食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

索引【あ(な-わ行)】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.2

2023年11月01日 | 毎日クロス辞書/本文
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あ(な-わ行)気になる言葉の辞書 P.2/54



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チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
生の「ことば検定」、池上情報/池上彰氏のTV情報番組を参考にしたことを示す。
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あ(な-わ行)
アナーキスト = anarchist。①無政府主義者。但し、誤解の多い訳語として忌避される傾向もある。②国家や宗教など一切の政治的権威と権力を否定し、自由な諸個人の合意のもとに個人の自由が重視される社会を運営していくことを理想とする思想。
アナグラム = anagram。言葉の綴りの順番を変えて、別の語や文を作る遊び。投/小学生レベル例 < 稲垣吾郎(イナガキゴロウ)→ 老後長生き(ロウゴナガイキ)、三浦知良(ミウラカズヨシ)→ 叱らず見よう(シカラズミヨウ)。他には、ご飯を前に「ただいまキス」ではなく、「いただきます」。ジャニーズ事務所の新社名「スマイルアップ」に、「ア・スマップ・イル」。
アナクロニズム = anachronism。時代錯誤、時代遅れ。投/出題者は、大阪・関西万博のことを指す。当初予算の1200億円から1850億円へ、さらには2300億円に増額。プラス、セキュリティー200億円は、別途、国が出す。それでも不足するのは、目に見えている。日本維新の会の政治利用として、強引に始めた万博。最初のネーミングは「大阪万博」、大阪の企業だけでは無理になったら「大阪・関西万博」。参加国出展・工期の遅れが目立つようになったら、今度はHPや至る所の看板は「日本万国博覧会」名に変わる。都合が悪くなり、国の責任になすりつけた。当初から時代錯誤、時代遅れだと言われても進める。カジノも始めようとしている。何でこれが<身を切る改革>の一環なのだろうか!どちらも、やめましょうよ。大阪の方→大阪・関西の方→全国の方、気が付いて!
兄貴(あにき) = 「アニキ」と呼ばれる飲食業の隠語。兄弟に例え、仕入れの順が古い食材をアニキ、新しいものをオトウトと呼ぶ。投/月曜や連休明けに海鮮料理店・寿司店に行くと、アニキを食べさせられるので注意を。
豈図らんや(あにはからんや) = ①どうしてそんなことを予測しようか。②意外にも思いがけず。
姐御肌(あねごはだ) = 女親分のような面倒見がよく、気風(きっぷ)のいい女の気性。投/男気(おとこぎ)・男泣き、姐御肌、年増(としま)など、ジェンダー問題に触れるような日本語がまだまだ数多く残っている。
アノニマス(anonymous) = ①名無しの権兵衛。「匿名」を意味する英語。②怪しい髭・怪しい仮面をつけた集団もアノニマスと言う。
荒屋(あばらや) = ①荒れはてた家。自分の家の謙称としても用いる。②休憩所として設けた四方の囲いのない小さな建物。四阿(あずまや)。
アバンギャルド = フランス語。20世紀初め以来ヨーロッパでの、既成の通念を否定し未知の表現領域を開拓しようとする芸術家・芸術運動を指す。前衛派。
泡銭(あぶくぜに) = 正当な労働によらずに、苦労しないで得た金銭。投/1990年頃、日本はバブル時代だった。随分、儲けた人が多いと聞く。そんなことから、バブルと「泡(あわ)」を掛けた例え。その後、巨額が「泡」と消えた人も多いのでは。
アブサン = absinthe・仏語。ニガヨモギを主な香味料としたリキュール。アルコール分約70パーセントの緑色の洋酒。アブサント。投/一方、22年1月10日に亡くなった水島新司による日本の野球漫画。酒豪の強打者・「あぶさん」こと景浦安武(かげうら・やすたけ=あぶとも読む)を主人公とする。
危絵(あぶなえ) = 浮世絵美人画のうち、突風で女性の裾が乱れ、臑(すね)や股があらわになっている図など、好色的な図柄の作品。春画とは区別される。投/広辞苑の第7版は、6版に引き換え、具体的な“いやらしい?”例えに変わった。
虻蜂取らず(あぶはちとらず) = ①あれもこれもとねらって一物も得られないこと。②欲を深くして失敗するのにいう。投/まさしく出題者が言う、「二兎を追う者は一兎をも得ず」の昆虫版。
アブラカダブラ = abracadabra・①まじないの呪文。2世紀頃から使われ出したが、語源は不明。②世界中で広く用いられている手品ショー等での呪文である。
油を売る = ①江戸時代、婦女に髪油を売る者が、ゆっくりと話し込んで商売をしたから。②無駄話に時を過ごす、怠ける。投/江戸時代の油は貴重で、粘着力が強く升などで移し替える際に時間が掛かった。当時は、忠実な仕事ぶりとサービス精神を示す。昨今は、怠けることの代名詞。
安倍川餅(あべかわもち) = 静岡・安倍川ほとりの名物。つきたての餅に黄粉(きなこ)や餡(あん)をまぶしたもの。また焼餅を湯・蜜などにつけ、黄粉と砂糖をまぶしたもの。安倍川近くの名物とする説の他に、徳川家康が茶屋に立ち寄った際、店主が安倍川上流で取れる砂金に見立て「砂金をまぶした金粉餅」と称したことから、家康に「安倍川餅」と命名されたとする説。投/しょっちゅう仕事で新幹線に乗っていた頃、妻が安倍川餅が好きなのでよく車内販売で買って帰った。私は、悪政で有名な日本で一番嫌な政治家の名といっしょだったので、安倍川餅は嫌いだった。でも食べると美味い。
安倍派 = 投/自民党や安倍派が悪質なことは散々書いた。ここでは、敢えて些細な点に突っ込む。安倍氏は存在しないのに、塩谷座長を置いて未だに安倍派を名乗る。まるで、虎の威を借りる狐のごとし。メディアも、塩谷氏ではなく安倍氏の画像や映像をアップで流し続ける。政治もメディアも、出鱈目と忖度がしのぎ合う世界。こうした遺物は、さっさと無くなれ。泉房穂・前明石市長が、年末の羽鳥慎一モーニングショーに出演。安倍派99人がいなくなっても問題ない。説明者の田崎史郎氏にも、一連の自民党の不祥事を事前に知っていながら伝えなかった氏にも責任があると言い放った。近年にない痛快コメントに、ネット上は大盛り上がり。投稿者は番組をリアルタイムで見ていて、涙が出るほど面白かった。
雨脚(あまあし) = 長く筋を引いて地に落ちる雨。雨が降りながら通り過ぎて行く様。また、その速さ。投/「雨模様」(あまもよう・あめもよう)、本来は、今にも雨が降り出しそうな空の様子。しかし最近は雨が降っている様を言うようになってしまった。
天(つ)少女(あまつおとめ) = 天上に住むという少女、天女(てんにょ)。
天の羽衣(あまのはごろも) = 天人の着る薄く軽い衣。投/三保の松原の「羽衣伝説」。その昔、漁師が釣りをしていたところ、松に羽衣が掛かっていた。羽衣の美しさに持ち帰ろうとしたところ、木陰で天女と出逢った。羽衣がないと天に帰れない天女は、返してほしいと願う。漁師は天上の舞を見せてもらう代わりに、天女に羽衣を返す。そして天女は再び空へと帰って行った~と言う話。なお羽衣伝説(羽衣天空ショー?)は各地に残っており、東南アジア・フランスにも及ぶ。天女は、至る所に舞い降りたのだろうか?
天野屋利兵衛(あまのや・りへい) = 江戸前期の大坂の商人。赤穂義士のために武器を調達し、のち自首、追放されたというが、実在したか未詳。投/広辞苑ではそう表記されているが、別資料では「実在の天野屋利兵衛は赤穂藩や浪士と関係のない人物である」ともある。
アミノ酸 = アミノ酸が50個以上結合したものをタンパク質、50個未満のものはペプチドと呼ばれる。ペプチドはいわばタンパク質の弟分で、特に食肉・魚由来のペプチドは血圧やコレステロールの上昇を抑える、脂肪の燃焼効果や抗酸化作用がある、精神状態を活性化させる。投/~と説明するまでもなく、TV(特にBS)では栄養補助食品・健康補助食品のCMばかり。個々には良いものでも真に受けて多種を摂ったら、こんなに「健康に悪い」ものはない(笑)。
アメ横 = アメヤ横丁、通称・アメ横。東京都台東区、JR御徒町駅・上野駅間の高架線下西側にある商店街。第二次大戦直後の闇市から発展、食料品店・雑貨店などが集中。名称の由来は2説あり、①が有力。①戦後、砂糖が手に入りにくかった時代に、周辺で露店を出した中国からの引揚者会が飴を販売し、甘味に飢えた人々の間で大好評を博した。②アメリカ進駐軍の放出物資を売る店も多かった説(アメリカ横丁)。
新巻鮭(あらまき/さけ・ざけ・じゃけ) = 内臓を除いた鮭を塩漬けにしたもの(塩鮭)。荒巻とも書く。投/高橋由一、1828(文政11)-1894(M27)年、江戸生まれの日本で最初の「洋画家」と言われる。原作品を見たことはないが、切手が趣味で「近代美術シリーズ」1980年発行の切手『鮭』で知った。
754sake
(あられがま) = 外面に粒状の突起を鋳出した茶の湯。764araregama 一例
有りの実(梨)(ありのみ) = 梨の異称。ナシが「無し」に通じることに基づく、忌み言葉の言い換え。「梨の礫(つぶて)」=「梨」を「無し」にかけて、便りを出しても先方からはさっぱり音沙汰のないこと。「礫」は、投げつける小石。または、投げつける小さなもの。投/散会・閉じる→お開きなど、縁起を担ぎ反対の言葉に換えることが多い。
アルテミス計画 = 米国政府が出資する有人宇宙飛行(月面着陸)計画。当初計画では2024年までに「最初の女性を、次の男性を」月面に着陸させることを目標としている。アルテミスはギリシヤ神話に登場する月の女神で、アポロ計画の由来となった太陽神アポロンとは双子とされる。
有る時払いの催促なし = 金を貸すに際して、返却は金ができた時すればよく催促はしないという、この上なく寛大な条件を示す言葉。「出世払い」も、その1つか。借金の返済期限を借主が、将来、出世した時と定めること。
アルバイト = ①日本では非正規や短時間労働の意味で使われる。②本来は、ドイツ語で労働者・仕事全体(arbeit)を指す。投/略して「バイト」と称するが彼等を軽視しているように思え、投稿者はアルバイトとフルで言うようにしている。
アレンパ = 投/関西では「アレンパ」が流行っている。タイガースの「アレ」の「連覇」だそうだ。「アレレ・・・」にならぬように。
アロハシャツ = 独特なデザインのアロハシャツのルーツは、日本の着物。100年近くも前にハワイに渡った日本人移住者の生活は厳しく、大事な着物も農作業用にアレンジせざるを得なかった。それらを受け継ぎ、アロハシャツに変化していった。
暗渠(あんきょ) = 覆いをした水路。灌漑・排水などのために地下に設けた溝。投/唱歌「春の小川」のモデルは、代々木の河骨川(こうほねがわ)と言われる。現在は暗渠になっているので、さらさら行って(流れて)いるか見えない。
あんこ = 伊豆大島の娘。「姉(あね)こ」が転じたとも言われる。都はるみの曲、「アンコ椿は恋の花」。
杏子(あんず)より梅が安し = 笑い言葉 < 「案ずるより産むが易し」の地口(じぐち)。しかしコロナ禍では「案ずる」必要があり、相当、妊娠届け数(出産数)が減っている。
アンチヒーロー = anti-hero。平凡な人物や悪人など、類型的な英雄像から外れたヒーロー。投/ヒーローと異なり、アンチ・-については明確な定義が見出されておらず。受け取る側の人それぞれ、主観に拠るところが大きい。
アンデスメロン = 林修情報/南米・アンデス山脈とは全く関係がない。栽培しやすいことから、「作って安心」「売って安心」「買って安心」~「安心ですメロン」という名で売り出す予定だった。しかしセンスがないとのことから、略されることになった。「プリンスメロン」は、1960年代、真桑瓜(まくわうり)の一種「ニューメロン」と「シャランテ」の交配により開発した品種。名の由来は、横浜の青果商グループ「プリンス会」が試食したことから。皇室には由来していない。「マスクメロン」は英語のMASK(面)ではなく、フランス語のMUSK(香:じゃこう)から来ている。麝香は、香水の原料になる高級な香料。高貴な香りが発するメロンということで名付けられた。
案に、暗に(あん・~) = 「案に」=頭の中であれこれと考えた事柄。考え、特に予想。「-・相違する」、「-・違(たが)う」。一方、間違えやすいのが「暗に」=①表面にあらわれないように。②間接的な仕方や表現で、それとなく。(-・匂わせる)。
鞍馬(あんば) = ①鞍(くら)をおいた馬 ②男子体操競技の一つ。馬の背の形をした台上に二つの把手(とって)をつけ、この上で下肢を接触させないで体を回転させる。投/「あんば」も「くらま」も同じ字を書くが、使う用途が違うので読み方は迷わない。子供の頃、“アラカン“こと嵐寛壽郎(あらし・かんじゅうろう)の映画「鞍馬天狗(くらまてんぐ)」を見た。大村崑ちゃんの「頓馬(とんま)天狗」には、笑った。また歳がバレる。
安保理(あんぽり) = 投/国連が機能しないのは、常任理事国が持つ「拒否権」。しかし一方で専門家によると、大国に拒否権を与えたのは国連の前身・国際連盟の失敗の反省から。1933(S8)年、日本・ドイツが国際連盟から脱退し、第2次世界大戦へ進んで行ったこと。拒否権を国連の「安全弁」と表現し、拒否権を与えて脱退しにくくし、あるいは多数決だと大国同士の戦争に発展しかねないため。

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「毎日新聞クロスワード」に出題されたワードから、ピックアップしたものです。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語
辞典第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の投稿ネタ、投稿者
の感想(投/~と表記)を加え編纂しております。

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