食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

索引【さ】毎日新聞クロスワードサポート辞書P.21

2023年08月31日 | 毎日クロス辞書/本文
Mcwpt 毎日新聞クロスワードサポート
気になる言葉の辞書 P.21/54



いつも毎日新聞クロスワードサポート(気になる言葉の辞書)にお越し頂き、誠に
ありがとうございます。
チコ情報/NHK番組「チコちゃんに叱られる」、林修情報/テレビ朝日・林修先
生の「ことば検定」、池上情報/池上彰氏のTV情報番組を参考にしたことを示す。
画像アイコンをクリックすると拡大します。
文字が見にくい場合は、右サイドバーの「文字サイズ変更」の『大』をクリック。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

才気(さいきかんぱつ) = 才気がはじけるように表に出るさま。才気・才知は才能と知恵。物事をうまく行う、頭の働き。
西行(さいぎょう) = 平安末・鎌倉初期の歌僧、1118~1190年。鳥羽上皇に仕えて北面の武士。23歳の時、無常を感じて僧となり高野山、晩年は伊勢を本拠に陸奥・四国にも旅し、河内国の弘川寺で没。新古今和歌集には94首の最多歌数採録。家集「山家(さんか)集」。出題の「願わくば花の下にて春死なん その如月(きさらぎ)の望月(もちづき)の頃」とは、「できれば陰暦2月15日頃、満開の桜の木の下で死にたい」という意味である。釈迦の命日で、西行のお釈迦様へのあこがれを詠ったもの。
宰相(さいしょう) = 総理大臣・首相。メディアなどでは首相と呼ぶ。また英国・ドイツなど諸外国の元首に対して、行政の長を首相と呼ぶ。
サイドビジネス = 昨今は副業を認める企業が現れたことから、複数の仕事をこなす意味の「複業」という言い方も出てきた。
最南端 = 投/「県庁所在地」の最南端・最西端は沖縄県・那覇市だ。よく引っ掛けクイズで出てくるのが、最南端・最東端の「都道府県」は? 沖縄県や北海道と思いきや、正解はどちらも「東京都」。最南端が沖ノ鳥島、最東端は南鳥島、東京都に所属する島嶼(とうしょ)。
采配(さいはい) = ①軍陣で、大将が打ち振って士卒を指揮するのに用いた具。②転じて、指図・指揮。投/采配を振る?振るう? 文化庁の調査では、本来の言い方「振る」と答えた人が約3割、誤用とされる「振るう」が約6割。三省堂国語辞典第八版やその他の辞書でも、「振るう」を可とする掲載が出てきた。将来、この言葉も変わる候補に。
採譜(さいふ) = 民謡・歌謡などの曲を聴いて楽譜に書きとること。
在野の学者・研究者(ざいや・-) = 田野の間にいる意、官職に就かないで民間にいること。「-の研究者」。投/こういう方こそ、苦労され真の学者・研究者だ。それに引き換え、政治や官僚、大企業に“おべっか”を使う「御用学者」は絶滅すべき。
竿・棹(さお) = 竿を使って舟を推進させ、流れに乗せること。投/「流れに棹さす」の意味を間違える人が多い。例・上司の意見に棹さす部下→逆らうことではなく、勢いづけたり“よいしょ”すること。
坂口安吾(-・あんご) = 小説家、1906-1955年。「風博士」「黒谷村」の特異な作風で注目を浴びる。戦後、旧来の道徳観を否定した「堕落論」や小説「白痴」で混乱した世相に衝撃を与えた。他に「桜の森の満開の下」、評論「日本文化私観」など。出題の「桜の森の満開の下」は代表作、傑作と称される。山賊と妖しく美しい残酷な女との幻想的な怪奇物語。桜の森の満開の下は怖ろしいと物語られる説話形式の文体で、花びらとなって掻き消えた女と冷たい虚空がはりつめているばかりの花吹雪の中の男の孤独が描かれている。
策士策に溺れる(さくし・-) = 「策士」とは、策略に富んだ人。術策を巡らすことの好きな人は、策を弄(ろう)し過ぎて逆に失敗してしまうことがあること。
“さくら”(偽客) = 露店商などで業者と通謀し、客のふりをして他の客の購買心をそそる者。また、まわし者の意。謂われは諸説あり。①江戸時代に芝居小屋で歌舞伎を無料で見せてもらうかわりに、芝居の見せ場で役者に掛声を掛けたりしてその場を盛り上げること。②転じて、業者と結託し商売が済むと桜の花のようにパッと散ること。③桜の花見はそもそもタダ見であり、その場限りの盛り上がりを「桜がパッと咲いてサッと散ること」にかけたものなど。投/テレビショッピングの煽りは、まさしく「”さくら”を見る会」ではないのか? 芸能人の成れの果てを見るようで辛い。
笹の(ささのつゆ) = 酒の異称。また、少量の酒。「酒」を「ささ」と呼ぶことに引っ掛けた。
山茶花(さざんか) = ツバキ科の常緑小高木。葉は厚い。秋から冬にかけて白花を開く。八重咲・一重咲、淡紅・濃紅など園芸品種が多く、庭園・生垣などに植栽。投/元々は漢字の通りサンサカ・サンザカと言っていたものが、音位転換し現在の言い方になった。出題例の童謡「たきび」の歌になぜ山茶花が出てくるか不明ながら、今時、たき火をしていたら119番通報されてしまう。歌詞も「きたかぜぴいぷうふいている」「こがらしこがらしさむいみち」と、かなり強い風の中でのたき火。消防署関係者には、火災予防の観点から冷や冷や物の“危険な歌”と思われる(苦)。因みに「木枯らし1号」とは8m/秒以上の風。段々、吹かない年が増える。
(さじ) = 大匙15ml(cc)、小匙は5ml(cc)。投/匙より、スプーンと言う時代になって久しい。分量を量る尺度だったものが、程度・度合いを表すことに発展し匙加減・匙を投げる言葉も生まれた。匙で真っ先に思い出すのが、TV料理番組で「美味しゅうございます」のフレーズが一世風靡した、2015年・91歳で亡くなった料理記者・岸朝子さん。それまでの料理本は、「塩少々・一つまみ」など曖昧だった。彼女が出版した本は、醤油や砂糖「大匙○杯、小匙△杯」や数量・容量表記を行い、料理に不慣れな若い方や新米主婦に絶大な信頼を得た。料理界では画期的なことで、今やそれがスタンダードとなった。
座敷牢(-・ろう) = 昔、格子などで厳重に仕切り外へ出られないようにして、罪人・乱心者・放蕩者(ほうとうもの)などを押し込めておく座敷。
差し出口(さしでぐち) = でしゃばってよけいな口出しをすること。また、その言葉。「-をたたく」。
させていただく = ①相手の許可を受けて行う。②恩恵を受けること。投/『させていただく』のテーマの論文発表と出版したのが法大・椎名美智教授。書籍を読んだが、かなり難しかった。多用されている使い方は、相手から「バッシングを受けない予防策」で①②の要素はなく、謙譲語と勘違いしているなどなど~。投稿者もかねがね感じていた嫌いな言葉で、極力、①②の要素以外は使わないようにしている。鑑みれば、「誰に了解を得たの?」と突っ込みを入れたくなる。また取りようによっては、こんな厚かましい言葉はない。
(さつ) = 25年に、1万円札の肖像が福沢諭吉から渋沢栄一に代わる。投/以前、ブログ投稿に自作川柳を載せた「万円札・福から渋へ・縁起ワル(悪)!」。一定期間ごとに札を刷新するのは、①偽札防止 ②国立印刷局職員の技術伝承 ③タンス預金を市中に回して景気高揚させるなどの理由がある。*新デザイン札が出ると、旧札が使えなくなる心理(実際は使える)が働き、お金を使い出す効果ありとされている。
(さつ) = 寺の意。「名刹」は名高い寺を指す。
五月の鯉の吹流し(さつき・-) = 鯉幟(こいのぼり)のように腹の中に何もない、さっぱりとした気質を表す語。「江戸っ子は・-」。⇔反対語。腹に一物(いちもつ)。心中に何か企みがある。投/過去に出題された笑い言葉 < 腹に一物、背に荷物。
ザッピング = zapping。①リモコンを使ってテレビのチャンネルを頻繁に変えること。 ②録画した番組のコマーシャル部分を削除したり早送りしたりすること。投/視聴者が小刻みにザッピングすることから、CMの入れ方、番組構成、番組開始時間、その他、複雑・雑多な番組運びになった。視聴者と放送局(スポンサー)の騙し合いが激しくなり、投稿者はウンザリしてますますTVを観なくなる。
左党(さとう) = 酒好きな人を左党・左利きと言う。投/麻丘めぐみの「♪わたしの彼は左きき」の歌が流行った時、世のオジサンは遂に酒飲みの歌ができたかと驚嘆した。
サバ= 笑い言葉 < フランス語の「元気?」という意味と同じ魚は鯖(さば)。仏語・Çava・サヴァ。
鯖を読む(さば・-) = ①昔、鯖は傷みやすく数が多かったため急いで数えられ、実際の数と合わないことから、その“いい加減に数を数える行為”が語源と言われる。②その後、数をごまかす例えに使われる。投/「鯖を言う」は、誤り。
さび = 歌謡曲で、他より強調された聞かせどころの部分。投/歌謡曲などで、「触り(さわり)」を歌い出し部分と思うのは間違い。元は義太夫(ぎだゆう)で、目立つ箇所。転じて、曲の聞かせどころ・サビ。
五月雨・五月晴(さみだれ・さつきばれ) = どちらも5月の爽やかなイメージがあるが、五月雨は陰暦5月(現5月下旬から7月上旬)頃に降る長雨、梅雨。五月晴は、現在は5月の空に晴れ渡ることとされているが、本来は梅雨の晴れ間を指す。投/松尾芭蕉「奥の細道」~五月雨を集めて早し最上川。1689(元禄2)年5月末、山形の句会の発句では、早しが“涼し”だった。後日、急流を下り怖い思いをし推敲した結果 ”早し”になった。涼しと早しでは、全く趣が異なる。
然様/左様(さよう) = 「左様」は、そのとおり、そのよう、そう。「-でございます」。但し左様は当て字で、然様が本来の字。「然(さ)」は、すでにある事物・状態などをうけて、それを指示する語。「左様なら」は、「それならば」の意で別れの挨拶語。一例「左様ならば(そういう事情ならば)、これでお別れしましょう」。投/現在でも使われる例は、「然(さ)もないと-」。別れの言葉として使われ、さようなら、さよなら、さらばに転化。
更級日記(さらしなにっき) = 菅原孝標(たかすえ)の女(むすめ)の日記。寛仁4年(1020)9月、13歳の時、父の任国上総を出発したことに筆を起こし、康平元年(1058)夫橘俊通と死別した頃までの追憶が流麗な筆致で書かれている。夢の記事が多い。
ザルツブルク = Salzburg。オーストリア中部、ドイツとの国境近くの都市。同名の州の州都。中世の城や教会が多い歴史地区は世界遺産。モーツァルトの生地。毎年の音楽祭は有名。投/ザルツブル?ザルツブル?投稿者はドイツ語も分からないので調べたら、ドイツ語の語尾のgの発音は[k]と書かれていた。外国語の日本語表記は、もちろん前者である。投/ブルドッソースの場合は、明治時代の人には言いにくかったことから創業者が敢えて「」とした。
触り(さわり) = ①義太夫節の中に、他の音曲の旋律を取り入れた箇所。曲中で目立つ箇所になる。②転じて、邦楽の各曲中の最大の聞かせ所。③さらに転じて、一般的に話や物語などの要点、または、最も興味を引く部分。「-だけ聞かせる」。投/歌謡曲などの歌い出し部分と思うのは間違い。正しくは、曲の聞かせどころ・サビ。
(さん) = 粉薬のことで、固形薬は「丸」(がん)。投/龍角散・太田胃散、便秘に毒掃丸を飲んだことがある。太田胃散のCMはご存じのようにゆったりとしたピアノ曲で、ショパン作曲「プレリュード第7番」。胃腸薬だけに、「イ長調」です。クイズ>怖いモノなしの王様でも、太田胃散を見ると逃げるのはなぜ? 王退散(おお・たいさん)。龍角散のフレーズは「ゴホンと言えば・・・」だったが、今はゼリー状になり「ゴクンと言えば・・・」に変わった。これでは、龍角“散”とは言えないのでは。
三英傑(さんえいけつ) = 投/秀吉・信長・家康は、どういうイントネーションで発しますか? 三英傑も形無し?最近の大河ドラマや時代劇は、俳優が武将名を若者言葉の平板読みするので興覚め。
三権分立 = 権力の濫用を防ぎ、国民の政治的自由を保障するため、国家権力を立法・司法・行政の相互に独立する3機関に委ねようとする原理。投/安倍“誤”録は、国会で「私は立法府の長」と発言し大問題に。奢り高ぶり、本人は本当にそういうつもりでいたのでしょう。正しくは行政府~。桜を見る会で追及され、参加した後援者のことを訊かれると「募ったが募集はしていない」(笑)。「云々」(うんぬん)を、”でんでん”と読んだ。
珊瑚(さんご) = 投/海水温が上がったり、沖縄・辺野古の埋め立て工事で珊瑚を移設したが“サンゴの肥立ち?”が悪く、絶滅が叫ばれる。一方、中国は南シナ海の美しい珊瑚礁を軍事基地化している。アジア諸国や世界から批判を浴びており、見込みがはずれることを意味する「三五の十八」状態に。それでも中国は南シナ海を拠点にして、太平洋・インド洋に進出する。
三十石船(さんじっこくぶね) = 積荷能力が米30石相当の和船。特に、江戸時代、荷物と客を乗せ、許可を得て大坂・伏見間の淀川に往来した船。投/二代目広沢虎造の浪曲「石松三十石船」は、森の石松が大阪から三十石船に乗り込む。「江戸っ子だってねえ」「神田の生まれよ」「すしを食いねぇ」のセリフが有名。この寿司は、どうやら「押しずし」が有力。石松のパロディー化のような?シブがき隊の「スシ食いねェ!」は握り寿司中心。1986(S61)年発売、時代を表し歌詞にネギトロが歌われていたが、まだサーモンは入ってなかった。
三点支持 = 岩登りの際、四肢のうち一つだけを岩壁から離して移動させ、他の三つは必ず手掛り・足場を確保していること。ロック・クライミングの基本原則。
三度笠(さんどがさ) = 菅笠(すげがさ)の一種。顔面をおおうように深く造ったもの。投/「三度飛脚」などが用いたことからの名。三度飛脚とは、江戸時代、毎月3度、定期に江戸と京都・大坂間を往復した町飛脚。
サントラ(サウンドトラック) = sound track。①サウンドトラックの略。②映画のフィルム片側または両側に設けた、音声を記録する細い帯状の部分。磁気録音帯などに記録する。投/ラジオの映画音楽の紹介時、映画音そのものを収録した「サントラ盤」の表現をよく聴く。今では映画もデジタルになり、随分、仕組みも変わってしまった。
三八(さんぱち) = ①江戸時代、京都島原に一時あった遊女の階級。揚代が「銀38匁(もんめ)」だったから。②「三八式歩兵銃」 明治38年(1905)に制式化された旧日本陸軍の歩兵銃。③「三八豪雪」昭和38(1963)1月の豪雪。北陸を中心に東北・山陰地方など広範囲に被害が及んだ。死者228名。④そして阪神タイガースが38年ぶりの日本一、2023年。~と辞書に載るようではいけない。常に勝たねば・・・
三位一体(さんみいったい) = ①キリスト教で、創造主としての父なる神と、贖罪(しょくざい)者キリストとして世に現れた子なる神と、信仰経験に顕示された聖霊なる神とが、唯一なる神の三つの位格(ペルソナ)であるとする説。この三者に優劣の差別はない。②三つの要素が互いに結びついていて、本質においては一つであること。三者が協力して一体になること。投/投稿者としては、小泉内閣の聖域なき構造改革による財政・税の三位一体の改革を思い出す。しかし結局、国と地方の平等の精神はかき消され主従関係が今日まで続く。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「毎日新聞クロスワード」に出題されたワードから、ピックアップしたものです。
「気になる言葉の辞書」の説明は、広辞苑第七版と明鏡国語辞典第三版・三省堂国語
辞典第八版の解釈を主体に、その他複数の辞書・ネット検索・過去の投稿ネタ、投稿者
の感想(投/~と表記)を加え編纂しております。

クロス辞書/インデックス   クロス辞書/本文の先頭へ戻る

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ジャニー喜多川④事務所タレン... | トップ | 毎日ことば|シャボン玉=ポ... »
最新の画像もっと見る

毎日クロス辞書/本文」カテゴリの最新記事