

一般的に“とびっこ”は、ちらし寿司など1mm程度のプチプチした食感です。数mmもある鱒の魚卵とは、ボンクラの調理人でも間違える?訳がないでしょう。注文したお客の側も、あまりレッドキャビアをご存じなくて、イメージで高級そうなメニューとして食べたのかも知れません。日本では“OOキャビア”というネーミングの商品は、意図的な模倣食品と考えたほうがよいようです。

そもそも、日露戦争時代にキャビアの代用にされたのが「いくら」です。その後、今日の醤油漬けに変化していきました。このようにキャビアとは、偽装・人騒がせな魚卵ですね…

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水産庁のファストフィッシュ作戦は骨なし魚を助長し却って魚離れに/食品のカラクリ・魚介類9

2014年04月04日 | 魚 介 類
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食品のカラクリシリーズ ファストフィッシュ(骨なし魚)/魚介類
水産庁のファストフィッシュ作戦は骨なし魚を助長し却って魚離れに
魚離れを食い止めたくても長い眼で見れば魚の加工食品は逆効果

K493648663
秋刀魚は加工食品ではなく鮮度の良いものを食べたい

■骨がない秋刀魚スティック(骨とりさんま)に味覚の秋は来ない!?
日本人の魚離れが言われており、現に2000-2010年の10年間に摂取量が26%も減少しています。魚離れは成人・子供だけではなく、意外にも人生を魚中心に食べてきた高齢者にも進んでいるのです。そこで魚の需要を増やすために水産庁が打ち出したのは、ファストフードにならい「ファストフィッシュ作戦」です。

予め魚の骨を加工場で抜いておけば、消費者に手間が掛からず食べやすいと考えた点です。秋刀魚を、頭部・尾・内臓を取り除いた“骨なし魚”(骨とりさんま)にして、数本の身肉だけの秋刀魚スティックにして、オシャレなパッケージで販売します。スパイシー・バジルなどの味が付いており、フライパンで焼けばそのまま食べられるものです。また水産庁が勧める数々ある魚製品も、要するに加工食品化されたものです。フライパンで焼く・レンジでチンするだけで食べられる、魚調理の簡単化を目指しています。

しかし加工食品化すれば元々の魚の食べ方から遠退き、魚本来の味からも掛け離れてしまいます。また余分な添加物も加えられ、健康にも良いとは言えません。本末転倒なやり方であり、良識ある消費者に理解を得られないでしょう。長い眼で見れば、こんなことで魚の消費量が増えるとは思えません。

■魚の加工食品化は魚そのものの美味しさを分からなくするだけ
農水省の調査では、6割の方が肉類より魚介類のほうが健康によいと回答しています。調査からは魚を食べたい意識はあっても、実際に食べられていない実態が見えます。ある専門家は、魚離れといっても魚そのものを避けているのではなく、家庭での「魚の調理離れ」が原因と指摘します。

現在の若い親は魚の捌き方や調理方法を知らず、あるいは知っていても忙しさから面倒で調理しないことが原因です。そうした背景で、水産庁が進める「ファストフィッシュ作戦」の骨子は、到底、魚料理と言えない~魚の加工食品を食べ続けさせることです。これでは親が子供に、その子が親になったら、ますます子供には魚調理をしなくなるでしょう。一方、魚の加工食品化が進むと、「規格魚」と言われる一定の大きさの魚しか採用されなくなり、規格外の小さい魚・大きな魚は捨てられてしまうのです。

この作戦による魚の消費量増加は、極めて一時的・限定的と考えられます。それよりも基本的に、骨のある新鮮な魚を調理して食べることを認識させることが、親と水産庁の役目ではないでしょうか!加工食品化が進めば、魚本来の美味しい味が分からない人間が増え、却って「魚離れ」が進むことは間違いありません。

Sankoua
バカ親達への給食クレーム対策がきっかけで骨なし魚が大ヒット
スーパー・弁当店が増えれば同じ大きさの規格魚ばかりが求められる

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バカ親達への給食クレーム対策がきっかけで骨なし魚が大ヒット/食品のカラクリ・魚介類8

2014年04月04日 | 魚 介 類
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食品のカラクリシリーズ 骨なし魚/魚介類
バカ親達への給食クレーム対策がきっかけで骨なし魚が大ヒット
親の我が子への躾怠慢と料理の手抜きが骨なし魚を急激に増やした

K48793540310 骨なし魚のイメージ

■骨なし魚は最初病院食・高齢者用として開発された
「骨なし魚」が大ヒット中、といっても軟体動物(魚)ではありません。骨なし魚は、1990年代の終わり頃から、病院の患者や老人介護・福祉施設のお年寄用の食事として開発されました。喉に骨が刺されば命取りになりかねませんので、事故防止用の“対策魚”だったのです。

思わぬことから人気に火を点けたのは、学校給食です。絶えない“バカ親”からのクレームが、骨なし魚の給食採用のきっかけとなったのです。最近の子供は箸使いが下手で注意力も散漫のため、親から「子供の喉に骨が刺さった、どうしてくれるのだ!」、子供も1本でも小骨が入っていると怖くて給食が食べられず、すぐ“モンスター・ペアレント”が職員室に怒鳴り込むそうです。

そもそも箸使い・注意力は家庭の躾の問題で、何でも学校のせいにするバカ親が多過ぎます。またバカ親に耐え切れない学校も問題ですが、こうした経緯が全国的な骨なし魚の登場なのです。今ではスーパーの売れ行きもよく、年間数百億円の需要があります。多くは切身ですが、秋刀魚や鯵(あじ)など“尾頭付き”の丸々1匹の魚も骨なしで出回っています。こんな魚より、秋刀魚など丸ごと1匹の新鮮な魚や、ちゃんと骨の付いた栄養がある魚を食べるべきです。

■親や子供は東南アジアの作業女性の苦労を分かっているか!
手間がいらず・魚の臭い残滓が出ないことから、主婦・女性に人気沸騰中です。秋刀魚・鯵・鯛(たい)・鮭(さけ)・鱈(たら)・鰈(かれい)、その他多種に渡り骨なし魚が出回っています。

問題は、骨抜き作業にタイ・ベトナムの女性が低賃金・悪環境下で働かされていることです。秋刀魚の場合、1匹30分を掛けて200本以上の小骨をピンセットで抜きます。現地は外気が40℃以上にも関わらず、工場内は10~15℃で保たれ、半解凍の魚を氷の上に乗せて寒さに震えながら作業しているのです。1匹1匹を、X線残骨検査機によるチェックも行います。丸ごと1匹の魚は、危険度がある食品添加物(結着剤)で身を貼り合せます。作業後に再び冷凍して輸入し、国内の加工工場あるいは食卓で2度目の解凍するため味が劣るのは当然です。

日本近海では、新鮮で安全な生の魚が獲れます。その魚を子供が自分で小骨を取ればいいものを、心情的に東南アジアの女性に失礼です。親の子供への躾の怠慢と料理の手抜きが、子供を駄目にしています。ただでさえ摂り過ぎる食品添加物を無意味に摂り込み、わざわざおいしくない魚を食べていることです。悲しい世の中・情けない方向に、進んでいると思います。

Sankoua 水産庁のファストフィッシュ作戦は骨なし魚を助長し却って魚離れに

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ホッケに400本の注射針を射ち込むインジェクターとはどんな機械?/食品のカラクリ・魚介類7

2014年04月02日 | 魚 介 類
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食品のカラクリシリーズ 居酒屋のホッケ2(インジェクター)/魚介類
ホッケに400本の注射針を射ち込むインジェクターとはどんな機械?
インジェクションで溶液を増量すれば飲食店・水産業者が儲かる図式

K47yun_10747 写真は鯵の開きです

■インジェクターとはデンマークfomaco社製の食品加工機械
前号では、「ホッケ」などの魚介類に注射針のような機械で、調味料を射ち込むことをお伝えしました。皆様は、ホッケがこんな目に遭っていることなどご存じなかったでしょう?では注射針インジェクターとは、どんな機械なのでしょうか?代表されるのは、デンマークにあるfomaco(フォマコ)社製の、「フィッシュ・鶏肉インジェクター」「畜肉・鶏肉インジェクター」と呼ばれる食品加工機械です。

国内では、(株)タカミ(兵庫県西宮市)が輸入販売しています。ホームページの「製品案内」ページの中段に、仕様・機械写真、肝心な数百本もある針群の拡大写真も載っています。生け花の剣山(けんざん)をひっくり返したような、見るだけでも痛い思いです(笑)。マシンをご覧になれば、インジェクターや魚介類に調味料を射ち込むイメージが分かると存じます。

インジェクション(インジェクター)の写真をご覧になりたい方は、リンクして下さい。魚介類の魚調理が、根本から崩れる思いです。
株式会社タカミ http://www.takami-co.net/
トップページ・中段→「フィッシュ用インジェクター」

■居酒屋で“インジェクション・フィッシュ”の見極め方
魚の国・日本も、肝心な食べる人に分からないまま、こんな魚が密かに急拡大中なのです。どうしてこんな機械を導入するかと言えば、魚の下味・調理の手間を省き、味も食品添加物任せ、調味料をブクブク入れて魚を大きく見せる・増量すればカサを稼げる(加工食品にする場合)からです。従って味も本来の美味しい魚そのものの味ではなく、食品添加物の味なのです。

お客様の健康よりも、店の利益増大・手間の省略を図る“儲け主義”を優先する醜い姿です。そもそも調味液の増量(カサの水増し)インジェクションは、ハムの製造から始まり、成形肉(廃牛の肉・端肉を固めたもの、あるいは硬く古い肉に別牛の脂肪だけをインジェクターで注入して、霜降りたっぷりの1枚のステーキ肉・しゃぶしゃぶ肉にする)に応用され、遂に魚介類まで導入されることになってしまいました。“開きの魚”・干物、切身など加工された魚はやめて、秋刀魚などの丸ごと1匹魚なら安全です。

“インジェクション・フィッシュ?”の見極め方をご案内します。年々、巧妙化しているので、100%確実ではありませんが。(1)魚の背骨を剥がして曲げると、骨がすぐ折れる。 (2)身肉が、あまり締まっていない。 (3)魚を真っ二つに切って切り口の部分を曲げると、身肉に注入されていた調味料がポタポタと落ちる、などです。

Sankoua
前号/居酒屋のホッケが旨いのは400本の注射針を射ったから
ハムは30%もの水や添加物を注射針インジェクターで水増し注入する

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居酒屋のホッケが旨いのは400本の注射針を射ったから/食品のカラクリ・魚介類6

2014年04月02日 | 魚 介 類
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食品のカラクリシリーズ 居酒屋のホッケ1/魚介類
居酒屋のホッケが旨いのは400本の注射針を射ったから
魚の旨みではなくインジェクションで射った添加物そのものの味

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■穴だらけになった魚は栄養素やミネラルが抜け出している
激安居酒屋なのに、何てこの店の「ホッケ」や焼き魚が旨いのだろう?新鮮な魚を使い、調理人の腕も上手なんだと感心している場合ではないのです。そこには板前の調理技術、仕入食材とは全く無縁の現実があります。吃驚する事態は、関係者以外に知っている方は少ないでしょう。2回に渡り、“ホッケのまやかし”をお伝えします。

仕入先の水産加工業者が、インジェクションと呼ばれる400本もの細い注射針を並べた工業マシンで、ホッケや鰤(ぶり)、鯖(さば)などにズボズボと調味料を射ち込んでいるのです。魚に注入した調味料は、濃い食塩水をベースに、還元水飴・でんぷん・ゼラチン・リン酸塩・甘味料・pH調整剤・増粘多糖類・化学調味料などです。普段、しつこい料理の食べ過ぎから、健康を考えさっぱりとした魚を食べる方が多いようです。せっかくの魚でもこんな魚を食べれば、不健康な身体へ逆戻りです。

問題は、400本もの注射針を何回も射ち込むため、魚は穴だらけ(食べる人には見えないが)なってしまい、肝心の魚の栄養素やミネラルが抜け出しているのです。魚の組識自体が破壊されているので、魚の弾力さはなく、骨が簡単に折れたり、魚とは思えない身のほぐれ方をします。こうした“まやかし技”は、参考ページの「成形肉」やハムから応用されているのです。次号に、インジェクション(インジェクター)なるものをご案内しております。

■インジェクションで溶液を増量すれば飲食店・水産業者が儲かる図式
残念ながら魚の国・日本も、肝心な食べる人に分からないまま、こんな魚が密かに急拡大中なのです。ホッケ・鰤・鯖だけではなく、鮭(さけ)・鯵(あじ)・秋刀魚・鰊(にしん)・鱈(たら)・魬(はまち)などにも進行中です。せっかくの天然魚であっても、化学的な添加物で味付けされているため油断がならないのです。

飲食店だけに留まらず、スーパーの切身、開きの干物、三枚おろし、味噌漬け(西京漬け)、フライから冷凍食品まで、“穴あき魚”が泳ぎ回っています。またスーパーやコンビニに売っている紙パック・フィルムを密着させたパック、真空パック、レンジで簡単に食べられる加工魚は間違いなく、注射された魚です。鮮魚と思って食べても栄養は抜け、逆に不必要な添加物が多量に射ち込まれたこんな魚は、加工食品と同じ構図です。

問題はまだあり、添加物の溶液で魚がブクブクと増量されていることです。大き目の魚と思っても食べても、水増しされた“余分な溶液”を飲んだに過ぎません。“水増し”(液増し)は1割程度でも、増量すれば儲かるので今後は増量割合が増えるに違いありません。今のところ、丸ごとの魚はインジェクションされていないので、1匹の魚を買うことです。正直者の魚屋さんの魚なら、調理されていても大丈夫です。

Sankoua
次号/ホッケに400本の注射針を射ち込むインジェクターとはどんな機械?
注射器のような100本の針を射ち込んで作る成形肉の霜降り肉
ハムは30%もの水や添加物を注射針インジェクターで水増し注入する

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